神楽坂「アズーリ」は、とにかくコスパが最強のイタリアン。
季節の食材をふんだんに使った、ボリューム満点の旨い料理をリーズナブルに味わえます。
ランチでは1000円台で充実した食事を楽しめるので、オフィスワーカーのオアシス的な存在です。
特に、麺を覆うほどたっぷりの具材が入ったパスタはアズーリでしか味わえない名物でしょう。
テイクアウトについても、レストランの味を格安で楽しめるので、一度利用すればリピート必至のクオリティです。
この記事では、アズーリへの行き方、ランチ&テイクアウトメニュー、今まで食べたもの等を詳しくご紹介します。
アズーリはこんな方におすすめ
・神楽坂で、コスパ最高峰と言えるイタリア料理店に行ってみたい
・旬の食材をたっぷり使った、ボリューム満点のイタリアンを堪能したい
・ランチ予算は1,000円台
アズーリへの行き方、営業時間
アズーリの最寄駅は、東京メトロ各線・飯田橋駅。B3出口から徒歩2分です。
飯田橋駅B3出口を出たら、まずは右に進みましょう(神楽坂を上る)。
左手に見える松屋を通過し、ますだや(すき焼き店)を過ぎたところで左折します。
すると写真のような小道に入り、右手にAzzurriの入るAYビルがあります。
住所 | 東京都新宿区神楽坂3-4 AYビル 2階 |
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営業時間 | 11:30~15:00 |
18:00~23:00(LO22:00) | |
定休日 | 年末年始 |
電話番号 | 050-5596-2263 |
店内の様子
店内は52席と、神楽坂でもトップクラスの広さです。
お店全体に活気があり、仲間とワイワイ食事したい時にはぴったりの雰囲気です。
平日は近隣のオフィスワーカー、土日はファミリーや学生さんなどで賑わいます。
ランチメニュー
ランチでは、パスタ・ラザニア・肉・魚料理が全部で6種類ほどあります。
全てのランチに、おかわり自由の自家製パンが付きます。
複数のランチセットがありますが、コスパを求めるならAまたはBランチがおすすめです。
内容 | 税込 | |
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A | パン、メイン | 1,100~1,300円 |
B | パン、前菜、メイン、デザート、ドリンク | 1,700円 |
Aランチには+300円でサラダを付けられますが、このオプションは平日限定です。
土日祝の場合は、サラダ無しのAランチか、サラダ&デザート付きのBランチ、または2,800円以上のコースとなります。
パスタはオイルソース、トマトソース、カルボナーラの3種類。
アズーリの魅力である「ボリューム」を体感するなら、具材たっぷりのオイルまたはトマトソースがおすすめです。
シェフに聞いたところ、パスタは普通盛100g、小盛は60gだそうです。ちなみに80gの指定もできました。
ランチ編
ここからは、私がアズーリで食べたランチをご紹介します。
サラダ
平日限定のサラダセット(300円)は、値段以上にゴージャスなのでぜひおすすめです。
ふわふわでシャキシャキのレタスに、季節の食材がたっぷりON。
この日はさつまいも、カボチャ、ごぼう、人参、きのこ、ピクルス、さらにはラタトゥイユまで入っていました!もはや前菜盛り合わせ。
別日のサラダには、カリッと揚がったさつまいもが入っていました。
サラダはかなりボリューミーです。メインの前にお腹が膨れてしまうので、ペース配分には気をつけましょう。
自家製パン
自家製パンは、なんとおかわり自由!おかわりの際は、店員さんに声をかけましょう。
この日はフォカッチャと固焼きのパン。フォカッチャは皮が香ばしく、ハーブの風味で食欲が沸いてきます。
なるべく開店時間11:30に近いほど、焼きたての美味しさを味わえます(遅い時間だとパサついていることも)。
さらに言えば、ディナーのほうがよりリッチなパンを味わえますが、ランチでは何と言っても「おかわり無料」が魅力です。
オイル系パスタ
この日は「鶏挽肉と野菜のビアンコラグーパスタ」をチョイス。
鶏挽肉は、塊状でこんがり焼かれているのがポイント。その香ばしさ、食べ応えに大満足!
