日々外食をしていると、「今日のランチはヘルシーにしたい。でもきちんと美味しいものがいい」という日もありますよね。
そんな時におすすめしたいのが、神楽坂の「GREENROOM Tokyo」。
GREENROOMでは、オーガニック野菜にこだわった、目にも美しいヘルシー料理を楽しめます。
野菜中心のヘルシー料理やビーガン料理、小麦粉も白砂糖も使わないグルテンフリーのお菓子が魅力。
ダイエッターに嬉しい料理多数ですが、ヘルシー目的でなくても大満足の美味しさです。
この記事では、GREENROOMへの行き方、店内の様子、メニュー、食べたもの等を詳しくご紹介します。
GREENROOMはこんな方におすすめ
・オーガニックと手作りにこだわった、彩り美しい絶品ヘルシー料理を食べてみたい
・今日はヘルシーなご飯を食べたい、でもちゃんと美味しいものがいい
・神楽坂~江戸川橋で、広くて居心地の良いカフェを探している
※情報は2023年8月時点の内容です。最新の情報は公式Instagramをご参照ください。
GREENROOMへの行き方、基本情報
GREENROOMは、江戸川橋と神楽坂の中間にある「テンビリオンポイント」というボードゲームカフェで間借り営業しています。
最寄は神楽坂駅で、矢来口から徒歩4分。江戸川橋(1b出口)からは徒歩6分です。
神楽坂駅から行く場合は、矢来口を出たら右に進み、牛込天神町の交差点を右折。
すると、車の行き交う大通り(江戸川橋通り)に出ます。
大通りを進み、リンガーハット、文房具店を通過すると、左手にGREENROOMがあります。
1階はイタリアンのピアッティカステリーナで、GREENROOMは2階にあります。
隠れ家好きにはたまらない、ひっそりとした階段を上ります。
最初は少し緊張しますが、店主さんが温かく迎えてくださいます。
●GREENROOM Tokyo基本情報
住所 | 東京都新宿区天神町68-3橋本ビル2階 |
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営業時間 | Instagramで要確認 |
営業日 | 金曜、土曜 |
電話番号 | 050-3700-4090 |
店内の様子
入店時の第一印象は、広い!開放的!
席数は30席ほどで、4名がけテーブルが5卓ほど、2名がけテーブルもあります。
ここまで広いカフェは、神楽坂ではトップクラスではないでしょうか。
店内にはボードゲームがずらり。ゲームをやらない私には、目新しい空間でワクワクしました。
大きな窓で日当たりが良く、ウッド調のインテリアで穏やかな空間。
ゲームをやらない方でも「居心地の良いカフェ」として過ごせますよ。
メニュー
食事系はガパオ・キーマカレーがあり、鶏むね肉or大豆(テンペ)から選べます。
仕入れ状況やイベントに応じて、グリーンカレーやパッタイなどの限定メニューが登場することもあるのでTwitterを要チェック!
GREENROOMに来たら、お土産にぜひ買いたいのが焼菓子。
小麦粉やバターを使わない、ビーガン仕様でグルテンフリーの焼菓子が並びます。
マフィンやクッキー、キャロットケーキなどがあり、その日何があるかは流動的(なのでTwitterを要確認)。
GREENROOMは実はもともと八百屋さん。野菜の多くが無農薬(減農薬)で、ここで頂くサラダやスムージーはとても美味しいです。
体に嬉しい野菜スムージーは、食後の〆にもぴったりのヘルシードリンク。
白砂糖もハチミツも使わず、野菜とフルーツ本来の甘さだけで作った一品です。
食べたもの
ここからは、私が今まで食べたものをご紹介します。
ガパオライス
税込900円。ご飯はグラム指定できるとのことで、150gで注文。
パクチーなしでお願いしたところ、代わりにバジルを乗せてくださいました。
注文して10分後、運ばれてきました!
一般的なガパオは、鶏もも肉や豚を使うことが多いですが、GREENROOMでは低脂肪の鶏むね肉を使用。
鶏むねといえばパサつきがちですが、驚くほどふわふわ・しっとりした食感です。
GREENROOMの料理は、味つけ控えめ。なのに旨味が全面的に出ているのが特徴です。
パプリカはジュワッと焼けて、野菜そのものの甘さを感じられました。
ガパオは醤油やナンプラーが主張しすぎない優しい味で、スルスルと胃に入っていきます。
油分も控えめで、胃がもたれず安心。食後はお腹いっぱいでも体は重たくなく、軽々と歩けて気持ち良い。
UberEatsではビーガン料理「大豆ミートのガパオライス」を注文しました。
大豆ミートは水分や油を絞った大豆を乾燥させ、お肉のような食感を味わえる加工食品。
近年、お肉を食べないベジタリアンやビーガンの方にも注目され、市販品として出回るほどメジャーになっています。
GREENROOMの大豆ミートは、豆腐のようにスルスルとなめらかな食感です。
大豆なので低カロリー、夜に食べても太らない安心感があります。
調味料には、タイのハーブ、にんにく、醤油、豆板醤、甜面醤を使用。
味つけはピリ辛ですが、決して濃くなく、同店のコンセプト「胃腸に優しいこと」を感じます。
私が一番感激したのが、代替卵!
