神楽坂「かつのとうふ」は1966年創業、小栗横丁の老舗豆腐店。
豆腐はもちろん、一口がんもやお惣菜もあり、大豆をより身近に感じられるお店です。
大将が丹精こめて作る豆腐は、一度食べたら手放せない美味しさ。
大豆のリッチな風味やエネルギー、大将の「一人でも多くの方においしさを」という想いが伝わる幸せの味。
老舗と聞くと緊張するかもしれませんが、かつのとうふは安心して大丈夫。
お店はレトロ&ポップな雰囲気で、初めてでも入りやすく、来て楽しい豆腐屋さんです。
ご家族のお人柄も素敵で、初訪問の私にも親切に対応してくださったのを覚えています。
この記事では、メニュー、食べたもの、豆腐の低糖質レシピもご紹介していきます。
かつのとうふはこんな方におすすめ
・神楽坂で50年以上続く、老舗の豆腐屋さんに行ってみたい
・大豆の豊かな風味を感じる、驚くほど美味しい豆腐を食べてみたい
・豆腐を使った低カロリー、低糖質のレシピを知りたい
※豆腐スイーツについては、2020年9月9日公開の記事をご覧ください。
買ったもの
私がかつのとうふで買ったものをご紹介します。
どれも美味しく全部おすすめですが、特にイチオシの商品に「★」を付けています。
生おから
生おからは300gで50円。
市販品は同量で100円くらいなので、スーパーで買うより断然安いです。
しかも、大将が毎朝搾るフレッシュなおから。
市販品しか食べたことのない私は、その透き通ったクリアな味に本当に驚きました。
袋をあけた瞬間、おからの良い香りが漂います。
美しい純白の色にも驚きました。もちろん無添加。おから煮にすれば味がよく染み、大豆のおいしさも楽しめます。
★うの花
1パック200円。こちらは見つけたらぜひ買いたい美味しさです。
うの花とは、おからにひじきや人参、インゲン、蒟蒻などを煮たもの。
おからのフレッシュさはもちろん、和風ベースの優しいお味にすっかり虜。
スプーンでパクパクと、あっという間に食べられちゃいます。
夕食の一品にも嬉しい、ワンカップサイズです。
動物性の食材を使わず、昆布や野菜の出汁で作っているため、ビーガンの方も安心して食べられます。
★きぬ豆腐
1丁210円。計量したら350gほどありました。
初めてかつのとうふで絹豆腐を買った時、その純白さに驚きました。
本当に真っ白なのです。
お味は醤油をかけるのが勿体ないほど、大豆の風味が強いです。これぞ本物の豆腐。
おぼろ豆腐
Sサイズ、130円。おぼろ豆腐とは、豆腐作りの最初の工程で出来るもの。
絹や木綿のように「圧搾」の工程がなく、いつもの豆腐とはまた違った食感を楽しめます。【参照:おぼろ豆腐とは?】
おぼろ豆腐は、大豆が濃密で、ぽってりとまろやかな食感。
大豆の風味は、絹や木綿より濃厚に感じました。豆腐好きの方にはたまらないでしょう。
スプーンでそのまま食べても、醤油やワサビを少しかけるのもおすすめ。
★油揚げ
1枚140円。超おすすめです。
大将のこだわりがつまった油揚げは、絶対買って!と声を大にして言いたい一品。
通常の豆腐とは別に、油揚げ専用の豆腐を作り、一枚一枚揚げています。
肉厚で、市販品の倍はあるボリュームです。
私、油揚げを食べて感動したのは初めてでした。
外はカリッと、サックサク。おやつ感覚で、そのまま食べられちゃいます!
揚げたての香ばしい匂いが鼻を直撃し、大豆のリッチな風味がジュワッときます。
夕方には完売する日もある人気商品なので、狙うならお早めに。
厚揚げ
230円。計量したところ、180gありました。
サックリと軽めの揚がりで、豆腐の純白のおいしさが閉じこめられています。
揚げの部分は薄めなので、一般的な厚揚げよりもヘルシーです。油抜きも不要。
グリルでこんがり焼けば立派なおかずになります。
白滝
200円。文京区の老舗こんにゃく店から仕入れているそうです。食感がプリプリしています。
京がんも
1個90円。練った豆腐に人参、ひじきなどの野菜を混ぜ、こねて揚げた一品。
ふわふわ食感の秘密は、山芋。大豆と野菜を生かした優しいお味で、そのまま食べるのもおすすめです。
私は料理に使うために買いましたが、試しに一個食べたら「あっ!美味しい!」。
口にポイポイ運ぶ手が止まらず、結局そのまま食べてしまいました。
がんもは一口サイズで、食べ歩きにもぴったり。
すぐ食べる場合は、醤油やスパイスなどのトッピングもかけてもらえます。
神楽坂で、豆腐屋の京がんもをパクつきながら、路地裏散策…なんてツウじゃありませんか?
