神楽坂のフレンチビストロ「ルコキヤージュ」が、遂に営業再開!さっそく行ってきました。
同店は神楽坂で圧倒的なコストパフォーマンスを誇るカジュアルフレンチ。
敷居の高そうなフランス料理でも、ランチは千円台から楽しめます。
抜群に美味しい料理と、温かいおもてなしは一度来た人の心を掴んで離さないでしょう。
フレンチですが、カフェのように可愛い空間なので一人利用しやすいのも嬉しいポイント。
コキヤージュはコロナ禍で2020年春から休業していましたが、2021年秋、遂に営業再開。
ファンとしては、再開を心待ちにしていたので本当に嬉しく思います。
この記事では、ルコキヤージュへの行き方、メニュー、食べたもの、混雑具合等をご紹介します。
ルコキヤージュはこんな方におすすめ
・神楽坂で、コスパ最高峰のフレンチレストランに行ってみたい
・料理だけでなく、サービスも重視したい
・肩肘張らず、一人でも気軽に美味しいフレンチを味わいたい
ルコキヤージュへの行き方
ルコキヤージュの最寄駅は、東京メトロ各線・飯田橋。B3出口から徒歩2分です。
飯田橋駅B3出口を出たら右に進み(神楽坂通りを上る)、ファミリーマートの手前で右折。
すると、神楽坂仲通りに入るので、そのまま直進しましょう。
カラオケ店「かぐら」を通過し、右手に見える小さな路地に入ると、ルコキヤージュはあります。
店内の様子
店内はボルドーや茶色を基調とした、お洒落な空間です。
フレンチですが、カフェのようにカジュアルな雰囲気。店員さんも明るいので、一人でも居心地よく過ごせます。
座席はテーブルのみ。ざっと数えて、30名ほど入りそうな席数があります。
ランチメニュー
まずは平日限定ランチからご紹介します。
ラインナップが豊富で、キッシュなどの軽食系から(実際はボリューム満点)、ステーキなどのガッツリ系まであり。
カジュアルフレンチとはいえ、税込1,000円~1,500円で頂けるのは、極めてリーズナブルだと思います。
キッシュ2種 | ¥1,000 |
ガレット | ¥1,000 |
スペシャリテ | ¥1,500 |
タルティーヌ | ¥1,000 |
めかじきのグリル | ¥1,100 |
若鶏のポワレ | ¥1,200 |
豚バラのシードル煮 | ¥1,200 |
牛ハラミのステーキ | ¥1,500 |
ガレット・スペシャリテの内容は時期替わりで、お店のインスタグラムで発信されています。
何度か行って分かったのですが、1,200円以上のメニューには前菜サラダが付くようです(1,000円のメニューには付きませんでした)。
デザートメニューも魅力的です。
通販でも大人気のチョコレートテリーヌをはじめ、アイスクリームやタルト、ティラミスなど色々あります。
平日ランチでは、デザート&ドリンクセットがなんと300円。
立派なセットで登場するので、コキヤージュに来たなら絶対頼むべき!と声を大にして言いたい。
フレンチレストランなので、もちろんコース料理もあります。
ランチコースは4種類で、2,200円~5,000円。
最安2,200円で、前菜からデザートまでのフルコースを楽しめるのは、もはや唖然とするレベルのコスパです。
ランチコースでは、前菜・メイン・デザートは好きなものを選べます。各料理の選択肢の多さも、コキヤージュの魅力です。
前菜は6種類、メインは8種類、デザートは5種類以上もあります。
食べたもの
ここからは、私が今まで食べたもの(ランチ)をご紹介します。
コックオーヴァン
営業再開の初日に訪問。平日ランチの中から、コックオーヴァン(鶏と野菜の赤ワイン煮)を頂きました(税込1,200円)。
「ワンプレート」と書いてありますが、1,200円以上のメニューにはサラダが付くので、嬉しいことに全くワンプレートではありませんw
●バゲット
きちんと小麦の風味を感じられるバゲットです。いつも温かい状態で提供されるのが嬉しい。
お店のインスタグラムによると、愛知県一宮市の「グルマンマルセ」で焼きあげたバゲットを使用しているそうです。
●サラダ
平日限定のワンプレート(1,200円以上)には、単品で頼むレベルの立派なサラダが付きます。
たっぷりのレタスにキャロットラペ、サーモン、茹で卵、クスクスなどが入っています。
サーモンの塩気、ややスパイシーなドレッシングで食欲増進!
