本日ご紹介するカリーナカリーナは、神楽坂商店街に佇むカジュアルイタリアン。
季節の食材をふんだんに使った、絶品尽くしのイタリア料理を楽しめます。
私、カリーナカリーナではランチでも十分満足していたのですが、ディナーは格別でした!
食材が引きたつ丁寧な味つけと美しいビジュアルは、食べる人の心を魅了する内容です。
また、メニューが豊富なのも嬉しいポイント。
その日の気分に応じていろいろ選べる楽しさがあります。
お値段はリーズナブル、お店もカジュアルな雰囲気なので、気軽に絶品料理を味わえますよ。
この記事では、カリーナカリーナのディナーメニュー、食べたもの、お店の雰囲気、混雑具合などをお伝えしていきます。
この記事はこんな方におすすめ
・神楽坂で、大人向けのカジュアルイタリアンを探している
・四季折々の食材を使った絶品イタリアンを食べたい
・カリーナカリーナのランチのファンで、ディナーも気になる
カリーナカリーナの場所
カリーナカリーナの最寄駅は、東京メトロ東西線・神楽坂駅。
1番出口を出たら左に進むと(神楽坂商店街を下る)、右手にカリーナカリーナがあります。
路面店なので、初めて行く方でも分かりやすいと思います。
店内の様子
カリーナカリーナの座席は、お店の入口付近、奥、カウンターの3つに分かれています。
ディナーでは入口付近の席が開放され(4名用テーブル×5卓)、奥の席とカウンターは潰していました。
パーテーションはありませんが、席は余裕をもった配置なので、隣との距離は気になりません。
ディナーメニュー
ディナーに初めて入った私は、メニューの多さに驚きました。
季節の食材を使った料理が多く、本日のおすすめには穴子やカツオ、水なすを使った料理が並びます。
ここからはレギュラーメニューのご紹介です。
冷たい前菜はなんと16種類!
カルパッチョ、カプレーゼ、マリネ、サラダなど、定番料理がさまざまなラインナップで登場します。価格は500~1600円。
温かい前菜は7種類で、価格は700~1300円。
ムール貝のエスカルゴバター、ブルスケッタ、グラタン、アヒージョ、トリッパのトマト煮などがあります。
ピザはマルゲリータ、クアトロフォルマッジなど一通りの種類があり、価格は880~2200円。
私自身カリーナカリーナのピザが好きで、よくテイクアウトしています。
店内で食事中も、ひっきりなしにピザのテイクアウト注文が入っていたので、同店ピザファンは多いのでしょう。
パスタは13種類あり、どれも魅力的なメニューばかりです。
しらすのオイルソース、ポルチーニのクリームソース、かに味噌とズワイガニのトマトソース、カルボナーラ、カチョエペペ、ボロネーゼ等々。
ランチでは選べないパスタもたくさんあるので、ランチファンの方も必見です。
肉料理はブラックアンガス牛、イベリコ豚、美桜鶏のローストなどがあり、価格は1650~5000円。
デザートは6種類で、ティラミス、ガトーショコラ、プリン、パンナコッタなどがあります。
デザートにも季節食材(マンゴーや甘夏など)が使われており、食事の最後まで旬の味覚を楽しめます。
【2022年9月】初ディナー
ここからは、ディナーの初訪問時に食べたものをご紹介します(大人2名)。
ピスタチオのフラン
お通しはピスタチオのフラン。
バゲットにピスタチオのフランとメープルシロップが掛けられた、スイーツのような一品です。
フランとは、生クリームや卵を混ぜて焼きあげる料理で、ムースのようにふわふわな食感が特徴です。
カリーナカリーナではフランが名物で、フォアグラのフラン、ピスタチオのフランなどがあります。
名物のフランを、お通しで味わえるのが嬉しいですね。
ピスタチオのぽってりした甘みに、思わず顔がほころびます。
水茄子と生ハム、すもものマリネ
800円。大阪府・泉州の水茄子、生ハム、すももが入った夏ならではの一品です。
水茄子は噛むたびにシャキシャキとした食感で、みずみずしい爽快感が口の中を走ります。
普通の茄子と違って、エグみは一切ありません。
生ハムも良質なのが嬉しいです。しっとり柔らかく、口溶けが良い。
すももは薩摩芋のように濃い黄色で、完熟そのもの!
