神楽坂のフレンチレストラン「ルコキヤージュ」が、2021年11月に営業再開しました。
ルコキヤージュは、神楽坂の中でも特に人気を誇るお店です。
その魅力は、美味しい料理、高いコストパフォーマンス、そしてホスピタリティ。
肉や魚をふんだんに使ったバラエティ豊かなフレンチを手頃価格で味わえるため、平日でも予約が難しいほど大人気です。
私はルコキヤージュのファンで4年以上通っていますが、スタッフさんの温かいホスピタリティに毎回感動しています。
一人で訪れても居心地が良く、食事以上の幸せを感じることができるので、大切な家族や友人も安心してお連れできるお店です。
この記事では、ルコキヤージュへの行き方、メニュー、食べたもの、混雑状況などをご紹介していきます。
ルコキヤージュはこんな方におすすめ
・神楽坂で特に人気を誇る、料理・コスパ・ホスピタリティの素晴らしいフレンチに行ってみたい
・一人でも居心地がよく、家族や友人を安心してお連れできるフレンチを探している
※情報は2023年9月時点の内容です。メニューや価格など、今後変わる可能性があります。最新情報は、お店のWebサイトやInstagramをご参照ください。
ルコキヤージュへの行き方
ルコキヤージュの最寄駅は、東京メトロ各線・飯田橋駅。B3出口から徒歩2分です。
飯田橋駅B3出口を出たら、まずは右に進みます(神楽坂通りを上る)。
ファミリーマート神楽坂三丁目店の手前で右折し、神楽坂仲通りに入ってそのまま直進しましょう。カラオケ店を通過し、右手の小さな路地に入ると、一番奥にルコキヤージュがあります。
住所 | 東京都新宿区神楽坂2-12-10 ヒルズ神楽坂1階 |
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営業時間 | 平日:11:30~15:00(LO14:00),18:00~22:00(LO20:00) |
土日祝:11:30〜16:00(LO14:30)、18:00~22:00(LO20:00) | |
定休日 | 水曜 |
電話番号 | 03-3269-7003 |
店内の様子
店内は、ボルドーや茶色を基調としたシックで洗練されたデザインです。2006年の創業から時が経ち、どこかレトロな雰囲気も漂い、居心地の良い空間となっています。
フレンチレストランでありながら、堅苦しい雰囲気ではなく、カフェに立ち寄るような気軽さを持ち合わせている点も特徴です。そのため、平日は一人客のOLやサラリーマンも多く来店します。
※写真は団体用にテーブルを繋げており、普段テーブルは離れています。
ランチメニュー
ルコキヤージュのランチメニューには、好みや予算に合わせて選べるさまざまなコースやプレートが充実しています。
ランチコースは4種類。シェフのおすすめコース(6,000円)は、前菜2品・メイン2品・デザート・カフェまで揃い、特別な日にぴったりの贅沢な内容です。
神楽坂コース(4,500円)は前菜2品・メイン1品・デザート・カフェが付き、SNSや店内を見る限りでは、こちらが定番のようです。
また、コキヤージュコース(3,300円)は前菜1品・メイン・デザート・カフェ、平日限定のプチコース(2,700円)は前菜・メインが付き、お得感満点です。
各コースでは、前菜・メイン・デザートの選択肢が豊富で、自分の好みに合わせてオーダーできます。
季節ごとにさまざまなメニューが登場するので、その日何があるかは行ってからのお楽しみ。
よりお得感を楽しむなら、平日限定のワンプレートランチが良いでしょう。
フレンチレストランでありながら、予算2,000円というリーズナブルな価格帯で、本格的な美味しさを楽しめます。
ランチで頂いたもの
真鯛のポワレ あさりと海老のナージュ仕立て
2023年9月中旬、ルコきヤージュに再訪し、新しいメニューを楽しんできました(平日限定ランチ、税込1,700円)。
真鯛のポワレはこんがりと美しい焼き目がつき、身の分厚いフォルムがたまらなく美味しそう!
