神楽坂で焼魚ランチを食べたい時、絶対に外せないのが「高林(たかばやし)」。
高林は牛込神楽坂の住宅街に佇む割烹料理店で、開店から客足が絶えないほどの人気店です。
ランチではホッケ、ぶり、さば、あこう鯛、かれいなどの焼魚が目白押し。
店主はふぐ調理師免許の資格を有していらっしゃり、ランチの焼魚でも奥深さやこだわりを感じられる内容です。
料理は一つ一つが手作りの丁寧な味で、個人の割烹料理店ならではの趣きを味わえます。
お値段もリーズナブルで、およそ1000円で立派な定食を味わえるのも嬉しいポイント。
お魚好きの方なら、きっと毎日通いたくなるランチ処です。
この記事では、高林への行き方、ランチメニュー、食べたもの、混雑具合などを詳しくご紹介します。
高林はこんな方におすすめ
・毎日通いたくなる、さまざまな焼魚の和定食が食べたい
・おかずや味噌汁など、一つ一つが丁寧に作られた料理を味わいたい
・個人の割烹料理店ならではの風情を楽しみたい
高林への行き方
高林の最寄駅は、都営大江戸線・牛込神楽坂駅。A1出口から徒歩4分です。
牛込中央通りを市ヶ谷方面に進み、カルミネを通過。
フルーツサンド店を過ぎたところで右折すると、カレー店(からかうあ)の向かい、マンションの1階(路面)に高林はあります。
外観は敷居が高そうなので、初めての方は緊張するかもしれませんが、大将が気さくな方なので安心して大丈夫。
私が初めて伺った際、大将が「どうぞ!」と明るく迎えてくださり、緊張がほどけたのを覚えています。
住所 | 東京都新宿区細工町1-2 |
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営業時間 | 昼:月~金の11:30~14:00 |
夜:月~土の17:30~22:00 | |
定休日 | 日曜・祝日 |
電話番号 | 03-5228-2224 |
店内の様子
席数はカウンターが8席、4名用テーブルが2卓。
店内は木を基調とした穏やかな空間です。
晴れた日は入口から木漏れ日が差し、気持ちよく過ごせます。
カウンターが特等席で、大将の調理ライブを見ることができます。
大将は調理から接客まで一人でこなし、その手捌きは華麗そのもの。
ランチメニュー
ランチのお魚定食は、全て税込1100円(※2022年8月現在)。
定食にはご飯、味噌汁、玉子焼、根菜煮、漬物、冷奴も付きます。
お魚は通年メニュー(入口に掲示)、日替わりメニュー(大将が口頭で説明)があり、8種類ほどのラインナップから選べます。
通年メニュー |
サバの文化干し |
サバの味噌煮 |
あこう鯛の粕漬け |
かれいの煮付け |
ネギトロ丼 |
※店内にはメニューブックがありませんので、店頭掲示の通年メニューに目を通してから入店すると良いでしょう。
日替わりメニューは、大将が口頭で説明してくださいます。こちらもメニューブックがないので、よく耳を傾けましょう。
トレーに入った生魚を見せながら「どれにしますか?」と聞いてくれるので、食べる前からワクワク感を楽しめます。
過去登場の日替わり |
ぶりの味噌煮 |
ほっけの粕漬け |
サンマの塩焼き |
鮭カマの塩焼き |
【ランチ①】ネギトロ丼定食
ネギトロ丼は数量限定で、この日は3食分のみ。私と他2名(開店と同時に入店)の分で完売になりました。
後から来たお客様が口を揃えて「ネギトロ丼ありますか?」と聞いていたので、ネギトロ丼は大人気のようです。
丼にはネギトロがこんもりと盛り付けられ、さらに帆立も付いてきます!
ネギトロは一般的に販売されているものよりも、赤みが濃いのが特徴です。
ふわっと柔らかく、赤身を感じられる上質な味わい。
帆立はツルンとした食感で、とろけるように柔らかく、ネギトロとの相性抜群。
数量限定、そして人気の理由にも納得です。
ご飯は酢飯ではなく白飯で、水分多めの柔らかい炊きあがりです。
私には量が多かったので(200gはありそう)、次は少なめにしようと思います。
玉子焼きは出汁のきいたジューシーな味わいで、お手本にしたい王道の美味しさ。
ほんのり付いた焼き目にも、手作りの味わい深さを感じます。
根菜煮には、れんこんや大根、にんじん、厚揚げが入っています。
一つ一つが柔らかすぎず、硬くもない絶妙な食感で、根菜の魅力である歯応えを楽しめます。
出汁が全体にしっかりと染みていて、醤油はほんのり程度の優しい味。
これが毎日の食卓にあればどんなに幸せだろうか?と想像してしまうほど、丁寧な調理がうかがえる一品です。
【ランチ②】あこう鯛の粕漬け定食
注文時、大将がトレーに入った生魚を見せてくれるのですが、この日はあこう鯛が特に綺麗な色だったので、あこう鯛の粕漬け定食を注文しました。
あこう鯛は箸が簡単に入るほど、身がふっくらしています。
この焼加減は、家では真似できない!お店で食べることの価値を感じる、しみじみと美味しい焼魚でした。
味噌汁にはもやしがたっぷり入っていて、シャキシャキとした食感が満足度を上げてくれます。
お味噌控えめの減塩テイストで、食欲のない時でも胃にスーッと入っていきます。
提供の直前まで鍋をフツフツと沸かしているので、毎回熱々のお味噌汁を頂けるのが嬉しいです。
以上、高林のランチのご紹介でした。
混雑具合、提供時間
ランチタイムは常に混雑しているので、開店11:30の入店がおすすめです。
直近(2022年8月)では、11:45にカウンターが埋まり、12:00には満席になりました。
客層はサラリーマンや常連さんがほとんどで、近隣の方に愛されているのが分かります。
大将は調理から接客まで、全て一人でこなしているため、料理の提供は15分程かかります。カウンターから拝見したところ、定食は3人分ずつ作っているようです。
時間を待ってでも味わいたいと思えるほど丁寧な料理なので、ぜひ時間のある時に狙いましょう。
まとめ
高林では、一つ一つが丁寧に作られた和定食ランチを楽しめます。
焼魚のラインナップも豊富で、何を選んでも美味しいだろうという安心感があり、魚好きが毎日通いたくなるお店です。
大将の丁寧な調理は、カウンターからその様子を拝見できます。
カウンターから見て印象的だったのが、食材ごとに調理箸を変えるなど、とにかく丁寧な調理。
たとえばネギトロ一つにしても、針のように細い箸で丁寧に盛りつけていました。
大将はお一人なので忙しいはずですが、常に丁寧な対応をしてくださいます。
お客さんに真摯に向き合う姿が、料理にも表れているように感じました。
割烹料理店というと敷居が高そうに思うかもしれませんが、個人店ならではの穏やかな雰囲気なので、安心して大丈夫です。
魚好きの方はもちろん、普段は神楽坂中心部でランチしている方も、足を運ぶ価値のあるお店です。
お時間のある時に行かれてみてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。