神楽坂の芸者新道に佇む「リコッタ」は、2022年9月にオープンしたイタリアンかき氷専門店。
その特徴はなんと言っても、イタリア料理人の店主が作るオリジナリティあふれるかき氷。
チーズやオリーブオイルといったイタリア食材を使用し、季節のフルーツと調和させたかき氷は、リコッタならではの逸品です。
大人の舌にあう上質なかき氷で、普段滅多にかき氷を食べない私でも、リコッタのかき氷ならまた食べたい!と率直に感じました。
また、神楽坂にはアイス類を食べられるお店は非常に少ないため、リコッタは重宝できること間違いなし。
暑い夏だけでなく、季節を問わずに食べたくなる、唯一無二の絶品かき氷を食べてみませんか?
この記事では、リコッタへの行き方、メニュー、食べたもの、待ち時間などを詳しくご紹介します。
この記事はこんな方におすすめ
・イタリア料理人が作る、オリジナリティあふれるかき氷を食べてみたい
・神楽坂で、食後の〆にもぴったりなスイーツを食べたい
・リコッタの混雑具合、待ち時間を知りたい
イタリアンかき氷リコッタとは
イタリアンかき氷とは、イタリア食材を使ったかき氷のこと。
公式インスタグラムによると、もともとはイタリア料理店「シロッポ」として営業しており、2015年からかき氷の提供が始まったそうです。
同店は笹塚や祐天寺など、さまざまな場所での営業を経て、2022年9月に神楽坂に移転。
イタリア料理店だからこそ入手できる食材を扱い、また熟練の店主が食材を厳選することで「唯一無二のかき氷」を作り上げています。
予約&インスタ確認がおすすめ
かき氷専門店といえば、リコッタのような人気店の場合、行列は必至です。中には1時間待ちは当たり前、といったお店もあります。
リコッタはWeb予約可能なので、予約をすればスムーズに入店できます。
予約なしでも、席に空きがあれば入店可能。予約が面倒、かき氷は食べたい瞬間に食べたいという方も、リコッタの味を体験できます。
また、インスタでは混雑状況をタイムリーに発信しているため、インスタを見れば空いているタイミングを狙うこともできます。
リコッタへの行き方
リコッタの最寄駅は、東京メトロ各線・飯田橋駅。B3出口から徒歩4分です。
B3出口を出たら右に進み、ファミリーマート(神楽坂三丁目店)の前で右折し、神楽坂仲通りに入ります。
仲通りを進むとすぐ左手に、入口がやや階段になっている小道(芸者新道)が見えますので、この芸者新道を進みましょう。
芸者新道をしばらく進むと、左手に黒いビルが見えます。
路面には花屋Bar「flowership」、ビルの向かいにはイタリアン「Buona carne!」があります。
この黒いビルを奥へ進めば、リコッタに到着です。
住所 | 東京都新宿区神楽坂3-2-33 巽(たつみ)ハイム1F |
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営業時間 |
基本12:00~※インスタを要確認 |
定休日 | 不定休 |
店内の様子
店内はカウンターが5席ほど、テーブル3卓。
かき氷専門店なので、私は勝手に店内極寒を想像していたのですが、想像より寒くなく安心しました(長袖だったからかもしれませんが)。
テーブルには可愛い雑貨がディスプレイされ、心和む空間です。
着席後には温かい麦茶をもらえるので、お腹にも安心。
メニュー
お店のインスタグラムでは、当日の全メニューを発表しているので要チェック。
この日は16種類もあり、栗、柿、紅玉など秋を感じるメニューがずらり。
通常サイズは1300~1600円、ピッコロサイズは一律800円となっています。
ピスタチオを使ったかき氷も多く、ピスタチオ好きとしては何度か来なくてはいけません。
早々に完売するメニューもあるため、目当てのかき氷がある場合は、早い時間に行くのが吉。
食べたもの
ここからは、私がリコッタで食べたかき氷をご紹介します。
くりの秋味満喫かき氷
ピッコロサイズ、800円。
注文して17分後、運ばれてきました!