まずは真鯛を一口。口当たりはふわっと柔らかく、身の締まった濃い風味が特徴的です。
続いて、ナージュ(香味野菜と白ワインをきかせたミルクスープのようなもの)を啜ると、こちらも絶品です。たっぷりのあさりと海老の旨味が、ミルクの丸い甘さに溶け出し、お腹を優しく包み込んでくれます。雑穀が入っていて、ぷちぷちとした食感も面白い!
そして、サラダにはたっぷりのレタスに生ハム、トマト、オリーブなどが入っています。レタスはみずみずしく、トマトはジュワッと甘さがあり、ドレッシングが爽やかな味わいで食欲をそそる一品です。
また、いつもホカホカに提供されるパンも、メイン料理への期待を高めてくれます。
それでは、以前のランチメニューもご紹介していきましょう。
コックオーヴァン
待ちに待った営業再開の初日、頂いたのはコックオーヴァン(鶏と野菜の赤ワイン煮)です。
店内は満席で、営業再開を待ち望んでいたであろうお客さんで賑わっていましたが、オペレーションが良く、15分ほどで提供されました。
料理が届いた瞬間、そのボリュームに感激。まさにドーン!というBGMが聞こえてきそうなボリュームがあります。
コックオーヴァンは具沢山で、骨つきの鶏肉が2本、ミニ玉ねぎが丸ごと1個、にんじんなどがたっぷりと盛り付けられています。
デミグラスに似たやや甘いルーには、お肉や野菜の濃厚な旨味がぎゅっと凝縮され、一口食べるたびに贅沢を感じます。
思わず、パンをおかわりしてしまうほど食の進む味でした。
若鶏のポワレ・シャスールソース
鶏もも肉はふっくらジューシーで、ぶりんぶりんとした弾力がたまりません。
デミグラスやトマトを土台とした「シャスールソース」は、こっくりと甘みのある味わい。
洋食屋さんのような、大人から子どもまで食べやすいテイストになっていました。
お肉は200gくらいありそうなビッグサイズ。
この料理に限らず、コキヤージュのメイン料理はボリューミーなので、お腹をしっかり空かせて行くのが鉄則です。
鴨と柿のガレット
2022年11月に登場した、季節のスペシャルガレットを頂きました(税込1,500円)。
ガレットのカリッと焼けた香ばしさ、バターの芳醇な香りが漂い、その匂いにクラクラしそうです。
生地はもちもちとした食感で、表面カリッ×中もちっのコントラストを楽しめるのは、コキヤージュならではでしょう。
そして、山形県産の庄内鴨とフルーツの柿が絶妙な組み合わせでした!
庄内鴨は、低温でローストしたようなしっとり柔らかい食感で、脂の甘みさえも美味しい。そこに柿の濃厚な果実感、バルサミコソースの甘酸っぱさが加わって、食材の旨味や塩味、甘味が見事なバランスを遂げていました。
海老アボカドのタルティーヌ
タルティーヌとは、パンの上に具材をのせたオープンサンドのこと。
2022年7月訪問時のタルティーヌ「海老アボカド」(税込1,000円)を頂きました。
ライ麦パンにアボカドペーストを塗り、海老・サーモン・ディルを乗せた贅沢な内容です。
パンを使った料理ですが、別途フランスパンも付いてきますw
海老はジュワッと茹であがり、脂の乗ったサーモンはプリプリに柔らかく、悶絶級に美味でした。
ライ麦パンの風味も良く、食欲は完全にスイッチオン。
店員さんから「お味はいかがですか?」と聞かれた際、思わず「美味しいです!!」と興奮ぎみに答えるタヌキ。
アボカド好きの心を射止めるほど、たっぷりのアボカドペーストが塗られているのが嬉しい。
ただのアボカドではなく、パプリカパウダーらしきピリ辛のアクセントがあり、フレンチビストロだからできるクオリティに仕上がっていました。
エッグベネディクト風タルティーヌ
税込1,000円。タルティーヌは数量限定ですが、この日は13:30でも在庫がありラッキーでした。
20㎝以上はある、大きなプレートで登場です!
