「スタジオーネ」は2008年創業、神楽坂の石畳にたたずむ王道イタリアン。
窯焼きの本格ピザやパスタなど、目でも楽しめる美しいイタリア料理を楽しめます。
スタジオーネの特長は、なんといっても気品あふれる空間。
ゆったりと寛げる店内、豪華なシャンデリアの下、店員さんの温かいおもてなし。
セレブな空間で、上品かつ丁寧な味わいのイタリアンを頂く至福のランチを過ごせます。
そのため絶対外したくないデートや女子会には定番のお店ですが、一人でも大丈夫!
特に平日ランチは2000円もあれば楽しめるので、気軽に贅沢を満喫できます。
この記事では、スタジオーネへの行き方、メニュー、食べたもの、一人利用の感想などを詳しくご紹介します。
この記事はこんな方におすすめ
・神楽坂で、絶対外したくないデートや女子会にぴったりのお店を探している
・シャンデリアがきらめくセレブな空間で、上品なイタリアンを食べたい
・スタジオーネに一人で行ってみたいが、居心地が気になる
スタジオーネについて
スタジオーネには系列店がいくつかあり、神楽坂の割烹「前田」、ハンバーガー「Beef?Or beef?」とは同グループです。
運営会社は、店舗によって分かれています。
■Melissa株式会社(2015年創業)
神楽坂「スタジオーネ」、丸の内「前田」を運営
■株式会社加賀屋(1982年創業)
神楽坂「Beef?Or beef?」、神楽坂「前田」、品川「ラ・カンサトゥール」を運営
ちなみに、私が足繁く通う「タンテボーネ」の中田シェフは、スタジオーネ系列のご出身。上品で繊細な味つけは、何か通ずるものがあります。
※参考:フードスタジアム
スタジオーネへの行き方、営業時間
スタジオーネの最寄駅は、東京メトロ各線・飯田橋駅。B3またはB4出口から徒歩3分です。
スタジオーネは「かくれんぼ横丁」という、神楽坂きっての名所にあります。
かくれんぼ横丁は石畳が広がる一帯で、THE神楽坂な風情あふれるロケーション。お店に行くまでの導線も楽しめるでしょう。
スタジオーネの入るビル「クレール神楽坂」は一見和風ですが、店内は洋風のモダンテイストなので、そのギャップがまた面白いです。
ビルの玄関は日本庭園のようになっており、まさに写真映えスポット。
ビルに入って右奥のエレベーターで、5階(最上階)まで上れば、スタジオーネに到着です。
店内の様子
店内は69席と、広々とした空間です。結婚式の二次会に使われるほど、開放的な雰囲気。
美しいシャンデリア、ピシッとしたテーブルセットに気が引き締まりますが、店員の皆さんが穏やかなので、リラックスして大丈夫。
テラス席もあるので、天気の良い日にはぴったりでしょう。
店内から見る限りでは、テラスからでも店員さんを呼びやすそうな印象を受けました。
一般的に、テラスは店員さんを呼びづらいという難点がありますが、スタジオーネではテラスと厨房がほぼ直結しているため、スムーズに注文できそうと思います。
ランチメニュー
2022年11月現在、平日ランチは4種類(税込1,540~5,500円)、休日ランチは2種類(税込4,620~5,500円)のコースがあります。
ここでは、平日ランチをご紹介していきます。
最もお値打ちなのはPranzo P(税込1,540円)で、前菜orスープ、ピザorパスタ、自家製パンが付くという内容です。
Pranzo Pの内容をベースに、他3つのランチコースが用意されています。
Pranzo A | P+デザート | 1,980円 |
Pranzo B | P+肉+デザート | 3,300円 |
Pranzo S | P+肉+魚+デザート | 5,500円 |
ピザは4種類。マルゲリータとマリナーラは固定で、他2つは時期替わりです。
この日はベーコンとほうれん草(トマトソース)、海老とドライトマトとケッパー(チーズベース)がありました。
過去には明太子のピザ、照焼きチキンなど、攻めた内容のピザも登場しています。
パスタも4種類で、トマトソース、オイルソース、アラビアータ、スペシャルパスタ。
私はお店の前を通る時にメニューをチェックしていますが、パスタの傾向としては、トマトソースとオイルソースは常時あるようです。
パスタの食材は季節によって異なります。
お店のSNSでは、当日のメニューは発信されていないので、事前に知りたい方はお電話で問い合わせると良いと思います。
食べたもの
ここからは、私が平日ランチのPranzo P(前菜+パン+メイン付、税込1,540円)で食べたものをご紹介します。
紫芋のポタージュ
スタジオーネでは全てのランチで、前菜サラダ添え or スープを選ぶことができます。
この日のスープは紫芋のポタージュでした。
紫芋好きの私は即決。好きと言っても、頻繁に紫芋を食べるわけではないので、この鮮やかな紫色には心躍ります。
おしゃれなテーブルセットとの光景に、なんだかセレブ気分を満喫。
紫芋なので当たり前ですが、ポタージュはスイーツのように甘いテイストとなっています。
紫芋の純粋な甘さと、ミルクの優しい味わいをダイレクトに感じました。
おそらく余計な調味料は不使用で、塩分も控えめ。シェフの力量やこだわりを感じる一品です。