ビーガンの方でも楽しめるように米粉と豆乳でできた白身は、モチモチとした食感で、おやきのような満足感があります。
黄身の正体はにんじんとタピオカ。にんじんの優しい甘さが広がって、普通の卵より好きかもと思うほど美味でした。
グリーンカレー
予約制のグリーンカレー(税込800円)は、たっぷりの野菜をあしらった美しすぎるビジュアル。こんなにも彩り豊かなカレーは初めてでちょっと感激してしまいました。
ご飯には、ズッキーニ、茄子、パプリカ、紫キャベツのマリネ、バジルがオン。
サクッとした素揚げ野菜からは、食材の甘みがジュワッと溢れだし、満足感この上ない。
野菜の甘みがギュッと詰まったグリーンカレーは、後からピリピリと辛さがやってきて、クセになる味わいです。
もはや鍋のように野菜がたっぷり入っているのが嬉しい。
タケノコや人参は、柔らかすぎない絶妙な歯応えで、調理のこだわりを感じます。
メイン食材の「テンペ」もビーガン向け食材。インドネシアの大豆発酵食品で、納豆のような臭さはなく、近年人気の代替肉となっています。
テンペの素揚げはカリッとジューシーで、大豆の香ばしい風味がステキ。テンペを食べるのは初めてでしたが、日頃の食事に取り入れたいと思う美味しさでした。
キーマカレー
2022年冬から、通常メニューに「キーマカレー」が登場!サラダセットは税込1,500円です。
キーマカレーは豚肉orテンペ(大豆食品)から選ぶことができ、豚肉をチョイス。
胃に負担をかけない絶妙なスパイス加減で、スルスルと口に入っていきます。
GREENROOMでランチするなら、サラダセットはぜひおすすめ。
無農薬の国産レタスやフルーツをたっぷり使ったサラダは、目にも美しいビジュアルです。
レタスにはふっくらとハリがあり、かなりシャキシャキしているのが印象的でした。
さらに苺やシャインマスカット、パイナップルも入っており、カレーの口直しとしても活躍。
海老のパッタイ
海老のパッタイ(要予約)は、ナンプラーの香りと塩気が絶妙に上品。
タイ料理屋さんのとは違う路線で、食材のピュアな旨みを味わう自然派パッタイ。
ふわふわ卵の隅々までナンプラーのエキスが浸透し、さらに海老と野菜の旨味が加わって、「美味しい」なんて言葉じゃ足りません!
わずか50gでもボリュームある米麺は、ちゅるちゅるとした啜り心地、もちっとした弾力でヤミツキになります。
ビーガンのデリプレート
もち米とデザート付き、税込1,500円。
デリは毎日あるわけではなく、お弁当の予約が入った時に提供可能。食べたい方はTwitterかInstagramで予約しましょう。
デリプレートはスイーツのように彩り美しく、ビーガンという枠をこえた絶品。
ふわっふわぁのファラフェルに、紫芋とサマートリュフのサラダ、もののすけカブのグリル等。
豆腐はくず餅のようにモッチリ食感で、これも店主さんの手作り(くず粉をブレンド)というから驚きです。
アボカドケールのスムージー
食後にぜひ頂きたいのが、野菜と果物のスムージー。砂糖もはちみつも不使用だから、罪悪感なく〆を満喫できます。
アボカドケールクリームのスムージー(Mサイズ750円でしたが今は上がってるかも)には、アボカド・ケール・バナナ・りんご入り。
「森のバター」とも言われるアボカドとバナナの効果で、クリーミーで濃厚な味わい。
野菜とフルーツの自然な甘さで、どろっとした濃厚具合もたまりません!トップにあしらったナッツで、コリコリとした食感も楽しいです。
米粉マフィン
GREENROOMの焼菓子はビーガン仕様のグルテンフリー。小麦粉やバター、白砂糖も使わないマフィンは罪悪感なく頂けます。
ヘルシーということはさておき、何より美味しい!