エッグベネディクト風タルティーヌの構成は、以下のようになっています。
ライ麦入りカンパーニュ |
ほうれん草 |
ベーコン |
チーズ入りオランデーソース |
ポーチドエッグ |
オランデーソースとは、卵黄にバターやレモン汁などを混ぜたソースのことで、マヨネーズのようなコクが特徴です。
コキヤージュのオランデーソースは、卵黄のもったりとした贅沢な食感が印象的でした。
チーズ入りの濃厚なオランデーソースが、パンを覆うようにたっぷりと塗られているため、ピザのような食べ応えがあります。
ベーコンの塩気、ほうれん草の甘みのバランスも良く、最高に美味なオープンサンド。
キッシュ盛り合せ
税込1,000円。「キッシュ盛り合せ」には、異なる2種のキッシュが付きますが、両方とも同じ種類にすることも可能。
コキヤージュのキッシュは、食べ応え満点!「キッシュでお腹一杯になるの?」という心配は無用です。
密度の高いパイ生地は、噛むたびにサクッサクッと良い音が。
素材を贅沢に使っているようで、バターの香りが高く、濃厚な卵液が口いっぱいに広がります。
かぼちゃのキッシュ(11月の時期限定)はデザート系かと思いきや、しっかりと食事系。
クリームチーズ、ベーコンの塩気があり、さらにマッシュルームもお目見え。秋の味覚を存分に味わいました。
海老アボカドのキッシュはさすが固定メニューで、安定的な美味しさ。
クリーミーなアボカドが、卵たっぷりのキッシュと混ざり合い、とろける食感がたまりません。
チョコレートテリーヌ
コキヤージュの平日ランチでは、+300円でデザート&ドリンクセットを味わえます。
デザートはチョコレートテリーヌを選択。
チョコレートテリーヌはコキヤージュの代表メニューで、通販でも大人気のデザートです。
3種類のクーベルチュールチョコレートを使用したテリーヌは、甘さ控えめのビターテイスト。
チョコレートテリーヌといえば、原材料に生クリームが入っていますが、コキヤージュのは重たくありません。
食後でも最後の一口まで美味しく頂ける、大人向けのチョコレートです。
コーヒーもきちんと美味しく、コキヤージュは本当に隙がありません。
2022年11月には、秋冬限定のモンブランテリーヌがありました。
一般的なモンブランケーキの「渦」がギュッと詰まったような、濃密な味わいです。
チョコテリーヌよりは甘さ控えめで、栗のこっくりとした風味が生きていました。
さらに、チョコテリーヌとの2種盛りもOKという神対応。これがコーヒー付で300円とは、本当に信じられないコスパです。
ティラミス
こちらはカフェセットではなく、ランチコースの一部ということもあるかもしれませんが、結構なビッグサイズで驚きました。
ふわふわトロトロなマスカルポーネがぎっしり入っていて、ココアパウダーもたっぷり。
濃厚な味わいで、完全に満腹になりました。
以上、ルコキヤージュのご紹介でした。
ランチは予約がベター
ルコキヤージュのランチに行くなら、一人でも予約して行くのがおすすめです。
人気店のため、曜日に関係なく常に混雑しており、開店後すぐ満席になることも多い印象です。お店に行く直前でも、電話して席が空いているか確認するのが吉。
以下、私が行った時の混雑状況です(記録している限り)。
①平日12:50(晴れ)
→満席。入店まで10分待ち。
②平日12:30(晴れ)
→残り1席に滑り込み。退店13:20までに後客2組、常に満席。
まとめ
ルコキヤージュの営業再開、本当にありがたいです。
休業前の、大好きなコキヤージュのままで戻ってきてくれて嬉しくなりました。
料理は相変わらず美味しく、コスパも良し。
私の中では「一人で気軽に行けて、お腹いっぱいになれるフレンチ」という位置づけです。
またコキヤージュでは、スタッフさんのホスピタリティも魅力です。気配りが素晴らしく何度も行きたくなります。
一度行けばきっとまた行きたくなるお店ですので、ぜひ行かれてみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。