まんぷく神楽坂

神楽坂を拠点とするWebライターたぬきが、自信をもっておすすめしたい素敵なお店を特集します。

【グラサラ(GRASARA)神楽坂】蕎麦とイタリアンのハイブリッド!新たな世界観がそこに

神楽坂グラサラ(GRASARA)蕎麦

世の中にはさまざまな蕎麦があります。

昔ながらの天ぷら蕎麦やかけ蕎麦は、誰もが知っている定番でしょう。

最近ではラー油や肉が入った、いわゆる港屋系の蕎麦もメジャーになりました。

蕎麦というジャンルは随分バラエティ豊かになったと感じます。

 

神楽坂にオープンしたグラサラ(GRASARAでは、蕎麦のイメージを覆す新たなジャンルの料理を楽しめます。

それはずばり、蕎麦とイタリアンの融合。

日本蕎麦とバジルやポルチーニ、トリュフなどが織りなす、これまでにない創作蕎麦を味わえます。

 

新感覚なのは蕎麦だけでなく、その魅せ方にもこだわりあり。

陶芸家オーダーメイドの陶器を使用したり、ワインのペアリングができたりと、蕎麦とのさまざまなコラボレーションを楽しめます。

グラサラに一歩足を踏み入れれば、非日常空間を味わえるでしょう。

 

この記事では、グラサラへの行き方、店内の様子、メニュー、ランチの感想、混雑具合などを詳しくお伝えしていきます。

グラサラはこんな方におすすめ

・蕎麦とイタリアンが融合した、新たなジャンルの料理を食べてみたい

・神楽坂で、一人やデート、大人の食事会に安心して使えるお店を知りたい

・陶芸家の陶器作品に触れながら、非日常な食事を楽しみたい

※記事の内容は執筆時点の情報です。価格やメニュー、営業時間など今後変更の可能性があるため、訪店の際はお店のWebサイトやInstagramをご確認ください。

 

グラサラ基本情報

店名のグラサラとは、イタリア語のグラノサラチェーノ(蕎麦粉)に由来するもの。

イタリア風にアレンジした、新感覚の蕎麦が名物です。

以前は勝どきで営業していましたが、2022年6月に神楽坂に移転オープンしました。

www.grasara.com

●GRASARA基本情報

住所

東京都新宿区神楽坂6-34-4

フェリーチェ神楽坂2階

営業時間 11:30~14:00(LO13:00)
18:00~22:00(LO21:00)
定休日

水曜

電話番号 03-6280-7308

※ランチのラストオーダーが13:00と早いので要注意。

グラサラへの行き方

グラサラの最寄は、東京メトロ東西線・神楽坂駅。1b出口の目の前、喫茶店ペルゴーの2階にグラサラはあります。

神楽坂グラサラ(GRASARA)蕎麦 外観

グラサラ外観

神楽坂グラサラ(GRASARA)蕎麦 外観

階段はビルに向かって左手

 

店内の様子

席数はカウンターが4席、テーブルが12席分。

お店に入ると、すぐにスタッフの方が笑顔で迎え入れてくださいました。

インテリアは木を基調とした温かいデザイン。

一人でも居心地よく、落ち着きのある空間です。

神楽坂グラサラ(GRASARA)蕎麦 店内の様子

入口から見た店内

蕎麦店ですが、ボトルワインやグラスが並んでいるのもグラサラならでは。

グラサラではワインのペアリングが可能です。

神楽坂グラサラ(GRASARA)店内の様子

奥から見た店内の様子

窓際のディスプレイには、陶芸家の森岡嘉祥氏による陶器がずらり。

普段なかなか触れることのない、高級な器が並びます。

神楽坂グラサラ(GRASARA)店内

 

ランチメニュー

ランチは昼飲みメインで、お酒に合うよう構成されています。

ランチセットは1500円、コースは2800円~3800円。

蕎麦は3種類で、緑の葉と豚肉ジェノベーゼ、九条ネギと青唐辛子のペペロンチーノ、トリュフ香るキノコと豆乳のポルチーニ(+1000円)。

上記のうち、好きなものを選べます。

神楽坂グラサラ(GRASARA)ランチメニュー

ランチセット(1500円)の内容

 

