2021年11月、神楽坂のフレンチレストラン「ルコキヤージュ」が営業再開しました!
ルコキヤージュは、神楽坂の中でも特に有名なフレンチレストランで、平日ランチでも予約でいっぱいになるほど大人気。
その魅力は、たっぷりの食材を使用した多彩なフレンチをリーズナブルに楽しめること、お店にずっと居たくなるようなホスピタリティにあると思います。
私はルコキヤージュのファンで4年以上通っていますが、料理の美味しさとコスパ、スタッフさんの温かい接客に毎回感動しています。
一人で訪れても居心地が良く、食事以上の幸せを感じられるので、大切な家族や友人も安心してお連れできるお店です。
この記事では、ルコキヤージュへの行き方、メニュー、食べたもの、混雑状況などをご紹介していきます。
ルコキヤージュはこんな方におすすめ
・神楽坂で特に人気を誇る、料理・コスパ・ホスピタリティの素晴らしいフレンチに行ってみたい
・一人でも居心地がよく、家族や友人を安心してお連れできるフレンチを探している
※記事の内容は執筆時点の情報です。価格やメニュー、営業時間など今後変更の可能性があるため、訪店の際はお店のWebサイトやInstagramをご確認ください。
ルコキヤージュへのアクセス、営業時間
ルコキヤージュの最寄駅は、東京メトロ各線・飯田橋駅。B3出口から徒歩2分です。
飯田橋駅B3出口を出たら、まずは右に進みます(神楽坂通りを上る)。
ファミリーマート神楽坂三丁目店の手前で右折し、神楽坂仲通りに入ってそのまま直進しましょう。カラオケ店を通過し、右手の小さな路地に入ると、一番奥にルコキヤージュがあります。
住所 | 東京都新宿区神楽坂2-12-10 ヒルズ神楽坂1階 |
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営業時間 | 平日:11:30~15:00(LO14:00),18:00~22:00(LO20:00) |
土日祝:11:30〜16:00(LO14:30)、18:00~22:00(LO20:00) | |
定休日 | 水曜 |
電話番号 | 03-3269-7003 |
店内の様子
店内は、ボルドーや茶色を基調としたシックで洗練されたデザインです。2006年の創業から時が経ち、どこかレトロな雰囲気も漂い、居心地の良い空間となっています。
フレンチレストランでありながら、堅苦しい雰囲気ではなく、カフェに立ち寄るような気軽さを持ち合わせている点も特徴です。そのため、平日は一人客のOLやサラリーマンも多く来店します。
※写真は団体用にテーブルを繋げており、普段テーブルは離れています。
ランチメニュー
ルコキヤージュのランチでは、お好みや予算に合わせて選べるさまざまなコースやプレートが用意されています。
ランチコースは全部で4つあり、特にシェフのおすすめコースは前菜2品・メイン2品・デザート・カフェがセットになり、特別な日にぴったりのお食事になりそうです。
一人で気軽にランチを楽しみたい時には、平日限定のプチコースがおすすめです。このコースには前菜とメインが付いており、お腹の具合によってデザートを追加するかは自由なので、私好みのコースでもあります。
ルコキヤージュの魅力「何度行っても楽しめる」理由の一つは、前菜・メイン・デザートのバリエーションが豊富で、自分の好みにぴったりの食事を選べるから。季節ごとに新しいメニューも加わって、その日の楽しみが広がります。
初めての方は、まずは平日限定のお手頃ランチにトライするのもおすすめ。フレンチレストランでありながら、予算2,000円ほどのリーズナブルなお値段で贅沢な料理を楽しめます。※2023年12月現在、キッシュランチはお休み中。
ランチで頂いたもの
ここからは、私が今までルコキヤージュで頂いたランチをご紹介します。
真鯛のポワレ あさりと海老のナージュ仕立て
2023年9月中旬、ルコキヤージュに再訪し、平日限定ワンプレートランチを楽しんできました!
