神楽坂「アンジェラ」は路地裏にひっそり佇む、お惣菜・お弁当のテイクアウト専門店。
築70年の古民家を改装した、昔懐かしい佇まいにも注目です。
アンジェラは2000年、文京区白山にてイタリアンレストランとして創業。
2008年に神楽坂に移転し、一時休業を経て、2019年にテイクアウト専門店としてリニューアルしました。
アンジェラには和洋中さまざまな料理があり、工夫を凝らしたメニューも目白押し。
どの料理も丁寧で優しい味つけが魅力です。
味わい深い料理をリーズナブルな値段でテイクアウトできるので、一度行けば何度でも通いたくなるでしょう。
この記事では、アンジェラへの行き方、メニュー、今まで食べたものを詳しくご紹介していきます。
アンジェラへの行き方、基本情報
アンジェラの最寄駅は、都営大江戸線・牛込神楽坂駅。A3出口から徒歩2分です。
神楽坂商店街から行く場合は、神楽坂上の交差点(ココカラファイン前)を横断し、牛込神楽坂方面に進みます。
牛込神楽坂への大通り沿い、「東京西勘」の手前で左折し、小道に入りましょう。
東京西勘に向かって左手の小道を直進すると、右手にアンジェラがあります。
築70年の古民家を改装した、その外観にも注目です。
住所 | 東京都新宿区岩戸町23 |
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営業時間 | 11:30~14:00 |
17:00~20:00 | |
定休日 | 日、月、火 |
電話番号 | 03-3260-6422 |
レジ袋 | 5円 |
テイクアウトメニュー
お弁当、お惣菜のメニューは週替わりです。公式Instagramで発表されますので、行く際は要チェック。
お惣菜は1パックから購入可能。さらに量り売り(グラム単位)で買えるメニューもあるので、使い勝手抜群です。
たとえばお弁当にプラスしたり、夕飯のあと一品に買うのも良いですね。
お弁当はすぐに受け取れるのが便利です。
おかずは既に箱詰めされていて、注文後に炊きたてのご飯を盛りつけてくださいます。
さらに、店頭の冷凍自販機では、アンジェラの料理を24時間いつでも買えます。
定休日でも買えるのでこれは便利。
ここからは、私が今までアンジェラで買ったものをご紹介します。
お弁当
9種盛り合せ弁当
2021年1月に購入。9種のうち、なんと半数以上の6種がおかず、3種のご飯付き。
ここまで贅沢なお弁当は、なかなか無いでしょう。
写真の右上から時計周りに、雑穀米・白米・イワシのピリ辛煮・かぶときゅうりとシラスのサラダ・牡蠣と長ねぎの春巻・ホタテと大根の炊き込みご飯・豚肩ロースのバルサミコ煮・高野豆腐とトマトの卵とじ・蓮根もち。
3種のご飯は、白米、雑穀米、ホタテと大根の炊込みご飯。
炊込みご飯はホタテの旨味が染み渡り、上品な味わい。
炊飯器にあったら何杯でもおかわりしたい美味しさです。
牡蠣と長ネギの春巻は、長いスティック状がユニークです。
たっぷり詰まった牡蠣の風味、ネギの香ばしさが口いっぱいに広がります。
蓮根もちは外サックリ、中ふんわり。
家で作るには結構な手間がかかる料理なので、それがお弁当に付いてくるのが嬉しいですね。
特に創作的だなと感じたのが、高野豆腐とトマトの卵とじ。
高野豆腐ってこんなにジューシーなの?と衝撃を受けました。
トマトの優しい甘さ、卵のふんわりした食感など、さまざまな美味しい要素が口の中で奏で合う。
メインは豚肩ロースのバルサミコ煮。お肉の弾力を残しつつ、柔らかく煮込まれています。
ややトロミのあるソースで、こっくりとした味わい。
赤ワインの奥深い味わい、バルサミコの甘酸っぱさが広がり、まさにレストランで頂く料理です。
ぶりのゆずポン酢バター弁当
税込750円。この日のお弁当は、ぶりのゆずポン酢バター、なすと生ハムのマリネ、ブロッコリーとパプリカ炒め、玉子焼き、ひじき煮、白米&雑穀米。
ぶりはふっくらと柔らかく、皮はパリッと焼かれたジューシーな味わい。
ゆずポン酢のさっぱりした味とバターのコクが掛けあい、ご飯が進む進む!空腹にはたまらない一品です。
アジと茄子のサッパリ煮弁当
2022年9月の週替わり弁当です。税込800円。
内容は、揚げアジと青茄子のサッパリ煮、鮭入りポテトサラダ、青ネギと切干大根の卵焼き、和風コールスロー。
雑穀米も180gとたっぷり入っています。
揚げアジと青茄子のサッパリ煮は、南蛮漬けのような甘酸っぱい味つけです。
一口頂くと、ふんわりと柔らかい衣、そしてアジの風味が口いっぱいに広がります。
青茄子はトロトロに柔らかく、9月ならではの味覚を堪能できました。
鮭入りポテトサラダは、なんとマヨネーズ不使用!これは嬉しい。
さっぱりとヘルシーなお味で、じゃがいものホクホクした食感を存分に楽しめます。
所々に入った鮭の塩気、粒マスタードのピリッとした風味が良いアクセント。
「ポテトサラダは好きだけど、マヨネーズの重たさが気になる」という方(私)には理想的なポテサラ。
和風コールスローには、みょうがや新生姜、きゅうり、三つ葉などが入っています。
香りの時点ですでに美味しく、薬味好きにはたまらない一品。
こちらもマヨネーズ不使用で、食材の香りを存分に楽しめます。隠し味の味噌が、ほんのりとコクを演出。
アンジェラでは玉子焼きがよく登場しますが、毎回具沢山なのが魅力です。
青ネギと切干大根がたっぷり詰まっていて、断面からは卵の生地よりも多く見えるほど。
こんがりとした焼き目も、食欲をそそりますね。
全体的にふんわり、しっとりとした食感で、玉子焼きの美味しい要素が全て揃っています。
お惣菜
パートブリック包み
1本432円。パートブリックとはチュニジア料理の一つで、日本でいう春巻のようなもの。
アンジェラはもともとイタリアンレストランでしたが、和食や中華にもラインナップを広げ、さらにはチュニジア料理まで...!
