神楽坂でおいしいケーキといえば?と聞かれたら、私が推したいのは「プティトモ」。
贅沢な素材をふんだんに使った、目にも美しい絶品スイーツを楽しめます。
以前は横寺町にありましたが、2020年12月に白銀町に移転。
旬の果物をたっぷり使い、一手間のエッセンスがきいたケーキは、どれも舌を巻く美味しさ。
一つ一つのパーツが上質で、大満足のスイーツタイムを過ごせます。
この記事では、プティトモへの行き方、ケーキのラインナップ、食べたもの、混雑具合などを詳しくお伝えしていきます。
プティトモはこんな方におすすめ
・贅沢な素材をふんだんに使った、絶品ケーキを楽しみたい
・目にも美しいビジュアルで、五感で満足できるスイーツを味わいたい
・神楽坂で、イートインできるケーキ屋さんを探している
※情報は2023年5月時点の内容です。最新の情報はインスタグラムをご参照ください。
プティトモへの行き方、営業時間
プティトモの最寄駅は、東京メトロ東西線・神楽坂駅。1aまたは1b出口から徒歩2分ほどで到着します。
神楽坂駅を出たら左に進み(飯田橋方面に進む)、ちよだ鮨の前で左折しましょう。
すると、このような小道に入ります。
小道に入ると、左手に青いビル(田南ビル)が見えます。この青いビルの1階に、プティトモが入っています。
目印として、プティトモの向かいにはチーズ専門店「アルパージュ」、小道の突き当たりに和食店「季彩やひで」があります。
住所 | 東京都新宿区神楽坂6-22 田南ビル神楽坂1F |
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営業時間 | 11:00~19:30 |
定休日 | 月、火 |
電話番号 | 03-5579-2450 |
支払 | 現金またはPayPayのみ(2023年5月時点) |
レジ袋 | 4円~ ※以下参照 |
店内の様子
お店に入ると、右手に焼菓子コーナー、正面にケーキ、奥にイートインスペースが広がります。
カウンターは6席。石窟のような天井が、幻想的な雰囲気を演出しています。
大人向けの落ち着いた空間なので、一人で寛ぎたい時やデートにもぴったりでしょう。
ケーキのラインナップ
ケースには、目にも美しいケーキがずらり。
季節のフルーツをあしらった、色とりどりのケーキやタルトが迎えてくれます。
他にもガトーショコラ、チーズケーキなどの定番モノもありますよ。
ケーキは大体500~600円。神楽坂においては平均価格で、クオリティに対してリーズナブルな印象です。
苺とバニラのムース | キャラメルと夏みかんムース |
柑橘のタルト | ショコラフランボワーズ |
ピスタチオとフランボワーズ | 洋梨のシブースト |
人気のケーキは食材がなくなり次第終了のこともあるので、目当てがある場合は問い合わせてみると良いでしょう。
ちなみにタルトタタンは秋のイメージですが、春でも販売していることがあります。
焼菓子は1~2個ずつの販売です。価格は大体200~300円。
小腹が空いた時や、値段的にも気軽に買えるのが嬉しいですね。
イートインの場合は、ドリンク注文が必須です。
コーヒー、カフェラテ、カプチーノ、紅茶、自家製ソーダにワインなどがあります。
プティトモではドリンクもきちんと美味しいので、ぜひ楽しんでみてください。
食べたもの
ここからは、私がプティトモで食べたものをご紹介します。
栗のチーズケーキ
税込455円。箱から出した瞬間、チーズとビスケット生地の芳醇な香りが漂います。
一口頂くと、チーズ自体のフレッシュな味に驚きました!