真鯛のポワレ(1,700円)は、こんがりとキツネ色に焼きあげられ、その香りと見た目にお腹がグゥ。さらに、普段あまり味わえないほど真鯛の身が分厚く、空腹が待ち望んでいたフォルムです。
真鯛を口いっぱいに頬張ると、ふわっと柔らかい食感から、身の詰まった濃い旨味が広がります。
続いて、香味野菜と白ワインをきかせたナージュ(ミルクスープ)を啜ると、こちらも絶品。たっぷりのあさりと海老の旨味が、上品な甘さのナージュに溶け出し、心がホッと落ち着くような優しい味です。さらに、フレンチでは珍しい雑穀も入っていて、プチプチとした食感が面白い!
そして、サラダも食の進む一品となっています。たっぷりのレタスはみずみずしく、トマトはジュワッと甘さがあり、爽やかな味わいのドレッシングと生ハムも食欲をそそります。
それでは、以前のランチメニューもご紹介していきましょう!
コックオーヴァン
待ちに待った営業再開の初日、頂いたのはコックオーヴァン(鶏と野菜の赤ワイン煮)です。
店内は満席で、営業再開を待ち望んでいたであろうお客さんで賑わっていましたが、オペレーションが良く15分ほどで提供されました。
まず、料理のボリュームに感激。これからコキヤージュの美味しいフレンチで、お腹を満たせるのだという期待が高まります。
茶色は正義、と諭されているかのように、ツヤツヤのブラウンスープがたまらなく美味しそう。
まるでシチューのようにトロトロ食感で、ほんのり甘みのある濃厚な味わいです。
スープの一口には、骨つきチキンや玉ねぎ、にんじんなど、さまざまな食材の旨味が凝縮していて、平日ランチとは思えないほどの贅沢でした。
食べるたびに空腹が刺激され、白飯にも合いそうなどと妄想しながら、ホカホカのパンをおかわり。
若鶏のポワレ シャスールソース
若鶏は200gくらいありそうなビッグサイズ!この料理に限らず、コキヤージュのメイン料理はボリューミーなので、お腹をしっかり空かせて行くのが鉄則です。
お肉は皮パリッ!身はふっくらジューシーで、誰もが羨む理想的なチキン。
噛むたびに感じる、ブリンブリンとしたダイナミックな弾力に、ここがフレンチレストランであることを忘れてしまいそうになります。
シャスールソースは、デミグラスソースやトマトをベースにしたもので、こっくりとした甘みが特徴的でした。
鴨と柿のガレット
2022年11月、季節限定「鴨と柿のガレット」を頂きました(税込1,500円)。
運ばれてきた瞬間に、バターの芳醇な香りがふわぁっと漂ってきて、その匂いにクラクラしてしまいます。
ガレットの表面はカリッと焼けて、中はもちもちとした食感。このコントラストを楽しめるのは、ルコキヤージュならではだと思います。
そして、山形県産の庄内鴨×柿が名コンビ!この意外な組み合わせから広がる美味しさは、今でも忘れられないほど衝撃的でした。
庄内鴨は、低温でローストしたようなしっとり柔らかい食感で、肉の旨味はもちろん、脂の甘みさえも美味しい。そこに柿の濃厚な果実感と、バルサミコソースの甘酸っぱさが加わり、意外な食材同士が見事なバランスを遂げていました。
海老アボカドのタルティーヌ
2022年7月、平日ランチで「海老アボカドのタルティーヌ」(1,000円)を頂きました。
こちらはライ麦パンにアボカドペースト、海老、サーモン、ディルなどを乗せた贅沢なオープンサンドです。別途フランスパンも付いてきて、これが1,000円は本当にお得。
海老はぷりぷりとジューシーに茹であがり、サーモンはお値打ちランチと思えないほど風味が豊かです。タルティーヌの、どの部分をかじっても悶絶級に美味。店員さんから「お味はいかがですか?」と聞かれて、思わず「美味しいです!」と興奮気味に答えてしまいました。
キッシュ盛り合せ
2022年11月、平日限定ワンプレートの「キッシュ盛り合せ」を頂きました(1,000円)。当時はキッシュ2種類が付く内容でしたが、現在はキッシュ1種+デリが付く内容に変わっています。
ルコキヤージュのキッシュは、軽食という概念が覆るほど食べ応え満点です!