アンジェラの料理レパートリーの広さは、いつもお客さんを楽しませてくれますね。
こちらのパートプリックには、ほうれん草、クリームチーズ、ハニーアーモンドが入っています。
ほうれん草自体が甘さのある野菜であり、ハニーアーモンドとの相乗効果で、スイーツにもなりそうな一品。
新じゃがと豚肉の白みそ和え
1パック200円。新じゃがはホクホクで、噛むとホロッと柔らかい。
白みその優しい甘さが引き立ち、豚肉と見事にまとまっています。
どこか昔懐かしく、心がホッと安心する味わい。
冷凍自販機
どれも冷凍食品のレベルを超えており、レストランで食べる味そのままです。
商品によっては、賞味期限は短めの場合もある(約2週間)ため、保存目的というよりは、食べたい時に買うのが良いかと思います。
※賞味期限は購入前に確認できません。
白桃スープと2種ジェラート
800円。まず驚いたのが、立派なパッケージ!
手土産にも喜ばれそうな、特別感のあるパッケージです。
開封すると、白桃スープ、ジェラート(ロイヤルミルクティー味・3種のチーズ味)が入っています。
白桃スープは1食分。ジェラートは容量たっぷりで、1週間は困らないほどのビッグサイズです。
パッケージの裏面には、原材料、カロリー、食べ方などが詳しく記載されています。
賞味期限は購入日から約2週間でした。
説明書によると、白桃スープは凍ったまま食べてもOKとのことですが、せっかくなので湯煎で溶かし、スープとして頂きました。
スープはぽってりとした食感で、白桃がふんだんに使われているのが分かります。
白桃は甘みが強いので、ホットジュースのような味を想像していましたが、きちんと「スープ」として成立しています。
これは新感覚!
ヨーグルトの酸味によって、白桃の強い甘さが抑えられ、前菜として楽しめるスープです。
ジェラートは白いほうが3種のチーズ味、茶色いほうはロイヤルミルクティー味です。
3種のチーズには、ゴルゴンゾーラ、パルミジャーノ、クリームチーズを使用。
チーズの風味とミルク感が一体化した、贅沢な味わいです。
最初はミルクジェラートを食べているような感覚ですが、後からゴルゴンゾーラの芳醇な風味が追いかけてきました。
ジェラートは冷凍庫から出してすぐに食べるとシャリシャリとした食感で、より爽快感があります。
少し放置してから頂くと、トロトロとなめらかな食感。
異なる2つの食感を楽しめるのは、冷凍食品ならではですね。
イカ墨のスパゲティ
800円。正式には「イカ墨を練り込んだスパゲティ・イカのワタ入り濃厚ソース」。
こちら、マイベスト冷凍食品と言っても過言ではないほど絶品でした。完食後にまた買いに行ったのは内緒です。
パスタはトレーに入っているので、お皿がなくてもそのまま食べられます。
イカ墨を練り込んだスパゲティは、綺麗な漆黒。
一口目はツルツルと入っていき、コシのあるパツパツとした食感を楽しめます。
イカ墨の深いコク、濃厚な風味を感じられ、この麺だけでも絶品です。
ソースにはアサリの出汁が入っていて、イカ墨のこっくりした味だけでなく、上品な風味をもたらしていました。
イカ、えびもたっぷり入っていて贅沢です。魚介それぞれに弾力があり、とても冷凍品とは思えないクオリティ。
さらには甘酸っぱいミニトマト、爽やかな青ネギが魚介を引き立て、まさに旨味のオンパレード。
これが800円は、マスト買い!です。
原材料表示を見ると、添加物や保存料が入っていないのが嬉しいです。
温め方は電子レンジで5分、または湯煎で9分。
我が家のレンジでは、8分で解凍されたので、解凍時間は多めに見積もったほうが良いかもしれません。
以上、私がアンジェラで買ったお料理のご紹介でした。
まとめ
アンジェラの丁寧で優しい味つけの料理に、すっかり魅了されています。
特にお弁当は至れり尽くせりな内容で、たとえば玉子焼きや春巻など、おかずの一つ一つが具沢山なのも嬉しいポイント。
料理のラインナップが豊富なのも魅力で、和洋中はもちろん、さらにはチュニジア料理まで頂けたことも(但し時期によります)。
1000円もあれば立派な食事を買えるので、一度行けばきっとリピートしたくなるでしょう。
お近くの方はぜひ行かれてみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。