ランチセットを実食

私が頂いたのは、税込1500円のランチセット。

アイスティー、前菜5種盛り合せ、選べる蕎麦が付きます。

蕎麦の単品はなく、このランチセットが最もリーズナブルな内容になります。

アイスティー

アイスティーはたっぷりの量が嬉しいです。

コップ5杯分ほどなので、友人との会話のお供になること間違いなし。

すっきりした味わいで、前菜盛り合せの口直しにもなります。

神楽坂グラサラ(GRASARA)ランチセット アイスティー

前菜盛り合せ

グラサラでは、前菜盛り合せ→蕎麦の順に、コース形式で提供されます。

蕎麦のセットといえば天ぷらや丼が定番ですが、グラサラでは前菜盛り合せが蕎麦の相方になります。

まるでビストロで出てくるような、しっかりと洋風の前菜が登場。

神楽坂グラサラ(GRASARA)ランチセット 前菜盛り合せ

この日の前菜は、群馬産とうもろこしの冷製ポタージュ、ブラッタチーズといちじく、豚のパテ、クミンのキャロットラペ、バルサミコの紫キャベツ、水茄子。

食材そのものが滋味深く、厳選した食材であるのが分かります。

甘味や酸味がキリッときいた味つけで、迷わずワインが欲しくなります。

神楽坂グラサラ(GRASARA)ランチ 前菜

グラサラでは陶器も注目ポイントです。

陶芸家の森岡嘉祥氏による、オーダーメイドの陶器とともに料理を味わえます。

色とりどりの前菜と陶器が奏で合う、視覚が刺激される一皿。

神楽坂グラサラ(GRASARA)ランチ 前菜盛り合わせ

緑の葉と豚肉のジェノベーゼ

前菜を食べ終えた後、蕎麦が運ばれてきます。

蕎麦は乾麺で120gとのことで、今回は100gで対応して頂きました。

※そのため、写真のボリュームは通常より少なめになります。

前菜が盛り沢山なので、私には蕎麦100gでも多く感じましたが、相当空腹なら120g食べられそうです。

神楽坂グラサラ(GRASARA)ランチ 緑の葉と豚肉ジェノベーゼ

蕎麦は信州産の乾麺を使用。

茹であがりは柔らかく、つけ汁とよく絡みます。

蕎麦にはたっぷりの葉野菜が添えられ、シャキシャキとした食感の変化を楽しめます。

神楽坂グラサラ(GRASARA)ランチ 緑の葉と豚肉ジェノベーゼ

つけ汁は温かいタイプで、昆布と鰹のW出汁。

ジェノベーゼということで、真緑のつゆを想像していましたが、意外にも茶色(麺つゆの色)が強めでした。

神楽坂グラサラ(GRASARA)ランチ 緑の葉と豚肉ジェノベーゼ 

昆布と鰹の風味を味わうと、フレッシュバジルの爽やかな香りが追いかけてきます。

暑い夏に清涼感をもたらしてくれる一品。

昆布とバジルの相性はいかに?と思っていましたが、これが絶妙にマッチしています。

何の違和感もなく、むしろ家で再現してみたいと思うほど舌に合いました。

神楽坂グラサラ(GRASARA)ランチ 緑の葉と豚肉ジェノベーゼ

途中でエキストラバージンオリーブオイル、にんにくオイルを加えると、イタリアン度がアップします。

つけ汁には豚肉が入っていて、低温調理のようなしっとりと柔らかい食感です。

バジルの汁に絡めても、肉の旨味をしっかり感じられました。

一つ一つの食材に隙がなく、シェフの丁寧な調理がうかがえます。

神楽坂グラサラ(GRASARA)ランチ 緑の葉と豚肉ジェノベーゼ

以上、グラサラのランチセットのご紹介でした。

 

混雑具合

平日13:00頃に入店し、先客2名。退店13:20まで後客なし。

ランチは前菜→蕎麦の順にコース形式で提供されるため、時間のある時に行くのがおすすめです。

昼休みに限りのある方は、滞在時間30分くらいを想定するのが良いでしょう。

 

まとめ

グラサラでは、イタリア食材と融合した新感覚の蕎麦を楽しめます。

イタリアン蕎麦という珍しさだけでなく、食材の産地や調理法など一つ一つにこだわりを感じる内容でした。

特別感のあるランチで、1500円のプライシングは妥当と感じます。

接客も素晴らしく、料理についての丁寧な説明も食事をより豊かにしてくれました。

 

また、陶芸家による美しい陶器で食べられるのもグラサラならでは。

前菜のプレートだけを見れば、とても蕎麦屋とは思えない華やかなビジュアルです。

視覚を唸らし五感で味わえる、まさに美食グルメでしょう。

蕎麦という枠にとどまらない、新たな世界観をぜひ体験してみてください。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。