挽肉でも、ただのそぼろ状ではない点に丁寧な仕事を感じます。食べやすいですし。
オイルソースにはペコリーノチーズがたっぷりと絡み、贅沢感満載。
チーズから溶け出すトロミやコクが、たっぷりの具材を一つにまとめ上げています。
(カウンターから、シェフがペコリーノチーズをファッサーする瞬間を確認)
野菜は小松菜、紫キャベツ、れんこんが入っており、それぞれが美味。
格安なのに「まかない感」を感じない、ハイクオリティなパスタとなっています。
休日ランチコース(2,800円)では、白魚とカラスミのペペロンチーノを頂きました。
休日コースには肉料理も付くため、パスタはデフォルトで小盛(約60g)です。
パスタをたくさん食べたい方は、大盛でオーダーすると良いでしょう。
ディナー経験者としては、ランチコースのパスタは、ディナーのレベルに相当近いと感じました。
抜群にアルデンテのパスタが、白魚とカラスミの旨味をたっぷり吸い上げ、もうあと一皿食べられるほど絶品です。
トマト系パスタ
この日は「豚挽肉と色々野菜のトマトソースパスタ」を頂きました。80gで注文。
野菜が圧巻の量で、もはやサラダの役割をも果たす、野菜好きのためのパスタと言えます。
野菜はキャベツ、セロリ、ズッキーニ、ブロッコリー、大根、長ネギなど。
こってりと濃厚なトマトソースには、豚挽肉や野菜の旨味がギュッと凝縮しています。
ここまで多くの食材を使い、その旨味を楽しめるパスタは、アズーリならではでしょう。
また別日には「ブリ、パプリカ、赤キャベツのアンチョビトマトソース」が登場。
ブリをパスタに使うとは、珍しいですよね。
小盛(60g)でオーダーしたので、写真のボリュームは通常より少なめになります。
トマトソースには、アンチョビの風味がガツンときいています。白米にも合いそうな濃厚な味つけで、空腹に染み渡りました。
カルボナーラ
アズーリのランチは日替わりですが、毎日登場するのが自家製パンチェッタ(ベーコン)のカルボナーラ。
ベーコンは厚切りで、市販品の3倍ほどの厚みがあります。店内仕込みだからこそ、実現できるボリュームでしょう。
パスタだけでなくお肉食べたい欲も満たしてくれるほど、自家製ベーコンを存分に味わえました。
カルボナーラは意外にも重たくなく、程よいクリーム感で、最後の一口まで美味しく完食。
お肉料理
平日ランチでは、週替わりの限定メニューが登場します。
2023年1月には「濃厚チーズリゾット&ゴロゴロ牛肩肉」が登場(税込1,300円)。
チーズクリームのリゾットに、赤ワインで煮込んだ牛肩肉を添えた一品です。
牛肩肉はホロホロと柔らかく、赤ワインの深いコク、香味野菜の旨味をたっぷり纏っています。
まろやかなチーズクリームのリゾットと相性抜群で、重たさを感じない美味しさです。
牛肩肉は一口サイズが5~6切れ入っています。
付け合わせにはレンコン、なす、紅芯大根などの焼野菜が添えられ、味の変化を楽しめます。
別日では、休日ランチコースにて「イベリコ豚のロースト」を頂きました。
驚いたのが、イベリコ豚の甘みがすごい!
レア寸前の絶妙な焼き加減で、豚の甘みがジュワーッと口の中に広がります。
バルサミコとベリーのソースも、シンプルな豚肉に華を添えてくれる味わいです。
玉ねぎや長ネギのグリルも香ばしく、全く隙のない一皿となっています。
デザート
デザートは時期替わりです。平日は複数から選べますが、休日は一種のみ。
この日はランチコースで「オレンジ蜂蜜のリコッタチーズケーキ」を頂きました。
ビジュアルが素晴らしい。
チーズケーキだけでなく、洋梨のシャーベット、ミックスベリーやオレンジも添えられています。
リコッタチーズケーキは密度が高く、食べ応え満点です。
脂肪分の少ないリコッタチーズなので、さっぱりとした味わいですが、頂点のオレンジ蜂蜜マーマレードはこってり甘め。
スッキリ感と甘さのバランスが取れた、大満足のデザートでした。
別日のランチでは「カンノーリとチョコチップジェラート」が登場。
カンノーリとは、カリッと揚げた筒状の生地に、リコッタチーズのクリームを詰めたもの。イタリアのシチリア島発祥のお菓子だそうです。
自家製の生地は分厚く、揚げシュークリームのような食べ応えがあります。
リコッタチーズのクリームは甘さ控えめで、スッキリとした味わいです。
ピーカンナッツの香ばしさもあり、平日ランチなのに特別感あるスイーツでした。
テイクアウト編
アズーリでは、ランチ&ディナーともにテイクアウト可能です。
テイクアウト専用メニューもあり、こちらはインスタグラムに掲載されています。
ディナーでは、グランドメニューだけでなく、本日のおすすめもテイクアウトOK。
ここからは、私がディナーでテイクアウトしたものをご紹介します。
白子ムニエル 青のりクリーム
2022年11月に購入。この日は以下5点を買い、お会計は税込3250円でした。
白子ムニエル | 990円 |
豚肩の厚切ハム | 880円 |
苺ミルフィーユ | 660円 |
サラダ ハーフ | 550円 |
パン2個 | 170円 |
白子ムニエルは、こんがりとした茶色が美しい。一口頂くと、トロットロの食感が溢れ出ました。
クリームソースには、青のりの芳醇な風味がたっぷりと詰まっています。