これから出てくるメイン料理にも、期待が膨らみます。
●コックオーヴァン
注文して15分後、コックオーヴァンが運ばれてきました。
コックオーヴァンとは、鶏肉と野菜を赤ワインで煮込んだ、フランス家庭料理の一つだそうです。
コキヤージュのコックオーヴァンは、具沢山!
骨つきの鶏肉が2本と、ミニ玉ねぎが丸ごと1個、にんじんなどがたっぷりと入っていました。
お肉や野菜のいろいろな旨味が、ルーの中にギュッと凝縮されています。
濃厚な味つけにパンが進み、思わずパンをおかわり(白飯にも合いそう)。
若鶏のポワレ・シャスールソース
鶏もも肉はふっくらジューシーで、ぶりんぶりんとした弾力がたまりません。
デミグラスやトマトを土台とした「シャスールソース」は、こっくりと甘みのある味わい。
洋食屋さんのような、大人から子どもまで食べやすいテイストになっていました。
お肉は200gくらいありそうなビッグサイズ。
この料理に限らず、コキヤージュのメイン料理はボリューミーなので、お腹をしっかり空かせて行くのが鉄則です。
ハム・チーズ・卵のガレット
税込1,000円。パンも付きますが、ガレットだけでもボリュームがあります。
パリッと香ばしく焼かれたガレットは、もちもちした食感もあり、この絶妙なコントラストはコキヤージュならでは。
ハムやチーズの塩気、たっぷりのリーフレタスでお腹がしっかり満たされます。
鴨と柿のスペシャルガレット
税込1,500円。2022年11月から登場中のスペシャルガレット(季節替わり)です。
山形産の鴨肉に合わせるのは、なんと柿!
鴨×柿の組み合せは抜群でした。上からはバルサミコソースが掛けられ、甘塩っぱいガレットとなっています。
山形産の庄内鴨は、低温でローストしたようなしっとりと柔らかい食感です。
脂にも甘みがあり、この鴨肉だけでもパクパクと食べてしまう美味しさ。
甘酸っぱいバルサミコと、バター香るガレット生地のコンビネーションは、いくらでも食べられそうなほどヤミツキになる味わい。
なお、こちら1,500円のスペシャルガレットには前菜サラダが付きます(1,000円のハムチーズガレットには付きません)。
海老アボカドのタルティーヌ
タルティーヌとは、パンの上に具材をのせたオープンサンドのこと。
2022年7月訪問時のタルティーヌ「海老アボカド」(税込1,000円)を頂きました。
ライ麦パンにアボカドペーストを塗り、海老・サーモン・ディルを乗せた贅沢な内容です。
パンを使った料理ですが、別途フランスパンも付いてきますw
海老はジュワッと茹であがり、脂の乗ったサーモンはプリプリに柔らかく、悶絶級に美味でした。
ライ麦パンの風味も良く、食欲は完全にスイッチオン。
店員さんから「お味はいかがですか?」と聞かれた際、思わず「美味しいです!!」と興奮ぎみに答えるタヌキ。
アボカド好きの心を射止めるほど、たっぷりのアボカドペーストが塗られているのが嬉しい。
ただのアボカドではなく、パプリカパウダーらしきピリ辛のアクセントがあり、フレンチビストロだからできるクオリティに仕上がっていました。
エッグベネディクト風タルティーヌ
税込1,000円。タルティーヌは数量限定ですが、この日は13:30でも在庫がありラッキーでした。
20㎝以上はある、大きなプレートで登場です!
