コロナ禍でランチを始めたお店は多いですが、神楽坂のビストロ「レ・ピコロ」もその一つ。
平日ランチでは、ディナーで頂くような豪華なビストロ料理を、税込1000円から楽しめます。
ランチのお得感は神楽坂の中でも群を抜いており、お近くの方はぜひ行くべき内容です。
またディナーもコスパが良く、女性一人でも入りやすいので何度もリピートしています。
この記事では、レピコロへの行き方、ランチメニュー、食べたもの(ランチ&ディナー)、混雑具合などを詳しくご紹介します。
レピコロはこんな方におすすめ
・神楽坂で、女性一人でも入りやすい、おしゃれなビストロ料理を探している
・目でも楽しめる豪華なビストロ料理を、お昼から楽しみたい
・ランチ予算は1000円
レピコロへの行き方
東京メトロ各線・飯田橋駅(B3またはB4b出口)から徒歩4分で着きます。本多横丁に入りましょう。
路面からは見えないビルに入っているので、初めて行く時は少し迷うかもしれません。
ビルの入口には、黒い看板が出ているので、これを目印にしましょう。看板を越えて奥まで進むと、レピコロはあります。
緑色のドアがレピコロです。
店内の様子
店内はカウンター席が多く、夜も一人で入りやすいのがポイント。実際、私も夜一人で行ったことがあります。
カウンターからは調理ライブを楽しめるので、一人でも退屈になりません。
この日はオーナーシェフが腕を振るっており、その素晴らしい手際が印象的でした。
店内はコンクリート調で、スタイリッシュな空間です。おそらく在庫管理を兼ねた、瓶のディスプレイもおしゃれ。
どの席でも、おしゃれな気分を味わえます。
ランチメニュー
平日ランチは基本的に税込1000円で、前菜(新玉葱のプリン)+サラダ+パン+選べるメインという構成です。
注目したいのは、メイン料理のラインナップ。
仔羊のロースト、鴨肉とピスタチオのパイ包み、鶏胸肉のポルチーニソースなど、ディナーで注文するような本格ビストロ料理が目白押し。
平日ランチを実食
ここからは、私が頂いた平日ランチセットの内容をご紹介します。
淡路産玉ねぎのプリン
注文してすぐに、淡路産玉ねぎのプリンが運ばれてきました。
プリンといっても、きちんと料理として成立しています。
玉葱は甘みが強く、程よい塩気、オリーブオイルと見事に調和。
甘塩っぱくてヤミツキになる味は、前菜ながら看板料理と言える美味しさです。
一般的なプリンと同じように、食感はトロトロなめらか。
初回訪問ではオリーブオイルが多めでしたが、直近(2022年11月)では、オイルが適量になったように感じました。
オイル控えめになったことにより、淡路産玉ねぎの甘みをよりダイレクトに実感。
人気店ながら、日々アップグレードされているのですね。
自家製はっさくパン
レピコロではパンも自家製です。店員さん曰く「今日はイタリア粉を使った、はっさくのパン」とのこと。
あまり聞き慣れない「イタリア粉」を使ったパンを、1000円のランチで味わえることにバリューを感じます。
イタリア粉は独特の香ばしさがあり、はっさくの甘酸っぱさも感じられます。
食事パンと甘いパンの、良いとこどりな味わい。
パンは1人1個の提供です。小さめなので、正直足りないなと思っていたところw、店員さんから「おかわりいかがですか?」と勧めてくださり嬉しかったです。
別日には、ひまわりの種を使ったパンが登場。
しっとりモチモチしていて、このパンだけでも持ち帰りたくなります。
サラダ
レタスや水菜、紫キャベツが入っています。
量がきちんとあり、シャキシャキと鮮度も良く、食材にもこだわっているのが分かります。
ドレッシングがまた美味しく、フルーツのような甘酸っぱいテイストです。
ドレッシングの量もちょうどよく、野菜にほんのり絡むくらいです。
牛ハラミのステーキ
ランチは基本的には税込1000円ですが、牛ハラミは+200円になります。
注文して10分後、運ばれてきました。
高級感あふれるプレートに、たっぷりの牛ハラミと、彩り豊かな付け合わせ。
ビジュアルが美しく、めちゃめちゃ豪華。「え⁉ランチですよね⁉」と疑いたくなりますw
ステーキは弾力があり、柔らかくてジューシーです。
ソースはほんのり和風テイストで、醤油が少し入っていると思います。ソースが濃いめなので、白いご飯にも合いそうw
ステーキにかかっている黄色い粒は、ターメリックのクスクスです。