クセのない、すっきりとクリアな味わい。
上質なチーズがみっちり濃密に詰まって、これは贅沢。
チーズの中心には、これまた濃密な栗ペースト。
ずっしりと食べ応えがあり、まろやかな甘さはスイーツ欲を満たしてくれます。
ビスケット生地も主役といえるほど、美味しさの存在感がすごいです。
舌の上でしっとり、ほろほろと溶けていき、幸せを感じる味。
バターが良質なのか、驚くほどフレッシュで芳醇な香りが特徴的。
レアチーズケーキ
12月に購入、税込545円。ブルーベリーとラズベリー、さらに食用花も添えられています。
ずっと見ていたいほどの可愛いビジュアルに、女性パティシエのセンスを感じます。
プティトモで毎回思うのは、贅沢な素材がふんだんに使われているということ。
今回もチーズが本当にフレッシュで、まるで搾りたての生乳のような味わいでした。
ビスケット生地は、(おそらくシロップか酒に漬けたような)水分を含んでいるのが特徴的です。
しっとり&ホロホロ食感のビスケットが、なめらかなレアチーズと溶け合う瞬間は、口の中で無くなるのが切ないほど美味。
ガトーショコラ
税込465円。カカオのちょっぴりビターな風味、すっきりとした甘さが広がります。
ぽってりした生クリームを溶かしながら濃厚なココア生地を頂くと、いつもの15時が特別な時間に。
素材がギュッと詰まっているのは、プティトモの特徴と言えそうです。
フランボワーズショコラ
税込630円。ココアスポンジにチョコとフランボワーズのムースがどっしり。
さらにチョコのガナッシュ、フランボワーズのジャムが覆い、トップにはベリーの果実がオン。
一口目はふわっとして、ココアスポンジも舌を巻いてしまう完成度。
舌の上でゆっくりと、チョコと木苺のムースが深みをもって溶けあいます。
ガナッシュはチョコ好きを唸らすほど濃厚である一方、ムースはスッキリとした味わい。
甘さが口の中に残りすぎない、大人のためのチョコレートケーキ。
フランボワーズの甘酸っぱさがエッセンスになり、噛むたびに酔いしれる美味しさ。
苺のタルト
税込560円。大晦日の14:00過ぎに行き、ラスト1個でした。
タルトの上には苺!苺!苺!背高く積み重なり、まさにオンパレードです。
苺そのものがフレッシュで、ケーキに合う甘すぎないタイプです。噛むたびにジューシーで、苺だけでも満足のクオリティ。
コーティングの甘酸っぱいジャムが、苺をさらに引き立てていました。
サクッとしたタルトとジューシーな苺を繋ぐように、カスタードクリームがぽってりとイン。
タルトから漂うバターのたまらなく良い香りは、もはやプティトモの代名詞。
沖縄産パイナップルのタルト
税込571円。沖縄産パイナップルは果実がギュッとつまった味わいで、それ自体が美味しい。
「今度、沖縄産パインを買ってみようかな?」と感じたように、フルーツとの新たな出合いがあるのもプティトモならでは。
こっくりと濃厚なタルトに、ブルーベリーを見つけた時の嬉しさったらない。
主役のパインだけで終わらせないシェフの探求心に、もはや尊敬の念を覚えます。
タルトタタン
税込530円。今まで食べたタルトタタンで一番好みかもしれません。
りんごの甘さ、キャラメリゼの渋さのバランスはまさに頂点に達しています。
りんごを焦げるか焦げないかの瀬戸際まで煮詰めたような、深さの染み渡る味わい。
りんごはゴロッとした果肉感がある一方、トロトロと滑らかな部分も心地よい。
土台のタルトは薄めで(少し欠けていたからかも)、ザクザクと硬い食感。
バターのフレッシュな香りが同調し、この上なく絶品のタルトタタンです。
モンブラン
税込605円。イートインで、モンブランを頂きました。ドリンクはコーヒーを注文(550円)。
着席後すぐに登場したモンブランは、高くそびえ立つ圧巻のビジュアル。
まさに、ヨーロッパ最高峰のアルプス「モンブラン」を体現しているかのようです。
ねっとり食感を味わうと、栗のこっくりとした甘さが口いっぱいに広がります。
これぞモンブランと言うべき食べ応えで、いつまでも感じていたい味わい。
中にはふわふわの生クリームがたっぷり。
生クリームは甘さ控えめで、このボリュームでもペロリと頂ける軽さ。
土台はパリパリのメレンゲ生地。栗ペーストやクリームと溶けあい、食感のコントラストがたまらない。
洋梨プリン
税込465円。プリンに洋梨の果肉、生クリームを添えた一品です。
これが本当に絶品で、期間中に5回はリピートしました。
トップには、舌の上でトロける滑らかな生クリームがオン。
この生クリームがまた、フレッシュで良い!