米粉のマフィンは面白いほどもっちりとした食感で、朝ごはんに1個食べれば十分な腹持ちです。
アップルシナモンのマフィンが定番で、UberEatsで連日注文するマフィン常連さんもいらっしゃったとか。
イートインなら、マフィンはホカホカに温かく、米粉のもっちり感が際立ちます。
フォークを入れるとホロッと柔らかく割れますが、口に運べば弾ける弾力。
表面にはクランブル(砕いたクッキー)がまた、ザクザクとした食感で楽しい。
甘く煮詰めたリンゴがゴロゴロと贅沢に入っていて、自然な甘さが光ります。
白砂糖を使わなくてもこんなに美味しいマフィンができるのかと、少し衝撃でした。
さすがオーガニックカフェで、ホイップクリームも軽め。放っておけば溶けていくほどあっさりしていて、甘さも微量。一滴残さずペロリです。
また別日では、マフィンとアイスクリームの盛り合せを作って頂きました。
空腹をこえた私が「マフィンを食べて、足りなかったらアイスも注文するかも」と伝えたところ、店主さんが(通常メニューにはない)盛り合せを作ってくださいました。
このビジュアルと美味しさ、もう本当に忘れられません。
GREENROOMでは他にも、季節のフルーツを使ったマフィンがさまざまに登場します。
桃とカルダモンの米粉マフィン(withホワイトチョコチップ)は、お店のTwitterでの告知をみてゲットした品。もちろんグルテンフリーのビーガン仕様です。
あま〜い桃にカルダモンの高貴な香りがマッチして、大人の夏おやつ。
甘みは桃だけなので、ホワイトチョコを振りかけて食べるとスイーツ感がグッと上がります。
抹茶の米粉マフィンは、驚くほど抹茶が濃厚!抹茶の渋さが全開で、ミルクがよく合います。
濃い緑色の正体は大麦若葉パウダー。さらに緑色のソースはモラセスという、ぶどうだけで作られる糖蜜です。
どれも聞いたことのない素材で、GREENROOMに行くといつも食の勉強ができます。
米粉パイナップルケーキ
パイナップルケーキは通常メニューにはなく、団体オーダーや催事でたくさん作った時にGREENROOMでも販売されます。
ちょっと重たいイメージのあるパイナップルケーキも、グルテンフリーのビーガン仕様。
食材は米粉やアーモンドプードル、ココナッツオイルを使用し、甘みはメープルシロップのみ。もちろん、添加物は一切入っていません。
サクサクほろほろとした食感で、これまでに味わったことのない美味しい生地。
中身のパイナップルあんは、果実の甘さだけがギュッと濃縮して、本当に何個でも食べられそうな絶品です。この満足感、砂糖を使ってないのに何で!?と衝撃でした。
米粉キャロットケーキ
キャロットケーキはガッシリと食べ応えあるタイプで、軽食にもなりそうなボリューム感。もちろんグルテンフリーのビーガン仕様です。
流行りのキャロットケーキですが、他店と明らかに違うのは、スムージー作りで抽出される野菜の固形が入っている点。他にもココナッツなど、たくさんの食材の旨味がつまっています。
豆乳クリームを味わってみると、たしかに豆腐のような風味があり、しかしスイーツとして見事に成立していて新感覚!
アイスクリームとグラノーラ
税込550円でしたが、現在は若干上がっているかもしれません。
アイスは通常2スクープですが、この日は1スクープ+さつまいもと栗のペーストというスペシャル仕様。
グラノーラがゴロゴロとたっぷりで、かなり満足感があります。
GREENROOMの食事メニューにはガパオやカレーがあるので、デザートとしてもぴったりです。
以上、GREENROOM Tokyoのご紹介でした。
混雑具合
晴れの平日11時50分頃に行き、先客ゼロ。
退店12時20分までに後客1名(私と同じく、カフェのみ利用の女性)。
まとめ
GREENROOM Tokyoでは、オーガニックの美味しい料理を楽しめます。
油や味つけ控えめ、砂糖を使わなくても、料理はここまで旨味が出るのかと驚きました。
日々外食していると、どうしても「今日はヘルシーにしたい」という日があると思います。
そんな時にはGREENROOM Tokyoはぴったりですし、ダイエット中の方でもここなら安心して食事できるでしょう。
何より料理が美味しく、空間も素敵なので、私は日常使いしたいです。
店主さんのお人柄も素敵で、また行きたいなと思いました。
またGREENROOM Tokyoは、かつて世田谷区上野毛で営業していた人気のデリカテッセンです。
GREENROOM Tokyoの店主様に話を伺ったところ、母体のボードゲームカフェ「テンビリオン」には、もともとは軽食しかなかったそうです。
きちんとした食事を提供したいと考えたボードゲームカフェの店主から、当時世田谷で営業していたGREENROOM Tokyoに声がかかったそう。
素敵なカフェが神楽坂にオープンしてくれて嬉しく思います。
気になる方は行かれてみてください。最後までお読み頂き、ありがとうございました。