日々外食をしていると、「今日のランチはヘルシーにしたい・・・でもきちんと美味しいものがいい!」という日もありますよね。
そこでおすすめなのが、神楽坂のオーガニックカフェGREENROOM Tokyo(グリーンルーム東京)。
GREENROOM Tokyoでは、鶏むね肉や大豆ミートを使った食事、砂糖不使用のお菓子やスムージーを楽しめます。
「胃腸に負担が少ないこと」をコンセプトに掲げているので、軽めのランチにしたい方にも安心。
お料理は食材の旨味が引きたつ丁寧な味つけで、ヘルシー目的でなくても十分満足できる美味しさです。
この記事では、GREENROOM Tokyoへの行き方、店内の様子、メニュー、食べたもの、混雑具合等を詳しくご紹介します。
この記事はこんな方におすすめ
・外食でも、体に良いもの(オーガニック、低カロリー)を食べたい
・ヘルシー系でも、きちんと美味しいものが食べたい
・神楽坂~江戸川橋で、広くて居心地の良いカフェを探している
GREENROOM Tokyoへの行き方、基本情報
GREENROOM Tokyoは、ボードゲームカフェ(テンビリオンポイント)内で営業しています。
お店は天神町(神楽坂と江戸川橋の中間)にあり、神楽坂駅・矢来口から徒歩4分、江戸川橋(1b出口)からは徒歩6分です。
江戸川橋通り沿い、ピアッティカステリーナの2階にあります。
入口が細いので見過ごさないように気を付けましょう。
階段で2階に上がれば、GREENROOM Tokyoに到着です。
●GREENROOM Tokyo基本情報
住所 | 東京都新宿区天神町68-3橋本ビル2階 |
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営業時間 | インスタグラムで要確認 |
定休日 | 月曜+不定休 |
電話番号 | 050-3700-4090 |
店内の様子
入店時の第一印象は、広い!
席数は30席ほどで、4名がけテーブルが5卓ほど、2名がけテーブルもあります。
神楽坂~江戸川橋エリアで、ここまで広いカフェは貴重です。
大きな窓からは木漏れ日が差し、穏やかな空間です。
木目調のインテリアと心地よいジャズ音楽が、心をリラックスさせてくれます。
店内にはボードゲームがずらりと並び、ゲームをやらない方にとっては目新しい空間でしょう。
広々と清潔な空間なので、普段ゲームをやらない方でも「居心地の良いカフェ」として利用できます。
メニュー
※写真は執筆当時の内容です。2022年12月現在、価格は50円ほど上がっています。
ガパオは鶏むね肉or大豆ミートから選べます(各税込750円、800円)。
日によっては、当日限定メニューが登場することもあります(サラダボウル、蒟蒻麺のジェノベーゼ、とうもろこしご飯など)。
スイーツは、マフィンやクッキーなどの焼菓子を頂けます。
特にマフィンが名物で、なんと砂糖不使用、米粉を使用。
ラインナップは流動的なので、お店のTwitterなどで確認すると良いでしょう。
スムージーも名物です。砂糖や蜂蜜は使用せず、フルーツの甘みだけで作られます。
全部で8種類あり、人参×りんご、ケール×セロリ×グレープ、アボカド×バナナなどがあります。
食べたもの
ここからは、私が今まで食べたものをご紹介します。
鶏むね肉のガパオライス
税込750円。ご飯はグラム指定できるとのことで、150gで注文。
パクチーなしでお願いしたところ、代わりにバジルを乗せてくださいました。
注文して10分後、運ばれてきました!
一般的なガパオは、鶏ももや豚挽肉を使うことが多いですが、GREENROOM Tokyoでは脂肪の少ない鶏むね肉を使用。
パサつきがちな鶏むね肉でも、こちらはフワフワでしっとりした食感です。
脂肪分の多い挽肉を使わなくても、満足感のあるガパオライスとなっています。
タイ料理店のガパオは、醤油やナンプラーが全面的に出ていることが多いと思いますが、こちらのガパオは味つけ、油ともに控えめ。
鶏むね肉はふわふわで、野菜は甘くてジューシー。
食材の旨味が全面に出ているので、油や味つけ控えめでも満足感があります。
食後はお腹いっぱいだけども体が重たくなく、軽々と歩けるのが気持ちよかったです。
また別日に訪問した際は、ガパオに辛味噌をトッピングしました(+50円)。
ガパオ全体が優しい味なので、辛味噌(コチュジャンのような味)が味変アイテムとして活躍します。
ガパオには、前回は入っていなかった黄色パプリカがお目見え。
固定メニューですが、季節の野菜を味わえるのが嬉しいですね。
ガパオのお味は相変わらず絶品で、初めて食べた時の幸せな気持ちが再び沸いてきました。
大豆ミートのガパオライス
UberEatsで、ビーガン対応メニュー「大豆ミートのガパオライス」を注文しました。
GREENROOMのある天神町は、飯田橋方面からは若干遠いので「食べたいけど行くのが大変」という方にも、UberEatsはおすすめです。
店内価格は800円、Uberでは1680円ですが、Uberで定期配信される1200円引クーポンを使ったのでお得に頂けました。
大豆ミートとは、水分や油分を絞った大豆(豆腐)を乾燥させることで、まるでお肉のような食感を味わえる加工食品です。
近年、お肉を食べないベジタリアンやビーガンの方にも注目され、市販品として出回るほどメジャーになっています。
GREENROOMの大豆ミートは、豆腐のような滑らかな食感で、胃にスルスルと入っていきます。
おそらく低カロリーなのでしょう、軽々と頂けましたし、夜に食べても太らない安心感があります。
UberEatsでの説明によると、味つけはタイのハーブ、にんにく、醤油、豆板醤、甜面醤を使用しているそうです。
ピリ辛の味つけですが、決して味が濃いわけではなく、同店のコンセプトである「胃腸に優しいこと」を感じます。
さらに注目して頂きたいのが、トップの代替卵。
卵のように見えますが、ビーガン対応なので卵ではありません。
店主さんに聞いたところ、白身は米粉と豆乳、黄身は人参で作られたそうです。
白身はモチモチとした食感で、おやきを食べているような満足感あり。黄身からは人参の優しい甘みを感じられます。
グリーンカレー
税込800円。グリーンカレーは予約制です。
こんなにも彩り豊かで美しいカレーが、世の中に存在するなんて...!