エッグベネディクト風タルティーヌの構成は、以下のようになっています。
ライ麦入りカンパーニュ |
ほうれん草 |
ベーコン |
チーズ入りオランデーソース |
ポーチドエッグ |
オランデーソースとは、卵黄にバターやレモン汁などを混ぜたソースのことで、マヨネーズのようなコクが特徴です。
コキヤージュのオランデーソースは、卵黄のもったりとした贅沢な食感が印象的でした。
チーズ入りの濃厚なオランデーソースが、パンを覆うようにたっぷりと塗られているため、ピザのような食べ応えがあります。
ベーコンの塩気、ほうれん草の甘みのバランスも良く、最高に美味なオープンサンド。
キッシュ盛り合せ
税込1,000円。「キッシュ盛り合せ」には、異なる2種のキッシュが付きますが、両方とも同じ種類にすることも可能。
コキヤージュのキッシュは、食べ応え満点!「キッシュでお腹一杯になるの?」という心配は無用です。
密度の高いパイ生地は、噛むたびにサクッサクッと良い音が。
素材を贅沢に使っているようで、バターの香りが高く、濃厚な卵液が口いっぱいに広がります。
かぼちゃのキッシュ(11月の時期限定)はデザート系かと思いきや、しっかりと食事系。
クリームチーズ、ベーコンの塩気があり、さらにマッシュルームもお目見え。秋の味覚を存分に味わいました。
海老アボカドのキッシュはさすが固定メニューで、安定的な美味しさ。
クリーミーなアボカドが、卵たっぷりのキッシュと混ざり合い、とろける食感がたまりません。
チョコレートテリーヌ
コキヤージュの平日ランチでは、+300円でデザート&ドリンクセットを味わえます。
デザートはチョコレートテリーヌを選択。
チョコレートテリーヌはコキヤージュの代表メニューで、通販でも大人気のデザートです。
3種類のクーベルチュールチョコレートを使用したテリーヌは、甘さ控えめのビターテイスト。
チョコレートテリーヌといえば、原材料に生クリームが入っていますが、コキヤージュのは重たくありません。
食後でも最後の一口まで美味しく頂ける、大人向けのチョコレートです。
コーヒーもきちんと美味しく、コキヤージュは本当に隙がありません。
2022年11月には、秋冬限定のモンブランテリーヌがありました。
一般的なモンブランケーキの「渦」がギュッと詰まったような、濃密な味わいです。
チョコテリーヌよりは甘さ控えめで、栗のこっくりとした風味が生きていました。
さらに、チョコテリーヌとの2種盛りもOKという神対応。これがコーヒー付で300円とは、本当に信じられないコスパです。
ティラミス
こちらはカフェセットではなく、ランチコースの一部ということもあるかもしれませんが、結構なビッグサイズで驚きました。
ふわふわトロトロなマスカルポーネがぎっしり入っていて、ココアパウダーもたっぷり。
濃厚な味わいで、完全に満腹になりました。
以上、ルコキヤージュのご紹介でした。
混雑具合
基本的にいつも混雑していて、開店後すぐに満席になることもあります。
そのため、平日ランチでも予約がおすすめです。
以下、私が行った時の混雑状況です(記録している限り)。
①平日12:50(晴れ)
→満席。入店まで10分待ち。
②平日12:30(晴れ)
→残り1席に滑り込み。退店13:20までに後客2組、常に満席。
平日はお一人様が多いですが、回転が早いわけではないので(食後も寛げるため)、やはり予約が安全です。
オペレーションが良いので、混雑していても、料理は10~15分で提供されます。
テイクアウト編はこちら
ルコキヤージュでは、キッシュやパテのテイクアウトが可能です。
日常使いはもちろん、神楽坂みやげとして買えばきっと喜ばれるでしょう。
テイクアウト仕様については、▼こちらの記事をご参照ください。
まとめ
ルコキヤージュの営業再開、本当にありがたいです。
休業前の、大好きなコキヤージュのままで戻ってきてくれて嬉しくなりました。
料理は相変わらず美味しく、コスパも良し。
私の中では「一人で気軽に行けて、お腹いっぱいになれるフレンチ」という位置づけです。
またコキヤージュでは、スタッフさんの対応も魅力の一つです。気配りが素晴らしいので、また行きたくなります。
一度行けばきっとまた行きたくなるお店ですので、ぜひ行かれてみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
少しでも、みなさんのお店選びのお役に立てれば幸いです。
ルコキヤージュ基本情報
住所:東京都新宿区神楽坂2-12-10 ヒルズ神楽坂1階
ランチ営業時間:月~金は11:30~14:00LO、土日祝は11:30~14:30LO
ディナー営業時間:月~土は18:00~21:30LO、日祝は18:00~21:00LO
定休日:なし
電話番号:050-5869-4782