2022年12月、神楽坂の芸者新道に「Spicier(スパイシア)」がオープン!早速行ってきました。
Spicierは本格カレーパンとチャイの専門店。
60ヶ国においてスパイスを味わい、心身ともに健康になることを実感した店主が、会社員生活をやめて起業を決意。
スパイスをもっと日常に浸透させるべく、カレーパンとチャイの事業に挑戦しました。
インド人会の会長と共に研究を重ね、こだわりのスパイスがつまった旨味あふれるカレーパンは、Spicierでしか味わえないスペシャリテ。
もちもちのパン生地と、スパイシーだけれども無添加で体に優しいお味は、何度でも食べたい美味しさです。
この記事では、Spicierへの行き方、メニュー、店内の様子、食べたもの等を詳しくご紹介していきます。
Spicierはこんな方におすすめ
・神楽坂の新グルメと言える、もちもちの絶品カレーパンを楽しみたい
・60ヶ国でスパイスを体験した店主による、こだわりがつまった唯一無二のカレーパンを食べてみたい
Spicierができるまで
Spicierができるまでは、店主のさまざまな人生経験によって語られます。
店主は学生時代の留学プログラムを機に、60ヶ国もの地域でスパイスを経験。
たとえばドイツでは、病院の処方薬がターメリックだったり、スウェーデンではパンにカルダモンやクローブが入っていたり。行く先々で、スパイスの価値を感じたそうです。
スパイスによって心も体も健康になることを体感した店主が、その価値を提供するため、いよいよ事業に挑戦します。
スパイスを手軽に提供できる商品として検討したのが「カレーパン」。
法人営業時代の経験をいかし、西葛西のインド人会会長・チャンドラニ氏に訪問を続け、カレー作りの監修を務めてもらうことに成功。
チャンドラニ氏とともに研究を重ね、本格カレーパンとチャイの専門店として、2022年2月に学芸大学にオープン。
12月に神楽坂に移転後も、前店時代のファンが来店するなど、根強い人気店となっています。
【参考:CAMPFIRE】
Spicierへの行き方、営業時間
Spicierの最寄駅は、東京メトロ各線・飯田橋駅。B3出口から徒歩4分程で到着します。
飯田橋駅のB3出口を出たら、まずは右に進みましょう。すると、ファミリーマート神楽坂三丁目店が見えますので、その前で右折(神楽坂仲通りに入る)。
神楽坂仲通りを進み、左手に見える石畳の階段を上がります(芸者新道に入る)。
芸者新道を進んでいくと、左手に黒いビル(巽ハイム)が見えます。この黒いビルの1階に、Spicierがあります。
なお、同じビルにはかき氷のリコッタ、花屋バーのflowershipも入っています。
住所 | 東京都新宿区神楽坂3-2-33 |
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営業時間 | 11:00~18:30 |
定休日 | 月曜、火曜 |
取り置き | 基本不可 |
店内の様子
お店に入ると、パン屋さんとは思えないほどスタイリッシュな空間が広がります。
まるでブティックのようなオシャレな雰囲気は、テイクアウトだけでも楽しめます。
席数はカウンター3席のみ。
特に土日は混雑が予想されるため、テイクアウトも検討しましょう。
外で食べる場合は、お店から徒歩2分の寺内公園か、飯田橋ラムラのフリースペースなどが利用しやすいと思います。
メニュー
カレーパンは4種類で、キーマ・チキンバターマサラ・ほうれん草カッテージチーズ・チャイ。
お値段は1個290~490円と、パンなので日常使いできる価格です。
カレーパン全種が入ったボックス(1,640円)は、手土産にも喜ばれそう。
店頭のディスプレイは、実物大を半分にした大きさとなっています。
実際に見るとボリューム感が分かりやすいので、お腹具合に合わせて個数を検討できますよ。
Spicierではドリンクも豊富で、特にチャイが主力となっています。
チャイだけでも5種類あり、カルダモンやフェンネル、シナモンを使ったもの(520~880円)。
メニューには体への効能が書かれているため、気分や体調に合わせてじっくり検討できます。
食べたもの
初訪問では、チキンバターマサラ、ほうれん草カッテージチーズ、チャイの3種を購入しました。
カレーパンにはクミン、チリ、ターメリック、コリアンダー、ガラムマサラ等々、さまざまなスパイスを調合。
日々研究を重ねて完成された、その味わいに注目しながら頂きたいところ。
無添加のため、賞味期限は当日中です。
唯一の甘いパン「チャイ」は翌朝までギリギリOKとのことですが、基本的には当日中を推奨されています。
それでは、Spicierで頂いたものを一つずつご紹介していきます。
チキンバターマサラ
税込490円。まず驚いたのが、カレーの濃密さ。
粘度が高く、塊のようにギュッと詰まっているため、ガツンと味わえる満足感があります。
一口目は甘めかと思いきや、後からターメリックのピリ辛が追いかけてきて、ヤミツキになる味わい。
他のスパイスとも合いまり、最後にはスッと爽快感が広がります。
タンドリー釜でじっくり焼いたチキンはホロホロと柔らかく、カレーと溶け合うように調和していました。
Spicierでは、パンも第二の主役です。
パンは白玉が入っているのか?と思うほどモッチモチで、日本人の大多数が好きな食感でしょう。
カレーと「もち感」の組み合せは新感覚ですが、また食べたくなる安心感があります。
パンは薄めの生地だからこそ、カレーの重厚感がより引き立っていました。
ほうれん草カッテージチーズ
税込440円。ほうれん草のコクと深みがすごい!
