神楽坂のイタリアン「アズーリ」でディナーをしてきました!
アズーリといえば、ランチのコスパが良いことで有名です。
豪快なパスタを安価で食べられるので、平日でも満席になるほど大人気のお店です。
私は、アズーリ=ランチのコスパが最高!とばかり思っていましたが、ディナーの料理も抜群に美味しく、言うことなしの大満足でした。
アズーリはディナーでこそ本領発揮と言っても、過言ではないでしょう。
また、クオリティや量に対する価格の安さは、神楽坂でトップクラスだと思います。
「同店のランチには何度も行った」という方にも、ぜひディナーを体験して頂きたいです。
この記事では、アズーリのディナーメニュー、今まで食べたもの、混雑具合、ランチとの比較など、詳しくお伝えします。
この記事はこんな方におすすめ
店内の様子
席数は60と、神楽坂のイタリアンでは随一の広さを誇ります。
私のおすすめはカウンター席です。
テーブル席は結構賑わうので(特に満席時は会話が聞こえにくいことも)、カウンターのほうが話しやすい気がします。
また、カウンターには仕切り板があるため、ソーシャルディスタンス的にも安心です。
カウンター席からは、シェフの調理ライブを拝見できます。
頼んだ料理が、目の前で丁寧に作られる過程を見られるのは楽しいです。特にデートなら、それだけで盛り上がること間違いなし。
お店の奥には、半個室が2部屋あります。利用料はかかりません。
家族4人で訪問時に半個室を利用し、プライベート感のある空間で、快適に過ごせました。
半個室は2部屋ありますが、隣とは壁で仕切られています。扉はカーテンで、半開きになっているため店員さんも呼びやすいです。
ディナーメニュー
アズーリの特徴は、なんといってもメニューが豊富なこと!
この日は冷たい前菜だけでも19種類あり、440円から頼めるものもありました。
温かい前菜は770円~。ボリュームがすごいので、ほぼ「メイン」と考えて良いですw
この日は白子ムニエル、アジの香草パン粉焼き、トリッパのトマト煮などがありました。
パスタは14種類、990円~1540円。
麺もさまざまで、リングイネ、手打ちパスタ、リガトーニなどがあります。
魚料理は、好きなお魚を好きな調理法で作ってもらえるメニューがありました。
デザートも魅力的です。この日のおすすめメニューでは、洋梨のコンポート、苺のムース、りんごのタルトが登場。
食べたもの
ここからは、私が今まで食べたものを一挙ご紹介します。
カポナータ
税込440円。2022年1月に訪問し、当日おすすめメニューから注文しました。
野菜は茄子、玉葱、ズッキーニなどで、こんもりと盛りつけられています。
カポナータに限らず、アズーリの野菜は一つ一つが大きめサイズなのが特徴です。
野菜を噛むたびに、ジュワッとジューシーな食べ応えを感じます。
トマトソースが濃厚で、思わずパンを追加注文してしまいました。
牛ハツのハーブマリネ
税込550円。2022年1月の当日おすすめメニューです。
牛ハツとはホルモンの一種(心臓)ですが、臭みは全くありません。
一枚あたりがビッグサイズですが、ハーブのさっぱりとした味つけで、軽々と頂けました。
自家製フォカッチャ
税込110円(1個)。他店の通常サイズの2個分くらいありそうなビッグサイズです。
肝心のお味は、パン屋さんを始めればいいのに...と思うほど、素晴らしい仕上がりでした。
小麦の密度が高く、風味がすごい!皮まで香ばしくて、思わず鼻が膨らみます。
もっちり、ふっくらした食感のフォカッチャは、本当に何個でも食べられそう。
ランチのフォカッチャも良いのですが、ディナー版のほうがよりハイレベルに感じます。
昼夜で小麦の配合などを変えているのかな?とも思いました。
ディナーでは、そのつど焼きたてを提供(リベイク)してくれるのも嬉しい。
別日のフォカッチャはハーブがたっぷりで、この日はお土産(持ち帰り)でも購入したほど美味しかったです。
ゼッポリーネ
大きいのが7~8個入りで、税込550円。ちなみにハーフサイズは6個入り330円です。
ゼッポリーネとは、ピザ生地に青海苔を混ぜて揚げたもの。
アズーリのゼッポリーネは生地がモッチモチで、噛むたびに青海苔の深い風味、小麦の甘さも感じられます。
私はゼッポリーネが大好きで、訪問先の店にあれば必ず頼みますが、今まで食べたゼッポリーネで一番美味しかったです。
ブルーチーズとジャガイモのグラタン
税込880円。濃厚なブルーチーズソースに、こんがり焼けたポテトが絡んだアツアツのグラタンです。
上からはたっぷりのチーズが掛けられ、チーズ好き大歓喜の一品。
芳醇なブルーチーズソースにはじゃが芋の甘さが溶けこみ、手が止まらない美味しさ。
この甘塩っぱいソースをパンに付けたり、ゼッポリーネに浸したりと、いろいろな楽しみ方ができました。
ホタルイカとズッキーニ、オレンジのマリネ
税込770円。2022年5月の、当日おすすめメニューから注文しました。
イカ×みかんの組み合せに創作性を感じます。
このコンビは初めて食べましたが、意外にも合う!