すももの甘い蜜と生ハムの塩気、そして水茄子のフレッシュさがシンクロし、食べ終わるのが切ないほど絶品です。
さらにバルサミコソースの甘酸っぱさが全体を引き締め、絶妙なバランスを保っていました。
チーズフォカッチャ
パンが食べたいと店員さんに伝えたところ、チーズフォカッチャを提供して頂きました(メニューには記載なし)。
表面のパルメザンチーズが香ばしく、思わずワインが進みます。
生地にオリーブオイルをたっぷり使っているようで、ジューシーな味わいです。
1人2個で100円とは思えないほど、贅沢感あるフォカッチャでした。
タコとじゃが芋のエスカルゴバター
700円。旬のタコとじゃが芋を、エスカルゴバター(ニンニクとパセリを混ぜたバター)で煮た料理です。
カリーナのエスカルゴバターは、ニンニクはほんのり程度の優しい味わいで、タコやじゃが芋の旨味を感じられます。
タコは簡単に噛みきれるほど柔らかく、しっとりした食感です。
ホクホクのじゃが芋と口の中で上手に混ざり合い、ずっと感じていたい美味しさ。
ボロネーゼ
1320円。ただ「肉のパスタが食べたい」という軽い気持ちで頼みましたが、感動の一皿でした。
とにかく牛肉の旨味がすごいのです。
牛ほほ赤ワイン煮込みのような深いコクがあり、時間をかけて丁寧に煮込まれたのが想像できます。
トマトや玉ねぎをあまり感じない、肉が完全主役のボロネーゼです。
噛めば噛むほど牛の旨味を感じられ、チーズのミルク感と上手にまとまります。
パスタはやや太め、絶妙なアルデンテです。
実は以前テイクアウトでボロネーゼを買ったのですが、店内版のほうが茹で立てということもあり、格別に感じました。
完食と同時に、次回もボロネーゼを頼もうと決意したほど、一度食べたら虜になるボロネーゼでした。
マンゴーのパンナコッタ、チョコとプラリネのジェラート
800円。2種類のスイーツが盛り合せになった一皿です。
マンゴーを練り込んだパンナコッタはぎゅっと濃密な生地で、固めのプリンのような食べ応えがあります。
マンゴーの爽やかな甘さが、口の中をキュッと締めてくれます。
全体にピスタチオが掛けられているのも贅沢ですね。
チョコとプラリネのジェラートは意外にもスッキリしていて、食後も重たくならないよう、計算して作られているのが分かります。
最後の最後まで、口の中に幸せが広がり続ける絶品ディナーでした。
【2022年9月】再訪
遂に一人飲みで訪問しました。晴れの平日18:30に入店。
この日は団体様がいらしたのですが、店員さんがとても親切な方で、隔離された席(店奥の予約優先席)に通してくださいました。
お通しは前回同様「ピスタチオのフラン」。その美味しさに魅了され、思わず単品で注文(800円)。
ピスタチオのこっくりとした甘み、ナッツの濃厚な風味がたまりません。前菜ですが、スイーツとしても楽しめます。
メインは「自家製パンチェッタとキノコたっぷりピザ」を注文(1650円)。
キノコは舞茸、しめじ、マッシュルームなど。
メニュー名に偽りなく、本当にたっぷり入っていて、ピザを持ちあげるとキノコが溢れてしまうほど。
キノコはジューシーにソテーされ、芳醇な風味が口の中でブワッと広がります。
自家製パンチェッタ(ベーコン)も美味しく、口に入れると豚の旨味が弾けました。
ジューシーなキノコやパンチェッタを、ぽってりとコクのあるホワイトソースが見事にまとめあげています。
ピザは水分をしっかり含み、もちもちとしています。ミミはサクッとした食感もあり、一人でも軽く食べられました。
以上、カリーナカリーナでのディナーのご紹介でした。
コスパは?お会計
初訪問時は、大人2名で訪問し、お会計は6540円(コペルト330円、ドリンク4杯込)でした。
今回は腹八分目にとどめましたが、満腹まで食べても1人6000円にはおさまるかと思います。
料理は2人前くらいのボリュームで、前菜やパスタは1000円程度なので、コスパが良いと思います。
混雑具合
お盆の日曜18:30、予約なしで入店(先客1組)。退店19:30までに後客1組。
実はこの日、他2店に行ったものの満席で入れず、悩んでいたところカリーナカリーナに到達しました。
店頭でのテイクアウトが賑わっており、一見すると店内営業していないようにも見えるので、席が空いていたのかもしれません。
サービス、提供時間
神楽坂にお住まいの方はご存知かもしれませんが、カリーナカリーナの店頭にはいつも紳士が立っています。
ディナーでは例の紳士が接客してくださり、終始温かい対応で、私達も和やかな時間を過ごせました。
料理のサイズ感を聞いたところ、実際にお皿を持ってきて分かりやすく説明してくれたのが嬉しいです。
料理の提供時間はゆっくりなので(15分程)、一度にまとめて頼むのが良さそうです。
特に肉料理は40分必要とのことで、お肉は最初にオーダーしておきましょう。
まとめ
カリーナカリーナは気軽に利用できて、四季の絶品を楽しめるイタリアンです。
季節の食材を使ったメニューが多く、料理から四季の風情を楽しめます。
丁寧な味つけと食材の旨味のハーモニーは、舌が肥えそうなほど絶品でした。
メニューが豊富なうえ、何を選んでも美味しいので、食事メインで楽しみたい時にはぴったりでしょう。
ところで、最近私はランチが美味しかったお店のディナーに行くことにハマっています。
カリーナカリーナについても、ランチで満足していたので夜行く必要はないとさえ思っていましたが、本領発揮はディナーでした。
特にパスタは、テイクアウトとは一味違う美味しさです。
ランチやテイクアウトの常連さんも、ぜひディナーを体験してみてはいかがでしょうか。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。