神楽坂でフレンチを頂くなら、必ずおさえておきたいのが「ルクロモンマルトル」。
同店は1998年創業、日本風にアレンジしない、フランスの伝統的な家庭料理を味わえます。
「明日もこの料理を食べたい」と思わせてくれるほどの、丁寧で優しい味つけが魅力です。
ルクロモンマルトルのもう一つの魅力は、お店の心温まる空間。
まるでフランスのお家にお呼ばれしたような、アットホームで可愛らしい空間は、女子会やデートにぴったりです。
ランチなら一人でも居心地よく過ごせます。
この記事では、ルクロモンマルトルへの行き方、ランチメニュー、食べたもの、混雑具合などを詳しくお伝えしていきます。
ルクロモンマルトルはこんな方におすすめ
・丁寧で優しい味つけのフランス家庭料理を味わえる、神楽坂の名店に行ってみたい
・ほっこり女子会やデートにぴったりの、穏やかな雰囲気のお店を探している
・ルクロモンマルトルの混雑具合、ランチ狙いめ時間を知りたい
ルクロモンマルトルへの行き方
ルクロモンマルトルの最寄駅は、東京メトロ各線・飯田橋駅。B3出口から徒歩3分です。
B3出口を出たら右に進み、ロイヤルホストの手前で右折(神楽坂仲通りに入る)。
「カラオケかぐら」を過ぎたところで右折すると、左手にルクロモンマルトルが見えます。
蔦や植物に囲まれた、とても可愛い外観です。本当にフランスの一角にありそう。
天気の良い日は、テラスで食事するのも気持ちよさそうですね。
店内の様子
席数はテーブルが7卓ほどで、人数に合わせてアレンジ可能。
パーテーションはありませんが、席の間隔は気にならない程度に設けられています。
インテリアも可愛くて、一年中クリスマスのような気分を味わえます。店内どこを撮っても写真映え。
住所 | 東京都新宿区神楽坂2-12 |
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営業時間 | 昼:11:30~13:30(LO) |
夜:18:00~21:00(LO) | |
定休日 | 日曜、水金のランチ |
電話番号 | 050-5589-7180 |
ランチメニュー
2022年10月現在、ランチコースは2種類です。
コース名 | 税込 | 内容 |
シングルコース | 2100円 | 前菜+メイン+パン+ドリンク |
フルコース | 3300円 | 前菜+メイン+パン+デザート+ドリンク2種 |
選べる前菜とメインは、選択肢が多いのも嬉しいポイント。
この日は前菜が8種、メインは4種ありました。
内容は時期替わりですが、キッシュ、パテ、ブーダンは毎回あります。
ルクロモンマルトルでは、他店ではあまり見ないメニューもいろいろとあります。
たとえばブーダン(豚の血と脂の腸詰)や鶏のマロン詰めなどがあり、グルメな方でもきっと満足できるでしょう。
シングルコースを実食
私が頂いたのは、最もリーズナブルな「シングルコース」(税込2100円)。選べる前菜、メイン、パン、ドリンクが付きます。
シングルコースで頂いたものを、一つずつご紹介していきます。
鶏レバームースと田舎風パテ
異なる2種のお肉が入っていて、軽いメインのような贅沢感があります。
鶏レバームースはしっとり、なめらかな舌触り。
レバームースといえば、重たいイメージがあるかもしれませんが、ルクロモンマルトルのは軽くてパクパクと食べられます。
横にはイチジクが添えられ、鶏レバーと相性抜群!
鶏レバーの芳醇な味わいに、少しの甘酸っぱさが加わり、美味しさがより一層引き立ちます。
もう一つのお肉は田舎風パテ。
ハーブが程よくきいており、豚の優しい甘みを感じます。ピスタチオのコリコリした食感が良いアクセント。
パン
パンは王道系のバゲットで、硬さの中にもふんわりとした食感あり。
パンは一口サイズが3個と少なめですが、メインがボリューミーなので、おかわりをしなくても案外お腹一杯になります。
パンのおかわり(+100円)は、メインが来てから考えたほうが良いかもしれません。
先述の鶏レバーとイチジクをディップ!