ポタージュはサラサラとした食感で、紫芋の甘みがギュッと濃密に詰まっています。
スタジオーネでは「季節の食材を使うこと」がコンセプトの一つです。次回はどんなポタージュを味わえるか楽しみになりました。
自家製フォカッチャ
メニューには書かれていませんが、全てのランチに自家製フォカッチャが付きます。
フォカッチャはホカホカとした優しい食感で、どんどん食べ進められます。
皮の部分はこんがりと焼け、オリーブオイルの香ばしさが心地よい。
フォカッチャによく使われるハーブや塩気は控えめで、小麦の風味をしっかりと感じました。
マルゲリータ、海老とドライトマトのピザ
ピザはハーフ&ハーフ(+330円)で注文し、2種類の味を楽しみました。
① マルゲリータ |
② 海老とドライトマトとケッパー |
マルゲリータは、トマトの甘酸っぱさを生かした、フルーティーな味わいが特徴です。
こってり系ではなくすっきり爽やかなテイストで、最後の一口までしみじみと楽しめます。
一休.comによると、スタジオーネのピザ生地は、小麦粉・塩・天然水・酵母のみを使用。
400℃の釜で、約60秒という短時間で焼きあげているそうです。
そうして作られたピザ生地はミミまでふんわり。
ピザのサイズは小ぶり~普通くらい、生地も薄めなので軽々と頂けました。
お次は海老とドライトマト、ケッパーのピザ。
モッツァレラチーズがソースとなっています。
ケッパー(ケイパー)とは、中東地域で栽培されるスパイスの一つ。
チーズソースの優しい味わいに、ケッパーのピリ辛なアクセントが加わり、味のメリハリを感じます。ずっと食べていたい美味しさ。
海老はブリンと弾力があり、絶妙な茹で加減。
食材や味つけなど、どの部分をとっても抜かりなく、完成度の高いピザとなっていました。
2種のピザを頂いて感じたのは、スタジオーネのピザはかなり上品ということ。
ピザ=ジャンクというイメージは覆ります。
「ピザが食べたいけど、重たくないのがいい」という気分にはぴったりで、軽い食感、優しい味つけが魅力です。
逆に言うとダイナミックさに欠けるかもしれませんが、ピザ好きならスタジオーネを一度は味わっておきたいところ。
グリル野菜のアーリオオーリオ
別日も一人で訪問し、「グリル野菜のアーリオオーリオ 生ハム添え」を頂きました。
パスタはアルデンテ。茹で加減といい、塩加減といい、全てが絶妙です。
ズッキーニやパプリカなど、野菜そのものの味が濃くて美味しい。
スタジオーネといえばピザが有名ですが、パスタも十分名物だと感じました。
シフォンケーキとパンナコッタ
この日のデザートは、シフォンケーキとパンナコッタ。
シフォンケーキはしゅわしゅわと溶けるように柔らかく、甘さ控えめ。
パンナコッタもスッキリとした味わいで、食事の締めにふさわしいデザートでした。
以上、スタジオーネのランチのご紹介でした。
一人での居心地は?
平日ランチは、一人でも快適に過ごせました。
客層は女子会やカップルがほとんどで、一人客は私だけでしたが、特に気にならなかったです。
むしろ一人だからこそ、豪華絢爛な空間をじっくり楽しめたように思います。
入店時は緊張しましたが、店員さんが温かく迎えてくださりました。私が一人であることを伝えても、特に戸惑われることもなくて安心w
店員さんはホテルマンのような一流の接客で、贅沢感満載のランチタイムを過ごせます。
混雑具合
平日ランチには2回行きましたが、2回とも予約なしで入れました。
但し、2回目は予約でほぼ満席だったので、2人以上で行くなら予約が安全。
①小雨の平日11:30に訪問(開店時刻のため先客0)。退店12:10まで後客3組。
②晴れの平日12:15に訪問、店内ほぼ満席。
提供時間
入店時、「混雑しているので、提供には時間がかかる。お急ぎの方はお断りしています」と穏やかに通達されます。
そのため今日はのんびりランチしたいという時におすすめです。
実際、提供時間は前菜3分、ピザ20分でした。前菜は早く提供されますが、ピザは若干時間がかかるようです。
提供時間を気にしがちな私ですが、スタジオーネに限っては、むしろ少しくらい時間がかかったほうがいいなと思いました。
せっかくのセレブ空間なので、そのぶんお店の雰囲気を満喫できます。
まとめ
スタジオーネでは、気品あふれるセレブリティな空間で、丁寧かつ上品なイタリア料理を味わえます。
スーツを着た店員さんのサービスも素晴らしく、空間・料理・接客など全てにおいて一流だと思います。
料理については、特にピザの上品さに衝撃を受けました。
サイズも巨大というわけではなく、ふんわりと軽い食感なので、胃もたれが心配な方(私)でも安心して食べられます。
スタジオーネは神楽坂で2008年から続く有名店であり、女子会やデートには定番のお店ですが、意外に一人でも大丈夫。
店内が広いため、一人でも浮いているような感覚はなく、何より店員さんの温かいおもてなしで快適に過ごせます。
「ランチに一人で行っても大丈夫だろうか」と悩んでいる方にも、ぜひ足を運んで頂きたいです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。