ご飯の上にはズッキーニ、茄子、パプリカ、紫キャベツのマリネ、バジル。
素揚げすることで野菜の甘みが閉じこめられ、またジュワッとした食感が満足度をアップさせてくれます。
カレーにも野菜が贅沢に入っていて、タケノコ、人参、しめじ等々、もはや鍋のようにたっぷりと頂けました。
タケノコや人参は、柔らかすぎない絶妙な歯応えで、食材の一つ一つにこだわりを感じます。
カレーの辛さは相談可能です。後からツンとした辛さが駆け抜け、クセになる味わいでした。
グリーンカレーのたんぱく質は「テンペ」を選択(またはチキン)。
テンペとは、インドネシア発祥の大豆発酵食品で、納豆のような臭さはなく、近年では食べやすい代替肉として人気です。
テンペの素揚げはカリッとジューシーで、大豆の風味が豊か。
初めて食べたという衝撃もあり、チキンより良いかも?と思うほど美味でした。
キーマカレー
2022年冬から、通常メニューに「キーマカレー」が登場!サラダセットは税込1,500円です。
キーマカレーは豚肉orテンペ(大豆食品)から選ぶことができ、豚肉をチョイス。
胃に負担をかけない絶妙なスパイス加減で、スルスルと口に入っていきます。
GREENROOMでランチするなら、サラダセットはぜひおすすめです。
無農薬の国産レタスやフルーツをたっぷり使ったサラダは、目にも美しいお洒落なビジュアル。
レタスにはふっくらとハリがあり、かなりシャキシャキしているのが印象的でした。
さらに苺やシャインマスカット、パイナップルも入っており、カレーの口直しとしても活躍。
オーガニックハーブ&フルーツサラダ
この日はUberEatsで利用しました。先述のオシャレサラダをたっぷりと堪能できます。
Uberには「Lサイズ」と記載がありますが、1,680円と良心価格なので「やや多い」くらいを想像していました。
実際には、ピザくらいの箱サイズで到着w
パーティー用と言える、圧巻のボリュームです。
食材は無農薬レタスやバジル、紫キャベツ、紅芯大根など。
さらにフルーツの柿やキウイ、食用花もあしらわれ、どの部分を食べても贅沢です。
お肉や卵などは入っていないため、「サラダなのに結局カロリーが高い...」ということもなく、軽々と頂けます。
※こちらの「箱」スタイルは不定期だそうなので、箱以外の形で届く可能性もあります。
アボカドのスムージー
GREENROOM Tokyoでは、砂糖・はちみつ不使用のスムージーも名物です。
今回はアボカドケールクリームのスムージーを注文しました(Mサイズ750円)。
成分はアボカド、ケール、バナナ、りんご。
砂糖・はちみつ不使用でも、フルーツや野菜の自然な甘みがあり、お腹も心も満たしてくれるスムージーです。
別名「森のバター」とも言われるアボカドやバナナの効果で、クリーミーで濃厚な味わいが際立ちます。
さらに、トップに乗っているナッツによって、コリコリとした食感とのコントラストを楽しめます。
アップルシナモンのマフィン
GREENROOM Tokyoのマフィンは、砂糖を一切使わず、米粉で作っているのが特徴です。
米粉とは、お米を細かく砕いてパウダー状にしたもので、お菓子に使うともっちりとした食感を楽しめます。
今回はイートインで、アップルシナモンのマフィンを注文しました(450円)。
マフィンにはホイップクリームやブルーベリー、すももが添えられ、目にも嬉しい華やかなプレートです。
マフィンはホカホカに温められた状態なのが嬉しいです。
フォークを入れるとホロッと割れるほど柔らかく、繊細な生地。
そしてこのモッチリした食感は、米粉ならではでしょう。
表面にはクランブル(砕いたクッキーのようなもの)が乗っていて、ザクザクとした食感が楽しい。
甘く煮詰められたリンゴが、ゴロゴロと贅沢に入っています。
砂糖を使っていないのに自然な甘さがあり、スイーツ食べたい欲がしっかりと満たされました。
さすがオーガニックカフェで、ホイップクリームも軽いタイプです。
放っておくと、自然に溶けていくほどあっさりしています。おそらくクリームにも砂糖は入っていないか、本当に微量なのだと思います。
油がきつい年頃の私でも、一滴残さずクリームを完食。