コリッとした食感で、風味も良く、料理全体のアクセントになっていました。
マッシュポテトは、なめらかでホクホク。
下の写真のパイナップルのようなものは、そうめんかぼちゃという野菜だそうです。
繊維が糸状になっているのが特徴で、その見た目から「そうめんかぼちゃ」と言われるそう。
そうめんかぼちゃの右にある赤いものは、ザワークラフト(キャベツの甘酢漬け)です。
鹿とピスタチオのパイ包み
レピコロの「鹿とピスタチオのパイ包み」は、売切必至の人気メニューです。
鹿肉はジューシーだけども脂っこくなく、旨味がギュッと凝縮されています。
ヘルシーで希少な鹿肉を、大きな口で食べられる贅沢。これが1000円は、毎回信じられません。
また大粒ピスタチオのコリコリした食感が、良いアクセントになっています。
パイを一口頂くと、バターの贅沢な風味が口いっぱいに広がりました。
生地が分厚く、食べ応え満点。
表面はサクサク、中はしっとりとしていて、パイ生地一つにしてもシェフのプライドを感じるクオリティです。
レピコロのメイン料理では、付け合わせも名物です。
この日はマッシュポテト、大根のマリネ、ビーツと炊いたクスクスが添えられていました。
どれも一工夫あるもので、価格以上のおもてなしを感じます。
「鹿とピスタチオのパイ包み」は、遅い時間には売り切れてしまうため、目立ての際はなるべく早めに行きましょう。
この日は平日12:00の時点で、ホールで2台置いてありました。
以上、レピコロのランチのご紹介でした。
ディナー編
ここからはディナー編をご紹介します。
店名の「ピコロ」とは、イタリア語で「小さい」を意味します。店名通り、料理によってはハーフサイズも対応可能。一人でも、いろいろな料理を楽しめますよ。
サンマのクリームコロッケ
2個680円。一口食べると、サンマの風味が口の中にブワーッと広がります。
さつまいもが入っていたのが驚き。さつまいも×サンマ、意外にも合う!
秋の味覚が詰まった、贅沢なクリームコロッケでした。
パテ・アン・クルート
Lサイズ1880円。レピコロに来たら必ず頼みたい一品です!
パテ・アン・クルートとは、お肉のテリーヌをパイ生地で包んだフランス料理。レピコロでは、鴨・豚・フォアグラ・ピスタチオが入っています。
1人ならMサイズ(2切れ)で十分。家族4人で行った時は、Lサイズにしてちょうど良かったです。
海老のアヒージョ
えびがトロけるように柔らかく、最高のアヒージョでした。
レピコロでは他にも色々な料理があり、食材は時期によって異なりますが、何を食べても美味しいです。
混雑具合
ランチは12:00前に満席になることもあります。
ディナーについても、平日でも予約で一杯のことがあるため、ランチ&ディナーともに予約がおすすめです。
●ランチ
・平日13:00に入店し、先客ゼロ。退店13:22までに後客2組。
・平日11:45に行き、空席はカウンター1席のみ(この時点で満席)。その後も常に満席でした。
●ディナー
土曜は行くたびに満席で、平日でも半分くらいの埋まり。
まとめ
レピコロはランチもディナーもコスパが素晴らしく、価格以上の美味しさがあります。
特に平日の1000円ランチは、神楽坂の中でもお得感はトップクラスです。
接客も良く、友人や家族との食事でも安心して利用できます。
ランチの付け合わせについても、一つ一つ丁寧に説明してくださったり、目を合わせて挨拶してくれたりと、お客さんに対する真摯な姿勢も、リピーターが多い理由かと思います。
ちなみに、私は数回ディナーで行った後、ランチに初めて伺いました。
もし、ランチが初訪問だったら「夜も来てみたい!」と感じていたことでしょう。
神楽坂で、お得にビストロランチを楽しみたい時や、一人ディナーでもいろいろな料理を味わいたい時は、ぜひ行かれてみてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
少しでも、みなさんの神楽坂ライフのお役に立てれば幸いです。
レピコロ基本情報
最寄駅:飯田橋駅B3またはB4b出口から徒歩4分
住所:東京都新宿区神楽坂4-3-11 神楽坂つなしょうビル1階
営業時間
月~土:11:30~14:00(LO13:30)、18:00~02:00(LO 01:00)
日:11:30~14:00(LO13:30)、17:00~00:00(LO23:00)
定休日:無休
電話番号:050-5593-6770