本日ご紹介する「お腹袋(おふくろ)」は、神楽坂にたたずむ小料理居酒屋。
まさにお母さんが作ってくれるような、心がホッと安らぐ家庭料理を楽しめます。
ランチは肉あり魚あり、魅力はなんといっても皿数の多さです。
昔懐かしい家庭料理の数々がおぼんをビッシリと埋めつくし、お腹のすいたOLの心を弾ませてくれます。
量だけでなく、一つ一つがきちんと美味しく、お腹も心もホッと和みます。
至れり尽くせりの定食を1,000円以内で楽しめて、毎日通いたくなるお店です。
この記事では、お腹袋への行き方、店内の様子、メニュー、食べたもの、混雑具合などを詳しくご紹介します。
お腹袋はこんな方におすすめ
・昔ながらの美味しい家庭料理で、心をホッと安らげたい
・焼魚やおばんざいなど、多品目でヘルシーな和食ランチでお腹を満たしたい
お腹袋への行き方、営業時間
お腹袋は、神楽坂と飯田橋の中間エリア「白銀町」にあります。
まずは神楽坂上の交差点を、交番(牛込警察署)方面に進みましょう。
左手に見えるラーメン店(伊太八)を通過したところに、お腹袋はあります。
住所 | 東京都新宿区白銀町1-15 SEKビル1F |
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営業時間 | 昼 11:30~14:30(LO14:00) |
夜 17:00~22:00(LO21:00) | |
電話番号 | 03-6265-0909 |
喫煙可否 | 禁煙(マスターに確認) |
店内の様子
店内は、昔ながらのノスタルジックな空間です。
席数は10席で、カウンターが2席、2名用テーブルが2卓、4名用が1卓。
お水、お茶はセルフサービスになっています。
お店に入って右側にセルフコーナーがあり、七味や醤油なども置いてあります。
メニュー
ランチメニューは日替わりで、ほとんどが1,000円以下。働き人の強い味方です。
肉も魚もありますが、傾向としてはお魚のラインナップがより豊富な印象。
全ての定食にトロロが付きますが、納豆または生卵に変更もできます。
魚メニュー例 | 税込 |
ネギトロしらす丼 | 950円 |
さば味噌煮 | 960円 |
さんま炭火焼き | 980円 |
かます炭火開き | 980円 |
赤魚粕漬け | 980円 |
メヌケ西京焼き | 980円 |
銀鮭西京焼き | 980円 |
海鮮丼 | 1,200円 |
ふぐ鍋(冬期) | 1,200円 |
肉メニュー例 | 税込 |
豚と野菜のスタミナ炒め | 980円 |
牛バラ焼肉 | 980円 |
豚の角煮丼 | 1,200円 |
ディナーメニューはこちらです。
鶏わさやポテサラなどのおつまみ系から、焼魚やシューマイ、唐揚げなどのガッツリ系まで多数。個人的には「山形芋煮」が気になります。
ディナータイムでも、価格はリーズナブルで。おつまみは300円~、酎ハイは500円~となっています。
食べたもの
ここからは、私がお腹袋で食べたランチをご紹介します。
赤魚の粕漬け定食
税込980円。この品数の多さ!1汁4.5菜ですw
トレーを埋めつくすのは、赤魚の粕漬け、マカロニサラダ、ごぼうと蓮根のきんぴら、味噌汁、漬物、納豆と長ネギ。
料理を待っている間、厨房からは赤魚のパチパチと焼ける良い音が。
テレビのワイドニュースの音、サラリーマン達のカツカツと食事する音と相まって、なんともノスタルジーな待ち時間です。
焼きたてホカホカの赤魚は、身はふっくらと柔らかく、皮と骨はパリッと焼けています。
焼き加減が素晴らしく、どの部分を食べても家では到底再現できないクオリティを感じました。
正直、(居酒屋の格安ランチなので)魚にはあまり期待していなかったのですが、魚屋さんの直営ですか?と思うほど美味でした。
赤魚は脂が適度に乗っていて、塩加減もちょうど良い。
つい赤魚ばかりバクバク食べてしまい、白飯の存在を忘れそうになります。
まさに「衝撃の赤魚」でしたが、それと同じくらいに存在感を放っていたのが、味噌汁。
もずくの出汁がきいた味噌汁は、体にしみじみと染み渡ります。油揚げの食べ応えもあり、空腹ランチの前菜として大活躍。
味噌は濃すぎずちょうど良い塩梅で、ずっとすすっていたくなります。
マカロニサラダを一口とってみると、その下にはレタスやトマトも入っていて嬉しくなりました。
ごぼうと蓮根のきんぴらもたっぷりで、「野菜も摂ってね」というママの声が聞こえてきそう。
銀鮭の西京焼き定食
税込980円。頂いたのは、銀鮭の西京焼き、ポテトサラダ(withキャベツとトマト)、納豆、切干大根、漬物、味噌汁。
この時世でも、相変わらずの1汁4.5菜を貫いてくれることに心から感謝です。女性客にもたっぷりの白米を出してくれるのも嬉しい。
厨房からは、鮭をブォーッと炙るおいしい音が漏れてきて、期待が高まります。
鮭の皮はパリッと、炙りたての香ばしさが鼻を突き抜け、この皮だけで白米が進みます。
脂が乗りふっくらとした身をかじると、ジュワッと旨味汁が出て、期待通りの満足度。
塩っぱすぎず淡泊すぎない、白みその少しのエッセンスが、鮭の旨味と香りを引き立てます。
以上、お腹袋のランチのご紹介でした。
混雑具合、待ち時間
晴れの平日12:30に行き、先客2組。退店13:00までに後客なし。注文から提供までは10分と、比較的スピーディー。
但し、大将がお一人で切り盛りしているので、混雑時はもう少し時間がかかるかもしれません。
まとめ
神楽坂「お腹袋」では、昔懐かしい家庭料理や、ハイクオリティの焼魚を味わえます。
ランチは約千円で、トレーから溢れんばかりのさまざまな料理を味わえる、まさに至れり尽くせりの和定食。
また、私がお腹袋を好きになったもう一つのポイントは味つけです。
濃すぎず薄すぎず、絶妙な味加減。具体的には「おかずをたっぷり食べて、お口直しに白飯」くらいの、私にはちょうど良い塩梅でした。
大将は寡黙ですが、優しい方です。セルフサービスの醤油を持ってきてくださったり、給湯器の使い方が分からず混乱する私に声をかけてくださいましたw
神楽坂には和食ランチがたくさんありますが、「お腹袋」はぜひ覚えておきたいところ。
焼きたてのお魚、昔ながらの家庭料理に、お腹も心もホッと安らぐひとときをお楽しみください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。