深い器にたっぷりと、山のようにそびえ立つかき氷。その姿は、本当にピッコロサイズなのか?と目を疑ってしまうほどの迫力があります。
こちら「くりの秋味満喫かき氷」は、秋ならではの食材やイタリア素材の入った、実に魅力的な内容です。
マロン&マスカルポーネ |
ミルク |
チーズ |
さつまいもカスタード |
柿のはちみつマリネ |
頂部のマロン&マスカルポーネには、栗のこっくりした風味、濃厚な甘さを感じます。
マスカルポーネチーズが入っていることで、クリームのようにぽってりとしたコクがあり、この部分だけでも満足感があります。
かき氷は超ふわふわ!綿菓子のように繊細で、とても優しい口当たりです。
お店のインスタによると、削り刃やそのメンテナンスにもこだわっているそうで、大変丁寧に作られているのが分かります。
ふわふわのホワッホワ〜🎶
— 神楽坂グルメたぬき (@tanuki_gourmet) 2022年10月19日
その美味しさに、恍惚として我を忘れる🫠#かき氷専門店リコッタ pic.twitter.com/LnuToVwxiA
かき氷の終盤では、柿のハチミツマリネがお目見え。
ふっくらとした柿に、ハチミツの甘みが絡まり、最後の最後で満足感はMAXに。
また、かき氷にはミルクが入っているため、溶けたミルクが器に残ります。
最後はそのミルクスープをズズッと頂き、無事に完食。
ピッコロサイズでも大きいので、最初は食べきれるかと不安でしたが、氷なので見ため以上に軽いです。
かき氷はどの部分を食べても美味しく、我を忘れて超速で食べてしまいました。
驚いたのが、頭がキーンとならないこと。冷たすぎない適温で、どんどん食べ進められます。
黒ごまラズベリーかき氷
リコッタには、ピッコロサイズより更に小さい「ミニミニ」があります。
なんとこの日、ミニミニ氷が一杯無料という嬉しいサービスがあり、しっかり享受してきました。
こちら「黒ごまラズベリーかき氷」は、黒ごまをベースにさまざまな食材を組み合わせた、興味をそそる内容です。
黒ごまシロップ |
ラズベリーシロップ |
ナッツとチョコのジェラート |
ベリーの赤ワイン煮 |
黒ごま×ラズベリーって合うの?と思っていましたが、これが相性抜群!
黒ごまの渋くて深いテイストと、ラズベリーの甘酸っぱさの双方が引き立ちます。
シロップ状なので、甘さがきちんとあり、スイーツ食べたい欲をしっかりと満たしてくれました。
ふわふわのかき氷を食していると、ナッツとチョコのジェラート、そしてベリーの赤ワイン煮がお目見え。
まるでスイーツのパレードのように、食べ進めるごとに豪華キャストが次々と登場します。
特にベリーの赤ワイン煮は、甘酸っぱさがよく出ていて、口の中をスッキリと締めてくれました。
先述のピッコロサイズ、ミニミニサイズの2杯を頂き、さすがにお腹一杯です。
一人で2杯召し上がる方も多いそうですが、2杯食べる時は(見ためより軽いとはいえ)お腹を空かせて行きましょう。
以上、リコッタのご紹介でした。
混雑具合、待ち時間
やや寒い曇り空、平日17:45に訪問。予約をしたので、待ち時間なく入店できました。
店内は常に満席で、退店時18:30には外に5人待ち。
かき氷の提供時間は17分でしたが、スケジュールには余裕を持って行くのがおすすめです。
お一人様が多いですが、2杯召し上がる方もいるため、回転の良し悪しはその日によって異なると思います。
まとめ
リコッタでは、オリジナリティあふれる「イタリアンかき氷」を楽しめます。
季節のフルーツや甘味に、イタリア食材を組み合わせたかき氷は、リコッタでしか味わえない一品。
かき氷の中身についても、たとえば「柿のはちみつマリネ」や「ベリーの赤ワイン煮」など一工夫あるもので、シェフ特製ならではの満足感を味わえました。
かき氷といえば夏、というイメージがあるかもしれませんが、リコッタのかき氷は季節を問わずに食べたい唯一無二のスイーツです。
神楽坂民としては、冷たいスイーツが食べたくなった時、リコッタは定番にしたいと思います。
正直、ひねくれ者の私は「かき氷専門店?」と若干敬遠していたのですがw、行ってみて本当に良かったです。
かき氷の中からは、さまざまな食材が目白押しに現れ、食べる人の心を常に楽しませてくれます。
接客も大変丁寧で、前店時代からの常連様が多い理由もよく分かります。
心地よい空間で、ここでしか食べられない至福のかき氷を、この冬ぜひ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。