みかんの果汁が溶け出したマリネソースはほのかに甘酸っぱく、夏を感じる爽やかな一品。
生ハムとパルメジャーノチーズのサラダ
税込1320円。2022年5月、当時のレギュラーメニューから注文(現在はレギュラーメニューから消えています)。
シャキシャキのレタスだけでなく、生ハムまでしっとり柔らか。
ぽってり濃厚なバルサミコソースと、たっぷりのパルメジャーノで、食材の美味しさが何倍にも引き立ちます。
アズーリサラダ
税込990円。レギュラーメニューからの注文です。
サラダにしては高めと思うかもしれませんが、確実にお腹を満たしてくれるほど、たっぷりの野菜が入っています。
日替わりのデリが毎回入るようで、この日はオムレツ、さつまいもの甘露煮も入っていました。
別日にはカポナータが入っていたこともあり、前菜盛り合せのような雰囲気があります。
アズーリサラダはハーフサイズも可能です(税込660円)。
但しハーフサイズの場合は、オムレツなどのデリは入らないようです。
この日は野菜が潤沢にあったようで、白瓜、パプリカ、紅芯大根、蓮根、かぼちゃ、ズッキーニなど、数えきれないほど野菜がお目見え。
ローストポーク・すももジャム添え
税込880円。2022年8月のおすすめメニューで、季節ならではの「すもも」を取り入れた一品。
メニューブックには「前菜」として書かれていましたが、もはやメイン級のボリュームです。
すももジャムは濃厚でとても甘い。肉に合わせるには甘すぎるかなと思ったので、パンに塗って美味しく頂きましたw
ローストポークはふんわりとした仕上がりで、フォークが進みます。
白桃と水牛モッツァレラのカプレーゼ
税込1100円。2022年8月、当日のおすすめメニューから注文しました。
白桃、水牛モッツァレラ、ゴルゴンゾーラ、胡桃、バジルを散らした初夏の一品。
タワー状にそびえ立つ姿は、圧巻のビジュアル。
桃は完熟で甘く、チーズやオリーブオイルとのバランスが抜群です。
ブリのカルパッチョ
税込1,100円。大きなブリが10枚もイン。スーパーの刺身より絶対的に分厚く、これで1,100円はかなりお得感あり。
ズッキーニや玉ねぎとの相乗効果で、サッパリとした味わいに仕上がっています。
カルパッチョソースの味つけは控えめで、ブリそのものの味が生きていました。
鴨モモ肉とじゃがいもの白ワイン煮
税込1,870円。鴨モモ肉はホロッホロに柔らかく、まさにレストランクオリティ。
ソースは白ワインベースの優しい味つけで、鴨の旨味を存分に楽しめました。
トマトのほんのりとした甘さもあり、このソースをたっぷりとパンに浸したくなります。
シマチョウのピリ辛トマト煮込み
税込990円。シマチョウとはホルモンの一種で、部位としては牛の大腸にあたります。
シマチョウは臭みが一切なく、丁寧な処理が想像できます。
食感はまるで白子のようにトロトロと柔らかく、普段なかなか味わえないシマチョウを体験できて大満足。
結構な辛さがあり、思わずパンが進みました。
くたくたブロッコリーとツブ貝
税込880円。2022年11月のおすすめメニューから注文。
くたくたに煮込んだブロッコリーはしっとり柔らかく、ツブ貝との馴染みもGood!
貝のコリコリ食感とのコントラストを楽しめます。
まろやかなオイルソースと適量のニンニクが絡み、ペペロンチーノのようなヤミツキになる味。
白レバーのパテとトースト
レギュラーメニューからの注文です。お会計では税込550円でしたが、メニューには440円と書かれていたため、価格の正誤は分かりません。
白レバーのパテは、一見ラズベリーアイスと間違えるほどツヤツヤに綺麗なピンク色。
脂身のあるこってりとした味わいで、滑らかな舌触りが特徴です。カリカリに焼かれたトーストとの相性抜群。
ペペロンチーノ
税込990円。レギュラーメニューからの注文。
2人で行ったところ、こちらからお願いせずとも、2つに分けて提供してくださいました。
※写真は1名分(シェア後)。
肉や野菜の入らないシンプルなペペロンチーノですが、悶絶級に美味!
コシを感じるアルデンテのパスタに、香ばしくソテーされたニンニクが絡み、さらに唐辛子の辛さで食欲は全開に。
カウンターから厨房を見たところ、シェフはニンニクを揚げて、いったんおろして...といった調理で、とても丁寧に作られていました。
あさりと自家製カラスミのボンゴレ
税込1320円。2022年8月、当日のおすすめメニューから注文しました。
パスタはおそらく100gくらいだと思います。
この時は一人飲みだったので、ちょうど良いボリュームでした。
自家製カラスミが入っているため、塩辛さを懸念していましたが、ちょうど良い塩分です。
カラスミの塩気がアクセントになり、あさりの優しい旨味を引き立たせています。
オイルソースは綺麗に乳化し、ややクリーミー。パスタによく絡む絡む!