白子と青のりの、魚介同士が織りなす旨味に、この料理を選んで良かったと心から思いました。
カリフラワーは揚げ焼きで、薄切り状になっているため、チップスのようなサクサクした食感を楽しめます。
豚肩肉の厚切りハム
税込880円。豚肩肉はしっとり柔らか。
ハムと言えども、力強いチャーシューのような食べ応えがあります。
バルサミコとパルミジャーノチーズが掛けられ、メイン料理のような豪華さがあります。
また、メニューに「サラダ添え」と記載があり、少量の野菜が入っているのかなと思いきや、リーフレタスがたっぷりで驚きました。
商品名に「サラダ添え」とあったら、単品サラダは頼まずに、他の料理を頼むのも良さそう。
苺とカスタードのミルフィーユ
税込660円。テイクアウト不可に見えるメニューでも、アズーリは最大限に対応してくれます。
大きめのパック(前菜が入っていたのと同じ容器)に、苺のミルフィーユがドドン!と鎮座。
パイ生地からトロ~リとあふれ出すカスタードクリームに、テンション爆上がりです。
パリッパリのパイ生地と、こっくりと甘みのあるカスタードが何層にも折り重なっています。
カスタードは卵感たっぷりのナチュラルな味わいで、おそらく自家製かなと推測。
苺は1.5個と少なめですが、テイクアウト仕様だからかもしれません(背が高いとフタが閉まらないので)。
鴨胸肉のロースト
2022年11月購入、価格は1300円。
スタッフさんに聞いたところ、鴨胸肉は約200gとのことです。
一人で200gも食べきれるだろうか、という心配は無用でした(難なく完食)。
フタをあけた瞬間に、鴨胸肉ローストの芳ばしさがブワッと鼻を直撃。思わず「美味しそう~!」と一人で騒いでしまいました。
肉肉しいとは、まさにこのこと!
鴨肉はムチムチと身のつまった味わいで、なかなか家では食べることができない一品。
お肉は弾けるように肉厚ジューシーで、パリッと焼けた皮目とのコントラストがたまりません。
ポテトフライ
税込220円。ポテトフライは店内用メニューにはなく、なぜか持ち帰り用メニューだけに載っている幻の料理ですw
じゃがいも2個分はある量で、大きな乱切りが11個も入っていました。
黄金色に揚がったポテトフライは、まるでサツマイモのように濃厚な甘さ。
おそらく、じゃがいも自体の甘さが強いのだと思いますが、甘みを閉じこめるように揚げたシェフにも拍手です。
今後ポテトフライを食べたい時は、これだけをアズーリで発注したいほど美味でした。
コンプリートセット
コンプリートセットの内容は、サラダ、選べるパスタ(カルボナーラorミートソース)、豚肩ロース、フォカッチャと盛沢山。
この日は宅配アプリmenuで注文しましたが、店舗でのテイクアウトも可能です。
宅配価格は1995円、テイクアウトは1620円となっています。
豚肩ロースはボリューム満点!
大きめの豚肩が5切れ、その下にはゴーヤ、蓮根、にんじん、マイタケなどの焼野菜がたっぷり入っていました。
パスタはミートソースを選択。
トマトやニンジンの甘みが全面に出ていて、幅広い層にとって食べやすい味つけとなっています。
こちらのコンプリートセット、全体のボリュームとしては1.5人前くらいです。
パスタが約100gなので、2人でシェアするならコンプリートセット+パスタ1つ追加でちょうど良いかと思います。
以上、アズーリのランチ&テイクアウトのご紹介でした。
ランチ混雑具合
平日はオフィスワーカーで混み合い、12:00には満席になります。待たずに入店するなら、開店11:30~12:00、遅めの13:00以降がおすすめです。
提供時間については、15分ほど見積もったほうがよいでしょう。
カウンターから見る限り、パスタはある程度の注文が入ってから、まとめて調理しているようです。そのため、提供には若干時間がかかります。
直近の日曜では、晴れの12:35に入店し、一人なのですぐに入店できました。退店13:00には、階段の下まで列ができていました。
テイクアウト待ち時間
テイクアウトは毎回18:00(ディナー開店時間)に注文しますが、受取までの待ち時間は大体30分です。
但し、イートインの料理と同時並行で調理するため、混雑具合によって所要時間は変わります。
店内が混み合っている場合は、受取時間が少し遅れることもあるので、「受取は予定時間よりやや遅め」と考えておくと良いかもしれません。
ディナー編はこちら
アズーリはディナーでも、秀逸な料理を楽しめます。
ディナー編については、2022年1月16日公開の記事をご参照ください。
まとめ
アズーリは、神楽坂に数あるイタリアンの中でもコスパ最高峰と言えるイタリアン。
値段が安い、ボリュームが良いだけでなく、もっとお金を払ってでも食べたいと思える美味しさがあります。
ランチパスタは、ものによってはパンチがきいているため(アンチョビトマトソース)、お上品にパスタを巻きたいという気分よりは、食欲旺盛モードの時におすすめです。
テイクアウトについても、美味しい料理を驚くほどの格安で味わえるので、リピート必至のコスパです。
旨いイタリアンを格安で、思いっきり食べたい時はアズーリへ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。