コーヒーはKEYUCAのマグカップで提供され、他店ではなかなか見ない提供スタイルにも心躍ります。
コーヒーもきちんとした美味しさで、たっぷりの量があり、これが400円は安いと思いました。
また別日では、マフィンとアイスクリームの盛り合せを作って頂きました。
通常メニューにはありませんが、空腹を超えた私が「まずはマフィンを食べて、足りなかったらアイスも注文するかも」と伝えたところ、店主さんが盛り合せを作ってくださいました。
このビジュアルと美味しさ、もう本当に忘れられません。
ブルーベリーと甘酒のマフィン
テイクアウトでブルーベリーと甘酒のマフィンを購入しました(税込350円)。
こちらも砂糖不使用、米粉でできています。
GREENROOMのマフィンはもっちり感だけでなく、フワフワした食感もあるので、普段米粉スイーツを食べない方でも満足できるでしょう。
砂糖不使用ですが、たっぷりのブルーベリーと甘酒の効果で、優しい甘さを感じました。
抹茶マフィン
500円。驚くほど抹茶が濃厚!甘さは控えめなので、抹茶の渋みが好きな方にはもってこいの一品です。
濃い緑色の正体は、抹茶だけでなく大麦若葉パウダーというもの。
さらに緑色のソースは「モラセス」という、ぶどうだけで作られる糖蜜だそうです(砂糖は不使用)。
GREENROOMに行くと普段食べない食材を味わえるので、毎回新たな発見があります。
パイナップルケーキ
パイナップルケーキは、通常にはない特別スイーツで、主に催事で登場します。
原材料表示によると、食材は米粉、アーモンドプードル、ココナッツオイルなどを使用し、甘みづけはメイプルシロップのみ。
小麦粉やバター、添加物などは一切入っていません。
サクサクとホロホロが共存した生地、パイナップルの甘みが凝縮した「あん」は、本当に何個でも食べられるほど絶品です。
ヘルシーな食材で、ここまでヤミツキになるスイーツが存在することに衝撃を受けました。
キャロットケーキ
税込450円。キャロットケーキも、通常にはない特別メニューです。
この日は人参だけでなく、スムージーに使われる野菜やココナッツも入ったスペシャル仕様。
食材同士が織りなす濃い甘み、手作りの優しい味。さらに米粉ならではの満足感は、GREENROOMでしか味わえない逸品でした。
驚いたのが、クリームが豆乳で出来ていること。豆乳クリームを味わってみると、たしかに豆腐のような風味があり、しかしスイーツとして見事に成立していました。
アイスクリームとグラノーラ
税込550円。通常はアイスクリームが2スクープですが、この日は1スクープ+さつまいもと栗のペーストを乗せて頂きました。
グラノーラがゴロゴロとたっぷりで、かなり満足感があります。
GREENROOMの食事メニューにはガパオやカレーがあるので、デザートとしてもぴったりです。
以上、GREENROOM Tokyoのご紹介でした。
混雑具合
晴れの平日11時50分頃に行き、先客ゼロ。
退店12時20分までに後客1名(私と同じく、カフェのみ利用の女性)。
まとめ
GREENROOM Tokyoでは、オーガニックの美味しい料理を楽しめます。
油や味つけ控えめ、砂糖を使わなくても、料理はここまで旨味が出るのかと驚きました。
日々外食していると、どうしても「今日はヘルシーにしたい」という日があると思います。
そんな時にはGREENROOM Tokyoはぴったりですし、ダイエット中の方でもここなら安心して食事できるでしょう。
何より料理が美味しく、空間も素敵なので、私は日常使いしたいです。
店主さんのお人柄も素敵で、また行きたいなと思いました。
またGREENROOM Tokyoは、かつて世田谷区上野毛で営業していた人気のデリカテッセンです。
GREENROOM Tokyoの店主様に話を伺ったところ、母体のボードゲームカフェ「テンビリオン」には、もともとは軽食しかなかったそうです。
きちんとした食事を提供したいと考えたボードゲームカフェの店主から、当時世田谷で営業していたGREENROOM Tokyoに声がかかったそう。
素敵なカフェが神楽坂にオープンしてくれて嬉しく思います。
気になる方は行かれてみてください。最後までお読み頂き、ありがとうございました。