たっぷり魚介のペスカトーラ
税込1760円。2022年5月、当日のおすすめメニューから注文。
魚介は殻付きのエビやイカ、ほたて、あさりなど、盛沢山の内容です。
コクの深い濃厚なトマトソースに、魚介の出汁がギュッと詰まっています。
シンプルな桜えびのオイルソース
税込1,540円。2022年11月、当日のおすすめメニューから注文しました。
パスタは「トンナレッリ」という太麺で、しかも手打ち!こだわりを感じます。
オイルソースには桜えびの磯の香り、トマトの甘酢っぱさが溶け出し、オイルソースだけでも飲み干したくなるほど絶品でした。
私はトンナレッリという麺を初めて頂きましたが、ゴワゴワとした独特の食感が面白かったです。
一般的な乾麺よりも太めで、まぜそばのような食べ応えあり。
5時間煮込んだボロネーゼ
税込1,430円。レギュラーメニューからの注文です。
お肉の量がすさまじく、パスタを食べ終わってもなお挽肉が残りますw
〆に食べるというよりは、メインとして頂くほうが良いかもしれません。
ボロネーゼはデミグラスソースのように深い味わいで、赤ワインとの相性抜群。
ティラミス
税込660円。レギュラーメニューからの注文。
アズーリでは料理だけでなく、デザートも容赦ないボリュームです。
こちらのティラミスは、スープボウルのような深い器にたっぷりと入っていました。
2人でシェアしても若干多いくらいのボリュームで、ティラミス好きとしては大満足。
ふんわり食感のマスカルポーネは、舌の上でトロトロと溶けていきます。
土台にはココア生地のスポンジが敷かれ、食べ応え満点。
ボリュームはありますが、口の中に甘さが残らないスッキリとした味わいで、ペロリと完食。
苺のセミフレッド・ミルフィーユ仕立て
税込660円。2022年5月、当日おすすめメニューから注文。
パンを食べた時と同様、スイーツ専門店を始めればいいのに...と切実に願ったほど、美味しくて悶絶しました。
パリッパリのパイ生地に、こっくりとしたカスタードクリームや苺が何層にも重なり、さらにバニラジェラートまで入っています。
これで660円は破格です。満足度はその倍。
以上、アズーリディナーのご紹介でした。
お会計
アズーリでは、安心して(値段を気にしすぎず)頼んで大丈夫です。
我が家では、特に値段は気にせず注文しても一人5000円以下で収まります。
※もちろん、高いもの(と言っても2000円程)をたくさん頼めば金額も上がります。
初回では、お腹がはちきれるほど食べたので、絶対1万円超えたと思いましたが、衝撃の税込7260円でしたw(大人2名、ドリンク4杯)
一人飲みの時は、軽く食べて2420円。
お会計の留意点は特にありませんが、強いて言うならチャージ代が550円かかります。
また、店員さんはかなりお忙しいので、クーポン等を使った場合は、反映されているかレシートで確認したほうが良いです。
混雑具合
平日土日問わず、ディナーは予約が確実です。
土日でも予約なしで入れたり、平日でも満席だったりと、混雑具合が読めないからです。
私は大抵18:00(開店時刻)に行きますが、19:00には賑わってきます。
ランチとの比較
ランチリピーターの私としては、総合的にみて、ランチよりディナーのほうが満足度高めです。
ランチはメニューが限られますし、一定の注文が入ってからまとめて調理しています。
それに対して、ディナーは料理が豊富ですし、一品一品をより丁寧に作ってくださり、味わい深い内容となっています。
店員さんのサービスもきめ細やかで、時にはシェフ自らが接客してくださることもあります。
一人飲みできる?
できる!アズーリで一人飲みはハードル高いかと思いきや、意外に大丈夫でした。
(もともと、私が一人でどこでも行きやすい性分だからかもしれませんが)
一人で祝前日に予約なしで行った際は、19:30までならOKとのことで入店。
幸いにも18:00~18:45はカウンターは私のみ、落ち着いて夕食を楽しめました。
ランチ、テイクアウト編はこちら
ランチ、テイクアウト編については2020年9月19日公開の記事をご参照ください。
まとめ
アズーリの本領発揮を体感するなら、ディナーがおすすめ。
ランチも素晴らしいですが、ディナーはそれを上回るので、満足度は計り知れません。
毎回伝票を見て「ウソでしょ⁉」と言いたくなるほど、コスパが素晴らしいです。
神楽坂でイタリアンをお探しの方はもちろん、アズーリのランチリピーターの方にも、ぜひディナーを体験して頂きたいですw
美味しくて、ボリューム満点で、サービス良し。活気があり、そこに居るだけで楽しいお店です。
まだアズーリに行ったことがない方も、ぜひ行かれてみてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。