乙女や参拝客で賑わう東京大神宮通りに、大正ロマン漂う居酒屋があります。
その名も「煮タリ蒸シタリこんぺいとう」。
店内はステンドグラス風の飾りにランプ、濃赤のソファー。壁はコンクリート張りで、令和の洗練さも忘れない。
女子も男子も賑わう開放感のある雰囲気で、普段とはちょっと違う自分に出合えるかも!?
オーナーは国内外で和食店を営むだけあり、料理も抜群の美味しさです。
太っ腹な料理とともにプハーッと一杯、大人の楽しみを満喫しませんか?
この記事では、煮タリ蒸シタリこんぺいとうへの行き方、メニュー、食べたもの、混雑具合などを詳しくご紹介します。
こんな時におすすめ
・大正ロマンとスタイリッシュが融合する、ニュータイプの楽しいお店に行ってみたい
・一人飲みや女子会にぴったりの、お酒も料理も美味しい居酒屋を知りたい
・土日に家族で楽しめる、メニュー豊富でカジュアルなお店を知りたい
※情報は2023年8月時点です。最新の内容は公式サイト等をご参照ください。
煮タリ蒸シタリこんぺいとうへの行き方
煮タリ蒸シタリこんぺいとうの最寄駅は、JR飯田橋駅。西口から徒歩2分です。
JR飯田橋駅西口を出たら、左に進みます。
交番、ATM、バーガーキングを通過し、横浜家系ラーメン魂心家の手前で左折。すると、大神宮通りという路地に入ります。
大神宮通りに入ってすぐ右手に、煮タリ蒸シタリこんぺいとうがあります。
住所 | 東京都千代田富士見2-2-9 |
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営業時間 | 月火水木:11:30~15:00、17:00~23:30 |
金,祝前日:11:30~14:30、16:30~24:00 | |
土:11:30~23:30 | |
日:11:30~23:00 | |
定休日 | なし |
電話 | 03-6272-4886 |
店内の様子
大正ロマンを思わせるステンドグラス風の飾り、レトロな照明が落ち着きを演出。和風のBGMにも、まどろんでしまいます。
壁はスタイリッシュなコンクリート調で、イマドキ女子の心もしっかり掴みそうな空間です。
席数はカウンター5席、4〜6名テーブルが3卓。
一杯引っ掛けるにはうってつけのカウンター席は、店員さんとの距離も近くて嬉しい。
外からカウンターの様子が分かるのも、一人飲み好きとしてはありがたいです。
メニュー
こんぺいとうでは豊富すぎるメニューが魅力。ディナーメニューはなんと70種以上!
これだけメニューが多いと、一品のクオリティはどうなの?と疑問に思うかもしれませんが、細部までこだわっていて手の込んだ美味しさなんです。
土日は終日頼めるので、昼飲みやちょっと豪華にいきたい時のランチにもぴったりです。
お得なランチメニューは、平日土日も同価格。
ハヤシライスは無性に食べたい時がありますが、他店にはなかなか無いので貴重です。
牛すじ豆腐には神楽坂「かつのとうふ」の豆腐を使うなど、食材にもこだわっています。
ドリンクは50種以上と、よりどりみどり。
価格は500〜600円と、安心して飲めちゃいます。
さらに11:30〜15:00限定で、ビールやサワーは385円に!
ビールや日本酒を片手に、お兄さんたちは当たり前のように昼飲みしていました。
カクテルや果実酒も豊富で、その時の気分に合ったお酒を楽しめます。
昼飲み&ランチ!
昼飲みする予定は全くなかったのですが、開放的な雰囲気につられて一人飲みスタート。
パイナップルサワーは腕が力むほどたっぷりで、グビグビ飲めちゃいます。
自家製・黒豚シュウマイ
シュウマイは1個単位で注文OK!麻辣やエビ入りなど、各種200円前後で楽しめます。
お店が空いている時は、定食スタイルも注文可。
定食は選べるシュウマイ4つ・白飯・キャベツと副菜・味噌汁付きで、税込1,100円です。
シュウマイ4種は肉、麻辣、柚子胡椒2つをチョイスしました。
シュウマイは注文を受けてから手包みというこだわり。さらにお肉は国産黒豚を使用。
黒豚なんて、普段の生活ではめったに食べないから贅沢感があります。
手のこんだシュウマイは20分ほどかかりますが、雰囲気あるせいろスタイルで登場。
店員さんが蓋をあけると、ぷりぷりでツヤのあるシュウマイがお目見え。
作りたて、蒸したてのシュウマイは黒豚がじゅわっとジューシー。
お酒にふさわしい絶妙なこってり感で、やんちゃな奴・・・!
私が一番好みだったのは、柚子胡椒しゅうまい。
たっぷりの黒豚が柚子の爽快感に包まれて、こってりと爽やかのループはヤミツキの味。
さらに、筍のコリコリとした食感が良いアクセント。筍はごろっと大きめで、この手作り感がまた嬉しいです。
白いエビマヨ
そもそもエビが赤いのに、「白い」とは...!?
