牛込柳町「白河そば」は、地域に根ざした町の立ち食いそば屋(タチソバ)。
地元の根強いファンも多く、遠方から足を運ぶ方もいるほど、隠れた名店とも言えるお店。
白河そばの特徴は、なんと言っても塩ベースの優しいお出汁。
胃腸に染み渡る丁寧な味わいで、疲れた心に安心感を与えてくれる美味しさです。
塩出汁と聞くと、麺つゆ派の方は敬遠してしまうかもしれませんが、私はその優しい味わいにすっかり魅了されました。
神楽坂からは17分ほど歩きますが、タチソバなので提供も速く、昼休みの限られたオフィスワーカーでも行くチャンスはあります。
お店も清潔感があり、女性一人でも過ごしやすいため、そば好きの女性にもおすすめです。
この記事では、白河そばへの行き方、店内の雰囲気、メニュー、食べたものなどを、アラサー女性たぬき目線で詳しくご紹介します。
白河そばはこんな方におすすめ
・塩をベースとした、胃に染み渡る優しいお出汁の蕎麦を食べてみたい
・牛込柳町で地域民に愛される、平日レア営業のタチソバ屋に行ってみたい
・女性一人での居心地を知りたい
白河そばへの行き方、営業時間
白河そばの最寄駅は、都営大江戸線・牛込柳町駅。西口から120m、徒歩1分程度。
神楽坂から行く場合は、いったん神楽坂上の交差点(ココカラファイン)に出て、牛込神楽坂→牛込柳町の大通りをひたすら直進しましょう。
牛込柳町駅を通過し、ミャンマーコーヒーのAUNG COFFEEを過ぎたところに、白河そばがあります。
住所 | 東京都新宿区原町2-8 |
---|---|
営業時間 | 7:00~13:00のみ |
定休日 | 土日祝 |
電話番号 | 050-3358-7675 |
※中学生以下、ベビーカーのお客様は入店不可。支払いは現金のみ。
※お店のTwitterでは、毎月の営業スケジュールを発信しているので要チェック(平日でも休業の日あり)。
店内の様子
店内は、立ち食い店にしては広々とした空間。20人くらい入りそうなキャパシティです。
白いカウンターで清潔感があり、勝手に抱いていた「タチソバ=なんか汚そう」というイメージは無くなりましたw
卓上には濡れ布巾が常備されているため、衛生的にも大丈夫。
お水はセルフサービスで、お店に入って右奥(食器の返却口の近く)にあります。
メニュー
麺類はそば・うどんがあります。
そば・うどんの単品は450円で、それをベースに天ぷらやワカメ等をトッピングするシステムです。
▼そば・うどんトッピングメニュー
玉子(生or半熟or煮) | 50円 |
揚げ玉 | 50円 |
わかめ | 100円 |
とろろ昆布 | 100円 |
大根おろし | 100円 |
ごぼう天 | 150円 |
かき揚げ天 | 200円 |
油揚げ | 200円 |
カレー(中華有) | 200円 |
牛肉(中華有) | 200円 |
カレーと牛肉の合がけ | 350円 |
ご飯ものも充実しています。特に、油揚げを白飯に乗せた「きざみごはん」は白河そばの名物。
▼小さいご飯もの
きざみごはん | 200円 |
小ごぼう天丼 | 300円 |
小牛めし | 350円 |
小カレー | 350円 |
より小さい「ちょいがけ」カレー | 250円 |
▼単品ご飯
カレーライス | 700円 |
牛めし | 700円 |
スタミナあいがけ (牛肉・カレー・玉子) |
950円 |
▼持ち帰りメニューもあるので、お土産で購入するのもありですね。
牛すじ煮込(400g・冷凍) | 600円 |
オリジナル辛味噌 | 700円 |
自家製カレー(400g・冷凍) | 800円 |
入店から注文までの流れ
入店後は、左手に「注文口」がありますので一列に並びます。
注文口と受取口は同じで、注文を受けてから大将がその場で作ってくださいます。
