神楽坂に「コボちゃん像」があるのをご存知ですか?
とても有名なので、神楽坂在住の方はみなさんご存知かと思います。
先日コボちゃん像の前を通ったとき、遊びに来たらしいカップルが「コボちゃんがいる~!神楽坂ってコボちゃんの町なの!?」と、すごく驚いていました。
たしかに私も、なぜ神楽坂にコボちゃん像があるのか、その経緯は知りませんでした。
これを機に、神楽坂とコボちゃんの関係性を調べ、さらにコボちゃんの展望について考えてみました!
コボちゃんとは?
読売新聞で1982年から(38年間)連載している4コマ漫画。主人公のコボちゃんは小学2年生の設定だそうです。
神楽坂とコボちゃんの関係
作者の植田まさし先生は、神楽坂に35年以上住んでいて、コボちゃんの初原稿も神楽坂で書かれたそうです。
所縁の地ということで、2015年8月15日、神楽坂にコボちゃん像が完成したと。
参照:新宿区ホームぺージ
コボちゃん像の場所
コボちゃん像は、神楽坂6丁目のメイン通り沿いにあります。和菓子店「梅花亭」の向かい。
「像」というと大きいイメージがありますが、郵便ポストより小さいです。
作家さんの町?
私も神楽坂に長く住んでいますが、植田まさし先生はお見掛けしたことはありません。
以前、近くの喫茶店に入ったとき、渋い雰囲気をだした年配の男性がおられました。
その男性が帰った後、マスターが「あの人、作家さんなんだよ」と教えてくれました。
が、植田まさし先生ではなかったですw
神楽坂は閑静な住宅街ですし、作家さんにも愛される街なのかもしれませんね。
若い子とコボちゃん
私が最も気になるのは、コボちゃん像をみて「コボちゃんだ~!」と驚いていたのが若い子だったこと。10代後半〜20代前半くらい。
その年頃の子でも、コボちゃんを知っているのか~と思いました。
コボちゃんの主な媒体は読売新聞ですよね。
過去にはアニメ化されたり、単行本もありますが、主な媒体は新聞だと思います。
読売新聞の発行部数を調べたところ、2001年がピーク。当時と比較すると、2020年現在は25%減少しているそうです。
発行部数データから推測すると、あの若いカップルは文字を読める年齢のころに新聞が盛んだったので、親御さんがとっていた読売新聞をみて、コボちゃんを知っていたのかもしれません。
コボちゃん像の展望
最近は、若い人の「新聞離れ」がすすんでいるそうです。
このまま新聞離れが続いていくと、コボちゃん像に対するリアクションも変わっていくのでは?と思います。
あのカップルのように「コボちゃんだー!」という反応から、今後は「この像は何?へー、コボちゃんっていうのか。コボちゃんって何?(ネットで検索)へー、昔から新聞に載ってる漫画なんだ」という反応に変化していくのではと勝手に推察。
オンライン版の読売新聞でも、会員になればコボちゃん漫画は読めます。
しかし、私達がコボちゃんに馴染みがあるのは、新聞紙の見開き2枚目に出てくるのも大きいと思います。
新聞をめくると必然的にコボちゃんが現れるという。
オンラインでは、コボちゃんを読むために、自らそのページに行かなければなりません。
コボちゃん漫画に辿りつくアプローチの違いが、今後のコボちゃん像に対するリアクションにもあらわれそうですね。
コボちゃん見ながら一休み
余談ですが、コボちゃん像の前にある「パークリュクス神楽坂」には、ちょっと座れるスペースがあります。
歩き疲れたときにちょっと腰かけるのにいいですよ。
コボちゃん見ながら和みましょう。
以上、神楽坂とコボちゃん像の関係についてのレポートでした。
今後もあたたかくコボちゃん像を見守っていきたいと思います。