一体どれだけの量を使ったのかと思うほど、ほうれん草の濃縮した旨味を楽しめます。
主役のほうれん草を引き立たせるように、上品なスパイスが垣間見えます。
カッテージチーズの酸味によりスパイスが中和され、辛いというより、食材のバランスを味わえる逸品となっていました。
チャイパン
税込290円。紅茶のパン生地に、チャイクリームを入れた一品です。
完全なる菓子パンかと思いきや、あくまでも主役はスパイスとチャイ。
甘さは控えめで、チャイのスパイス感が濃厚です。まるでチャイをそのまま頂いているかのような贅沢感があります。
チャイパンは冷やして食べても美味でした。
冷蔵庫で冷やして頂くと、従来のもちもち食感に加え、ぷに~っとした食感も楽しめます。
もちもちキーマ
イートインで利用。Spicierの看板メニュー「もちもちキーマ」を頂きました(税込420円)。
高級感あるストーンプレート、おしゃれな陶器で登場です。
もちもちキーマは細かな挽肉がトロトロ~と溶け出し、これぞカレーパンというべき食べ応えがあります。
最初は「そんなに辛くない!」と思いましたが、食べ終えてからジワジワと辛さがやって来ました。
食べかけになるので、断面写真は撮れませんでしたが、目でも分かるほどたくさんのスパイスが点在していました。
パンはもちろん揚げたて。一口目のサクッと良い音が、上質なものを頂いているという贅沢感をもたらしてくれます。
カルダモン&フェンネル
ドリンクはカルダモン&フェンネルのチャイを注文(税込580円)。
カルダモンといえば、スパイスの女王とも言われるほど、強い香りが特徴的なスパイスです。
Spicierのチャイはスパイスが上品で、スープのような優しいまろみを感じました。
別添のフェンネルを加えると、フワッと爽やかな香りが広がります。
飲み終わる頃には体がポカポカになり、大満足のティータイムとなりました。
以上、Spicierのご紹介でした。
イートインがおすすめ
イートイン&テイクアウトの両方を利用しましたが、個人的にはイートインがおすすめです。
もちろんテイクアウト(温め直し)も美味しいですが、揚げたてのサクサク感はイートインならではの醍醐味です。
おしゃれな雰囲気にも癒されますし、ストーンプレートの食器にも非日常気分を味わえました。
カレーパンに合わせるなら
Spicierの取り扱いメニューは、カレーパンとチャイのみです。
ランチに食べたいけど、カレーパンだけではなぁ...という方、サラダも食べたい方は、以下のお店も併用すると良いでしょう。
●WithGreen(サラダ専門店)・・・Spicierから徒歩1分
●レ・グルモンディーズ(デリ)・・・Spicierから徒歩6分
サラダ&カレーパン、デリ&カレーパンなど、さまざまな組み合せを楽しみましょう!
混雑具合
今のところ、店内満席の経験はありませんが、今後は混雑が予想されるため、テイクアウトも検討すると良いでしょう。
以下、イートイン&テイクアウト利用時の混雑具合をまとめています。
●イートイン利用時
平日13:00に訪問し、イートインの先客1名。
●テイクアウト利用時
休日12:00に訪問し、イートインの先客ゼロ。
素早く梱包してくださり、注文から受取までスムーズでした。
まとめ
Spicierでは、店主のさまざまな人生経験や想いが詰まった、絶品のカレーパンを味わえます。
こだわりのスパイスを調合したカレーパンは、辛いだけでなく、鼻から抜けるスパイスの爽快感がヤミツキになります。
もちもちのパン生地など、一つ一つの要素が完成されており、専門店という期待値を超えるクオリティです。
神楽坂に「もちもち絶品カレーパン」という新しいグルメが誕生しましたね。
寒い冬にハフハフ食べれば、体がポカポカに温まりますし、夏なら爽快感を味わえるでしょう。
Spicierでしか味わえない、スペシャリテのカレーパンをぜひ体験してみてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。