そばを受け取ったら、注文口の右横にあるトッピングコーナー(紅しょうが・たくあん・梅干し)から必要なものを持っていきます。
コロナ対策のためか、お客さんがトッピングコーナーから立ち去るまでは、後ろの人は注文できないルールのようです。
食べたもの
ごぼう天そば
私が頂いたのは、ごぼう天そば(600円=かけそば450円+ごぼう天150円)。
メニューには「全てのそばに揚げ玉が入るため、不要の方はお申し付けを」と書かれていますが、ごぼう天そばには揚げ玉はもともと入らないようです(揚げ玉不要とは伝えませんでしたが、入っていなかったため。ちょうど良かったです!)。
ごぼう天には、熊本産の新ごぼうを使用(参照:ホットペッパーグルメ)。
ごぼうはカラッと揚がり、こんがりとした茶色が食欲をそそりますね。
全体的にはフワフワの衣ですが、ごぼうはサクサクとした食感で、そのコントラストが楽しい。
ごぼうの甘みがジュワーッと溢れ出て、150円以上の満足感があります。
さらにごぼうの一本一本が同じ大きさで、千切りカットも食べやすく、大将の丁寧なお仕事がうかがえます。
ごぼう天は、一部を最後まで残しておくと良いかもしれません。
と言うのも、そばを完食後、ごぼう天の一部が器の底に残っていたのです。
それを食べたところ、ごぼうの甘みがより一層強く感じられ、驚きました。
おそらく、塩出汁がごぼうの中心部にまで染み渡り、塩との相乗効果でごぼうの甘みがより強く出たのかな?と推測しています。
白河そばの名物「塩出汁」は、あごだしを使った塩ベースのお出汁です。
胃腸に染み渡る優しい味で、飲んだ翌日にもぴったりかと思います。
塩出汁は透き通った色なので、味が薄そうと思うかもしれませんが、あごだしの旨味が凝縮し、見ため以上に満足感があります。
そばのボリュームは、普通に一人前です(感覚的には100~120gくらい)。
店内には、製麺会社「サンコウ食品工業」の箱が置いてあったので、同社の麺を使用しているのかと思います。
そばは柔らかい茹で上がりですが、普段は硬麺が好きな私でも美味しく頂きました。
むしろ柔らかいからこそ、あごだしの塩つゆをたっぷり吸収していて、その旨味を堪能できたように思います。
以上、白河そばのご紹介でした。
混雑具合
曇りの平日12:40(クローズ20分前)に入店し、5名の方が食事中でした。
注文口に並びもなく、すぐにオーダーできましたが、ピークタイムは並ぶこともあるそうです(と言っても、店の外まで並ぶことはなさそう)。
また、この日は12:50の時点で「かき揚げ」が完売となっていました。
女性一人でも大丈夫
人によって感じ方はさまざまですが、私は女性一人でも抵抗感なく過ごせました。
お店のオープンな雰囲気、清潔感あるカウンター、女将さんの存在が、女性一人でも過ごしやすいポイントかと思います。
客層は幅広く、私以外にも女性が1名、サラリーマンや地元民と思われる方がいらっしゃいました。
まとめ
白河そばは、牛込柳町にたたずむ隠れたタチソバ名店。
塩とあごだしをベースとした「塩出汁」は、胃腸に染みる優しい味で、心がホッと安心する美味しさです。
お店も清潔感があり、オープンな雰囲気なので、立ち食いですが女性一人でも抵抗感なく過ごせるでしょう。
値段もリーズナブルで、そば+天ぷら+ご飯セットでも1000円以下に収まります。
神楽坂中心部には、中価格帯のそば屋が少ないため(格安チェーンと1000円超のそば屋が多いように感じます)、コスパよく食べたい時にも白河そばは重宝したいところ。
白河そばは、他店ではなかなか味わえない「塩出汁」を楽しめるので、そば好きの方はぜひ行かれてみてください。
平日13:00までのレア営業ですので、神楽坂界隈にお勤めの方もぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。