プリンや生クリームは甘さ控えめで、洋梨の濃厚な甘さが際立ちます。
夏みかんとヨーグルトのムース
税込615円。トップには夏みかんのジュレと食用花があしらわれ、中心部はヨーグルトムース、土台はビスキュイ生地となっています。
密度の高いヨーグルトムースは、食べ応えはあるのに軽やか。
どことなくレアチーズに似た、スッキリ爽やかな味わいです。
スポンジやビスキュイ生地と相まって、サク・ふわ・トロの三重奏で口の中は幸せでいっぱいに。
中心部の夏みかんコンポートにも、プティトモさんらしい一捻りを感じます。
まるでシャーベットのようにシャリシャリと、この部分だけ冷菓のようで不思議。暖かな季節の訪れを感じる一品でした。
ピスタチオとフランボワーズのムース
税込615円。もはや芸術作品と言うべき、日常をハレの日に変えてくれるビジュアル。
トップにはピスタチオのホイップクリームがそびえたち、背が高い。
フランボワーズの赤色とも相まって、どことなくクリスマスツリーを連想します。
外側はピスタチオのチョコでコーティング。中はピスタチオのスポンジ、フランボワーズのムースが入っています(※食べ途中で写真はボカし)。
贅沢すぎるほどのパーツですが、それぞれがケンカせず、見事に調和。
ピスタチオのこっくりと芳しい香り、ラズベリーの甘酸っぱさが溶けあいます。
最後の一口が本当に名残惜しいほどの逸品です。
自家製アイスクリーム
暖かい季節には、自家製アイスクリームが登場します。2023年4月には、バニラとキャラメルを購入(各460円)。
アイスクリームはとってもなめらか。
まろみのあるミルク感で、舌の上でゆっくりと溶けていきます。
こだわりバニラを頂くと、フレッシュな牛乳の味が口いっぱいに広がり、贅沢感満載。
バニラビーンズや卵ではなく、あくまでも主役は牛乳。ミルクのまぁるい甘さがたまりません。
続きまして、キャラメルアイス。
焦がしキャラメルが濃厚で、ちょっぴりビターな味わいがたまらない!
トップのざくざくクッキーもキャラメル風味。バターの香りも最高です。
焼菓子シリーズ
プティトモでは焼菓子も抜群においしいので、ケーキとの併せ買いもおすすめです。
「ホワイトチョコとアーモンドのクッキー」は2枚入り、税込220円。
食感はサクサク・ほろほろ・しっとりの三拍子。
アーモンドの香ばしさ、バターのフレッシュ感もたまらない。ホワイトチョコのまろやかな甘さで、午後のティータイムが華やかに。
年末に登場する「干支の焼菓子」も必見です。
うさぎフィナンシェ(税込300円)は、年内最終営業日(2022年12月31日)に購入。
ヒゲの形、ミミ穴の綺麗なカーブ…すごくないですか?
背中にはチョコチップが埋め込まれ、細部まで手のこんだフィナンシェです。
チョコレートを練り込んだフィナンシェは、驚くほどしっとりしています。
ココアではなくチョコレートなので、チョコ菓子としての満足感がすごい。
ヘーゼルナッツやピスタチオも入っているため、チョコだけでない奥深い甘さ、ホロホロした食感を楽しめます。
賞味期限は購入日から2週間。日持ちするので、帰省土産にもおすすめです。
干支うさぎのマカロンは税込400円。
可愛い見ためとは裏腹に、大人の心を満たすリッチなテイスト。
いちご風味のマカロンは、表面はさっくり、中はスフレケーキのようなしっとりした食感です。
2つのマカロンでクリームをサンドしているため、なかなかボリューミーです。
ふんわりと柔らかいクリームには、ラズベリーの果肉まで入っています。
甘酢っぱく、優しい口どけのマカロンは、可愛いうさちゃんの表情にぴったりなお味でした。
以上、パティスリープティトモのご紹介でした。
まとめ
パティスリープティトモでは、贅沢な素材をふんだんに使った、目にも美しい絶品ケーキを楽しめます。
有名パティスリーがひしめく神楽坂の中でも、プティトモは特にお気に入りのお店です。
ケーキのサイズとしては、小腹満たしにちょうど良いサイズ感。
しっかりめのランチ後だと、ややボリューミーかもしれません。
リニューアルオープン初日もたくさんのお客さんがいらっしゃり、地域の人に根強く愛されているのだなと思いました。
気になる方はぜひ行かれてみてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。