パイ生地は密度が高く、バターの芳香が口いっぱいに広がります。この塩味と卵液の甘さが絶妙で、いつまでも味わっていたい魔性的な美味しさです。
また、噛むたびにサクサクと心地よい音が鳴り、それに耳を傾けながら食べるのも、一人で過ごす楽しい時間でした。
キッシュ2種のうち、1種は「かぼちゃのキッシュ」でした。デザート系のキッシュかと思いきや、クリームチーズとベーコンの塩気で、しっかりと食事になる味わいでした。
キッシュ2種のうち、もう1種は「海老とアボカドのキッシュ」。
こちらは通年で食べられる固定メニューで、さすがに完成度が高く、何度もリピートしています。
アボカドのクリーミーな食感と、ふわふわの卵液が二重奏になり、フレンチらしい上品な味わいです。
チョコレートテリーヌ
チョコレートテリーヌは、ルコキヤージュの看板メニュー。フレンチレストランの知識と経験から厳選した素材で作られ、食事の締めくくりにぴったりの贅沢な味わいを楽しめます。
美味しさの秘密は、世界のパティシエが愛用するフランス・ヴァローナ社のクーベルチュールチョレートを100%使用していること。
さらに、3種のクーベルチョコレート(アラグアニ・マンジャリ・カラク)を独自で配合しており、ルコキヤージュ独自の味を楽しめます。
つまり、ルコキヤージュのシェフが素材配合から手掛けるため、シェフの料理のファンの方は必食の一品です。
一口頂くと、ねっとりとした濃厚な舌触り。クーベルチュールチョコレートの、甘さと渋さが絶妙に組み合わさった奥深い味わいが口いっぱいに広がります。
チョコレートテリーヌといえば、生クリームが入るため重たいイメージがあるかもしれませんが、ルコキヤージュのは重たくないのが不思議です。満腹でも最後の一口まで美味しく頂けるので、若い方やご年配の方も楽しめます。
このように、素材と配合にこだわった美味しい一品なので通販でも大人気。楽天などの通販サイトではトップセラーで、さらに2019年にモンドセレクション金賞を受賞しています。
また、チョコレートテリーヌだけでなく、季節によってさまざまなテリーヌが登場します。
2022年11月には、秋冬限定のモンブランテリーヌを頂きました(写真はチョコレートテリーヌとの盛り合わせ)。
一般的なモンブランの「渦」がギュッと詰まったような濃密な味わいで、栗のこっくりとした風味にノックアウト。もしかしたら、ふつうのモンブランより好きかも?と感じるほど美味でした。
ティラミス
ふわとろのマスカルポーネチーズはスッキリとした味わいで、甘めのココアスポンジとベストマッチ。こちらのティラミス、結構なボリュームがあり完全に満腹になりました。
以上、ルコキヤージュのご紹介でした。
ランチは予約がベター
ルコキヤージュのランチに行くなら、一人でも予約して行くのがおすすめです。
人気店のため、曜日に関係なく常に混雑しており、開店後すぐ満席になることも多い印象です。お店に行く直前でも、電話して席が空いているか確認するのが安全だと思います。
以下、私が行った時の混雑状況です(記録している限り)。
①平日12:50(晴れ)
→満席。入店まで10分待ち。
②平日12:30(晴れ)
→残り1席に滑り込み。退店13:20までに後客2組、常に満席。
まとめ
ルコキヤージュでは、贅沢な食材をつかった多彩なフレンチを、リーズナブルに楽しめます。
店員さんのホスピタリティも素晴らしく、一人でも幸せな気分にさせてくれます。
もちろん、大切な家族や友人をお連れするにもぴったりです。たとえば誕生日祝いやプチ同窓会など、特別な日にルコキヤージュの料理を楽しむことで、かけがえのない時間をより素敵に彩ってくれるでしょう。
一人であれグループであれ、ルコキヤージュはお腹も心も満たしてくれるお店ですので、ぜひ行かれてみてください。
最後までお読み、ありがとうございました。