なるほど。雪のようにたっぷりのタルタルソースが掛かっています。
エビとブロッコリーは大きな衣に包まれて、「結局みんなカロリー高いのが好きでしょ?」と声が聞こえてきそうなビジュアル。
白いエビマヨはタルタルの爽快感、衣のサクふわを楽しむ新しいエビマヨです。
サラッとしたタルタルソースは、スッキリとオイリーの絶妙なバランスがたまりません。
天ぷらのようにサックリふんわり揚がった衣とのコンビは、酒が止まらぬ罪な味。
その中毒的な美味しさに、絶対に完食するのだ!というゴールに向かって箸は全力疾走。
「半分は持ち帰らせてもらおうかな?」と思っていたのに、気づいたら完食していました。
牛すじ豆腐定食
税込950円。オーナーは地域との繋がりを大切にする方で、神楽坂「かつのとうふ」の豆腐を使っています。
器には、豆腐がドドンと鎮座。牛すじは濃いブラウンに煮込まれて、すでにおいしそう。
牛すじ豆腐は醤油のとがらないマイルドな味。
タレはサラッとした口当たりで、スープのように飲めちゃいます。
白飯にかけても、お酒のアテでも、皆んなをホッと温めてくれる美味しさです。
ぶりんと煮込んだ牛すじと風味豊かな豆腐は、お昼から満ち足りた気分にしてくれます。
たくさん食べたい方には「肉増し・牛すじ豆腐」という嬉しいメニューもあります。
牛すじ豆腐がぐつぐつと煮える姿をみたら、冬のご飯が楽しみになりました。
ベトナム揚げ春巻
税込627円。こんぺいとうは和食居酒屋ではありますが、ベトナム料理も楽しめちゃいます。
なぜなら、オーナーさんはベトナムで和食店を営んでおり、その縁で(逆輸入的に)ベトナム料理をこんぺいとうで味わえるのです。
カリッ!と良い音がするライスペーパーには、春雨や挽肉がパンパンにつまり、溢れる旨みがたまらない。
にんにくとパクチーの唐辛子オイルに浸して頂くと、キリッとしたアクセントが加わって、無限に食せる自信がわく美味しさです。
牛すじハヤシライス
税込440円。〆に嬉しいハーフサイズです。
とろとろの牛すじをツヤツヤご飯と頬張れば、玉ねぎとケチャップの甘みが広がって、コクは深いのに後味すっきり。
洋食屋さんのような昔懐かしいテイストで、きっと食べた人みんながフフッとする美味しさです。
こんぺいとうではテイクアウトできるものも多く、ハヤシライスも持ち帰れます。
お腹いっぱいの時は、ハヤシライスをテイクアウトして、翌朝に二日酔いを覚ましながら頂くのもアリですね。
以上、こんぺいとうのご紹介でした。
混雑具合
平日12:40に行った時は並んでいて、店内は学生やサラリーマン、OLで賑わっていました。
それもそのはず、この時代に税込1,000円以下で、きちんと食事を頂けるのは貴重です。
土日13:00前は空いていて、観光で来た風のお姉さん達が昼飲みを嗜んでいました。
今後も目が離せないこんぺいとう
オーナーの平野さんはアイディアマンで、新しい事にどんどんチャレンジしていきたいそう。
格安でも、舌の肥えた飯田橋OLが満足できる美味しい料理を出したいという思いを感じます。
たとえば、ランチでは夏限定メニュー、週末はカフェ営業も検討中だとか。
また、平野さんはベトナムで和食店「初詣」を経営していることから、ベトナムのお酒や食文化も取り入れたいそうです。
さらに、飯田橋の大規模再開発によって、新たに流入するであろう客層のニーズに応えるためのプランも練り中という...!
居酒屋という枠にとらわれず、世の中のニーズや他所の良いところを取り入れながら、こんぺいとうはどんどん進化していきます。
まとめ
こんぺいとうは、大正ロマンと令和が融合したニュータイプの居酒屋。
大人たちがワイワイ楽しむ開放的な雰囲気に、思わずお酒も進んじゃいます。
料理もきちんと美味しく、食事メインの利用でも充実の時間を過ごせます。
ちょっとジャンキーなおつまみは、本来の食欲が目覚める悪魔的な美味しさです。
こんぺいとうなら、軽く一杯やりたい時も、意気込んで食べたい時も、あなたの大切な食事時間を彩ってくれるでしょう。
時代と文化をハイブリッドさせ、常に新しい道を切り開くオーナーが手がける「こんぺいとう」に、今後も目が離せません!
私は次回、グァバサワーにアヒージョと卵焼き、〆にTKGとドーナツ、お土産に牛すじ豆腐を…なんて考えています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。