前菜とパンだけでも、いろいろな楽しみ方ができますね。
豚フィレ肉のロースト
メインは「豚フィレ肉のロースト ~シャルキュティエールソース~」を選択。
シャルキュティエールソースとは、白ワインや玉ねぎ、ピクルス、マスタード、トマトなどを使ったソースのこと。
ソースがツヤツヤで、見るからに美味しそう!付け合わせのポテトやインゲンも、食欲を高めてくれます。
私は「シャルキュティエールソース」を頂くのは初めてでしたが、本当に美味しかったです。
トマトの優しい甘さ、ピクルスのほのかな酸味が上品にまとまり、もはやこれ以外のソースは考えられません。
豚ヒレは低温でじっくりコトコト煮詰めたように柔らかく、ずっと噛みしめていたい美味しさです。
豚ヒレ単体でも美味しいですが、甘酸っぱいシャルキュティエールソースと絡み合う瞬間は、この上なく幸せでした。
ボリュームも十分で、豚ヒレはやや大きめが4切れ入っています。
またメインだけでなく、付け合わせも秀逸です。
ポテトは軽めの揚げ焼きで、一口頂くと本当にカリッ!と良い音がしました。
お芋の甘さが詰まっていて、もし今後「どの店のポテトが好きか?」と聞かれたら、ルクロモンマルトルと答えてしまいそう。
コーヒー
ドリンクはホットコーヒーを選択。※写真は別日に撮影。
やや酸味のあるタイプなので、好みは分かれるかもしれませんが、カフェで頂くようなきちんとしたクオリティです。
再訪記録
ここからは、再訪時のランチで食べたものを一挙ご紹介します。
ベーコンとチーズのキッシュ
前菜の「ベーコンとチーズのキッシュ」です。
大きなベーコンがゴロゴロ入っており、空腹を落ち着かせてくれる満足感があります。
キッシュの生地はサックリと軽い食感で、パイとタルトの中間のような口当たり。
バターたっぷりという感じはなく、キッシュの中ではあっさりしているタイプだと思います。そのため、メインで肉料理を選んでも大丈夫。
鶏のマロン詰めロースト
メインは「鶏のマロン詰めロースト ~グロゼイユソース~」を選択。
グロゼイユソースとは、ヨーロッパの果物「グロゼイユ」を使ったソースで、カシスのような甘酸っぱい味わいです。
お肉は200gはありそうなボリュームですが、鶏むね肉なのでサッパリと頂けました。
鶏の中からはマロンがお目見え。鶏とマロンの組み合せを食すのは初めてでしたが、すごく合う!
栗のホクホクした食感と甘さが、淡泊な鶏むね肉と絶妙にマッチしています。
今度家でも、鶏むね肉とマロンの料理を作ってみようと思ったほど。
ルクロモンマルトルでは、他店ではなかなか見ない料理を味わえるのも魅力ですね。
ヤシの芽と人参のサラダ仕立て
この日の前菜は、ヘルシーそうな「ヤシの芽と人参のサラダ仕立て」を頂きました。
ヤシの芽は、別名パルミットとも呼ばれ、ココナッツの新芽を指すそうです。
主に中南米で食される野菜で、低カロリーかつ食物繊維を多く含むのが特徴。
初めて食したヤシの芽は、意外にも淡泊な味わいで、特にココナッツの味がするわけではありません。
根菜のようなコリコリとした食感が、満足感をもたらしてくれます。
特筆すべきはキャロットラペ。甘酸っぱさが絶妙です!
舌を刺激しすぎない丁寧な味つけで、お腹を程よく落ち着かせてくれます。
若鶏のクミン風味パン粉詰め
今回頼んだメインは、なんと鶏肉にパン粉を詰めるという面白い一品。
随分クリエイティブな料理だなと思いきや、フランスの家庭では広く食される料理とのことで、知見が広がりました。
なお、鶏に詰めものをする料理を「ガランティーヌ」と呼ぶそうです。
鶏もも肉は、舌の上で溶けるように柔らか。おそらく低温でじっくりとローストしているのでしょう。
皮まで美味しく、鶏肉も良質なものを扱っているのだろうと思いました。
ふっくらジューシーな鶏もも肉と、パン粉のサクサク食感のコントラストは、なんとも幸せな気持ちにさせてくれます。
鶏を引き立てるのが、クミン風味のソース。
クミンによりピリ辛のアクセントが加わり、鶏肉の上品な仕立てを一層引き立てています。
クミンといえば、カレーに使われるスパイスですが、スパイス料理のような辛さはなく、こんなにも上品な使い方があるのかと驚きました。
また先述したように、ルクロモンマルトルでは、付け合わせも名脇役です。
マッシュポテトはトロトロになめらかで、お芋の甘みがクミン風味ソースと相性抜群。
以上、ルクロモンマルトルのランチのご紹介でした。
混雑具合
予約で一杯のことが多い人気店なので、平日土日問わず予約必須と言えます。
土日については、これまでの経験上、開店前から並んでも入れないと考えています(予約で満席になるため)。
以下、平日に訪問した際の混雑記録です。
●平日12:20に伺い(予約なし)、店内は満席。
→店員さん曰く「今来たお客様が多い」とのことで、おそらく12:00過ぎに満席になるのかなと推測しています。
●平日13:00(予約なし)、奇跡的に空席あり。
→但し、その後は常に満席だったので、やはり平日でも予約が安全。
●晴れの平日月曜、12:00に訪問(当日の午前中に電話で予約)。
→12:00の時点で満席、予約なしで来た方はお断りされていました。店員さん曰く、この日は予約で一杯だったそうです。
一人でも予約がおすすめ
ルクロモンマルトルは一人でも予約可能なので、安心して電話予約しましょう。
私は日曜ランチで、当日に電話予約して伺ったことがあります。
電話する前、一人でも予約していいのかなと少々不安でしたが、お店側も慣れているのか、快く対応してくださいました。
まとめ
ルクロモンマルトルは、明日も食べたくなる、丁寧な味つけのフランス家庭料理の名店。
ルクロモンマルトルのお料理や温かいサービスは、お腹も心も満たしてくれます。
スーツ姿の店員さんの気配りも素晴らしく、一人でもリラックスして過ごせました。
予約必須と言っていいほどの人気店ですが、予約さえすれば幸せのランチタイムが待っています。
一人でも安心して予約できるので、ルクロモンマルトルが気になる方は、ぜひ行かれてみてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。