低糖質料理レシピ
かつのとうふの購入品を使って、低糖質&低カロリー料理を作りました。
白滝ペペロンチーノは食べ過ぎた翌日にはぴったりですし、おからケーキは小麦粉不使用の完全グルテンフリーです。
各レシピの糖質量も算出しましたので、ぜひご参考に!
白滝ペペロンチーノ
【用意する食材】
・白滝
・好みの具材(ベーコン、マッシュルーム、舞茸を使用)
・にんにく(乾燥にんにくを使用)
・オリーブオイル、コンソメ少々、塩こしょう
【作り方】
①白滝の下処理(熱湯で中火で2分茹でた後、フライパンで油なしで2分炒める)。
②すべての具材を適当に切る。
③フライパンにオリーブオイルをひき、白滝以外の具材→白滝の順に加えて炒め、水を大さじ1/2・コンソメ少々・塩胡椒を入れて炒める。
【糖質量】
白滝ペペロンチーノの糖質は、ほぼゼロと考えてよいかと思います。
白滝の糖質は100gあたり0.1gで、キノコとベーコンも糖質ほぼゼロ。
糖質があるとすれば、少量のニンニクくらいです。
糖質をより抑えたい方は、ニンニクを抜いてください。
おからチョコケーキ
小麦粉不使用、炊飯器でできるお手軽ケーキです。
【用意する食材】
・生おから 160g
・たまご 3個(サイズは何でも)
・チョコ(明治のポリフェノール効果カカオ86%)9枚
・砂糖(ラカント) 大さじ1
・バター 30g
・ココアパウダー 25g
・ベーキングパウダー 小さじ1と1/2
・無調整豆乳 大さじ4
【作り方】
①おからを皿に広げてラップをかけ、600Wのレンジで5分→取り出し、ヘラで切るように混ぜる→ラップなし、3分チン→取り出し、混ぜてからラップなしで3分チン→混ぜる。
パウダー状になるように、切るように細かく混ぜるのがポイント。
②他の食材の処理
・バター30g→お皿にあけてラップをし、電子レンジ(600w)で30秒チンして溶かす。
・チョコ→細かく刻んで湯煎にかけて溶かす。
お湯を沸かす時、小さい泡がプツプツ出てきたくらいで湯煎にかけてOKです。
③以下の順番に混ぜる。
たまご3個 → 砂糖(ラカント)大さじ1 → バター30g → おから160g → チョコ → ココアパウダー25g → ベーキングパウダー小さじ1と1/2 → 豆乳大さじ4
※豆乳の量は、おからの水分量にもよります。混ぜてて明らかに硬い場合は、なめらかになるよう適宜足してください。
④炊飯器の釜に入れ、平らになるようヘラで整え、普通モードで炊く。
しっとりと美味しくできました。
【糖質量】
糖質量を計算したところ、1ホールで約38.6g、6分の1切れで6.4gでした。
【糖質の内訳】
・おから100gあたり13.8g → 160g使うので22g
・チョコ(ポリフェノール効果カカオ86%)1枚1g → 9枚使うので9g
・ココアパウダー5gあたり0.8g → 25g使うので4g
・無調整豆乳200gあたり3.7g → 大さじ4使用、1g
【保存方法】
翌日までは常温保存でOK。以降は冷凍保存。1個ずつラップに包み、さらにジップロックに入れてください。
解凍方法は、自然解凍またはレンジで20秒ずつ、様子を見ながら温めます。
おからチョコバナナケーキ
上記おからチョコケーキのレシピに、つぶしたバナナ1本を加えるだけです。腹持ちが良くなり、よりしっとりします。
糖質は1ホールで60g、6分の1切れあたり10gになります。
おからキャロットケーキ
こちらも小麦粉不使用、炊飯器でできます。
【用意する食材】
・たまご 3個
・砂糖(ラカント) 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ1
・おから 170g
・ベーキングパウダー 小さじ1と1/2
・すりおろしたニンジン 1本分
・シナモン 適量
【作り方】
上記の材料を上から順番に混ぜ、炊飯器で普通に炊く。
おからチョコケーキよりも、おからの風味が残り、より自然な味わいになります。
以上、低糖質レシピのご紹介でした。
まとめ
かつのとうふは、リーズナブルでありながら、大豆本来の美味しさに気付かせてくれる豆腐屋さんです。
老舗の豆腐店というと、お堅いイメージがあるかもしれませんが、かつのとうふはオープンな雰囲気です。
お店の方も感じが良く、初来店や観光の方でも立ち寄りやすいと思います。
日常使いはもちろん、神楽坂観光の際にはぜひ行かれてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。